転職を考えている人にとって一番大切なのは「自分の市場価値」を理解することといわれます。普通に会社勤めしている人だって、市場価値を高めていかなければポジションが危ない時代です。

社会において30代、40代の方は働き盛りと呼ばれますが、その世代がちょうど通信制大学の学生のなかで高い比率を占めている年齢層と重なっているのは示唆的です。学び直しによって働きながらスキルアップすることができれば、現在の仕事に生かせるのはもちろん、転職でも大きな武器となるでしょう。

そのためにはまずキャリアプランをつくることが一番。キャリアプランとは、どんなステップでめざす自分に近づいていくかという計画です。得意分野を軸に、ほかの分野まで幅広く知識のある人を「T型人間」と呼んだりします。あなたも基本的な幅の広さと、いくつかの領域で深い知識を持つことを考えてみましょう。自分が今身に付けている教養の横幅と、深い専門性を持っている分野は何かを書いていくと、今の自分となりたい自分の姿が見えてくるでしょう。

その姿に近づくためのアプローチとして、レベルの高い人に会ってライバル意識をもったり、同じ思いの人とコミュニケーションをとるなかで、なりたい自分やキャリアアップの方向性がはっきりと見えてくるでしょう。

社会人にとって通信制大学で学ぶというのは、こうしたアプローチとして適した方法です。1回2回のセミナーに行ってみただけでは得られない幅と深みが得られ、さまざまなライバルや仲間とのコミュニケーションのきっかけになります。

通信制大学では年次ごとのカリキュラムで基礎から応用まで体系立てて学べるようになっています。学習の結果として取得できる一つひとつの単位はがんばった証。普通に会社にいるのとはまったく違う小さな成功体験を積み上げることができます。成功体験を得て自分を前に進めていくことは市場価値を高めるために不可欠なアプローチなのです。

「その他大勢」ではなく「優れた少数派」に入るために、通信制大学を活用するのは「リカレント教育」や「学び直し」が注目される今、お勧めの方法といえるでしょう。


通信制大学についてゲーム形式で学ぼう!

選択した内容に応じて分岐する「インタラクティブ動画」です。通信制大学研究所の上原教授と本村研究員が通信制大学の気になるポイントを詳しく解説します。