教員概要

高林 友美
講師 専門科目

高林 友美

TAKABAYASHI Tomomi

学位

博士(コミュニケーション論)

専門分野

教育工学、学習支援、自律的学習、コミュニケーションと学び、教育メディア

自律的学習をテーマに教育工学・教育コミュニケーションの視点から教育・研究を行う。アクティブラーニングの効果的手法や、遠隔教育を含む独学の学習支援について、Society5.0における理想形を模索している。獨協大学大学院にて博士(コミュニケーション論)取得後、山口大学大学教育機構助教(特命)を経て現職。

学生へのメッセージ

さまざまなメディアを通して対話し、学ぶことを楽しんでほしいです。
フルオンラインの大学は、学びの可能性を広げる場所のひとつです。なんとなくでも学びたいと思った人が、ここで目標を見つけて、自然に学び続けることができて、そして次のステップに向けた学習に楽しさを覚えてくれたら素敵だと考えています。
皆さんが毎学期もっと学びたいと思い、卒業する頃には多くのメディアを活用して積極的に学べる人になるようサポートします。一緒に頑張りましょう!

担当科目

教員データ

職務実績に関する事項
  • 2019年9月13日
    岩国短期大学にてFD講演「学生の自律的学習を推進するために」
研究テーマ

自律的学習をいつでも・どこでも・だれにでもできるものにするにはどうしたらいいかを日々考えています。具体的な研究として、アクティブラーニングの手法・目的の分類、離島等との遠隔教育のインストラクショナルデザイン、ICT・メディアを人間のために使うSociety5.0における学習支援の在り方等からアプローチを進めています。

所属学会

日本教育メディア学会、日本教育工学会、コンピューター利用教育学会

研究活動または実務経験
  • 2015年6月~2017年3月
    国際基督教大学 日本語教育研究センター 研究所助手
  • 2016年4月~2023年3月
    近畿大学九州短期大学 通信教育部保育科 連携校授業 非常勤講師
  • 2019年1月~9月
    山口大学大学教育機構大学教育センターYU-AP推進室 助教(特命)
研究業績【著書】
  1. 山口大学大学教育再生加速プログラム(YU-AP)アニュアルレポート2018
    共著 2019年3月 山口大学
  2. コミュニケーションとしての学び
    単著 2020年12月 風間書房
  3. 教育デザイン研究の理論と実践 (第6章 評価と省察)
    共訳 2021年2月 北大路書房
  4. Global Perspectives on Educational Innovations for Emergency Situations
    共著 2022年7月 Springer
  5. よくわかる開発学(Ⅲ-5 デジタル格差と教育)
    共著 2022年10月 ミネルヴァ書房
  6. 学び直しとリカレント教育 : 大学開放の新しい展開 (第12章 オンラインを利用した大学教育の開放)
    共著 2023年12月 ミネルヴァ書房
研究業績【論文】
  1. 自律的学習の領域横断的研究の試み -学習メディアの視点から-
    共著 2015年3月 教育研究、57号 pp.137-146
  2. Media use as an element of self-directed learning: The learning strategies and media-related behaviors of Japanese university students
    単著 2015年8月 International Journal for Educational Media and Technology, Vol.9, No.1, pp.80-82
  3. Expectations of learning media for self-directed learning: Learners’ perceptions of media choice
    単著 2017年8月 International Journal for Educational Media and Technology, Vol.11 No.1, pp.59-67
  4. MOOCの学習継続を促すための課題と展望
    単著 2018年3月 獨協大学英語文化研究 51号 pp.7-26
  5. 教授方法の可視化による授業改善についての考察
    共著 2019年7月 教育工学会研究会報告集、2019-2号、pp.19-26
  6. 発達障害の特性を持つ学生の対応と授業の UD 化の考察
    単著 2019年10月 教育工学会研究会報告集、2019-4号、pp.67-71
  7. 多肢選択式Webテストによる学習促進に関する考察
    共著 2020年12月 eラーニング研究、9号、pp.13-18
  8. フルオンラインの大学通信教育とエクステンション-ICT による学習機会の拡大-
    単著 2021年6月 UEJジャーナル、36号、pp.42-50
  9. メタバースは多様性と包摂性に資する学びの場となりうるか:サイバネティックス再考
    単著 2022年12月 eラーニング研究、11号、pp.9-22
  10. ICT learning support for neurodiversity: A case study
    単著 2024年3月 INTED2024 Proceedings pp.3523-3528
研究業績【その他】

<学会発表>

  1. Media use as an element of autonomous learning: The learning strategies and media-related behaviors of Japanese university students
    単著 2014年8月 International Conference for Media in Education(12th)
  2. 大学生の自律的学習と学習メディアのタイプ
    単著 2014年10月 日本教育メディア学会第20回大会
  3. The learning media most used by Japanese university students and their learning strategies
    単著 2015年8月 International Conference for Media in Education (13th)
  4. 学習者から見たMOOCの視聴覚教材としての「魅力」:自律的学習を促すMOOCの考察
    単著 2015年10月 日本教育メディア学会第21回大会
  5. Learning media for self-directed learning: What are the important criteria for the choice of learning media?
    単著 2016年8月 International Conference for Media in Education (14th)
  6. 多文化の学習者に応じた現代のソーシャルプレゼンス:教育の理論とメディアの実践
    共著 2016年10月 日本教育メディア学会第22回大会
  7. Self-regulated learning and socio-economic background: From the analysis of schooling history of Japanese university students
    単著 2017年3月 International Technology, Education, Development Conference (11th)
  8. 学習記録による英語学習メディア環境への気づきの促進
    単著 2017年7月 外国語教育メディア学会第57回大会
  9. Seven elements of self-directed learning for college students: From the literature review
    単著 2017年8月 International Conference for Media in Education (15th)
  10. ゲーミフィケーション要素の理論的分類: 実践事例分析から
    共著 2017年9月 日本教育工学会第33回全国大会
  11. OER提供の文化的差異:日本の教員が教材を世界に公開する難しさの考察
    単著 2017年10月 日本教育メディア学会第23回大会
  12. A self-directed learning model for learning outcome with elements of communication and media use
    単著 2018年8月 International Conference for Media in Education (16th)
  13. コミュニケーションプロセスとしての自律的学習 ―メディアのアクセスと読解に注目した学習モデル作成の試み―
    単著 2018年11月 日本教育メディア学会第24回大会
  14. eポートフォリオを活用した初年次アセスメント科目における振り返りの実践
    共著 2019年8月 mahara オープンフォーラム2019
  15. What is distance non-formal education in Society 5.0?: A case study of a remote island tutoring system
    共著 2019年8月 International Conference for Media in Education
  16. 共通教育科目のアクティブラーニングの目的分類 ―ベストティーチャーインタビューの質的分析―
    共著 2019年9月 日本教育工学会第34回全国大会
  17. 自律的学習を支援する態度の育成の試み―評価的思考を体験するFDワークショップによる事例―
    単著 2019年11月 日本教育メディア学会第25回大会
  18. 大学生の学修成果の可視化 ―プログラム運営の発展的・主体的議論を促す―
    単著 2019年12月 日本評価学会第20回全国大会
  19. 主体的な学びを促進する多肢選択式Webテストに向けて
    共著 2020年3月 日本教育工学会第36回大会
  20. What Can be More Adaptive in ICT Advanced Higher Education with Neuro-diversity?: From the Perspective of Educational Communication
    単著 2020年8月 International Conference for Media in Education
  21. テレビ会議システムにおけるライブ字幕の試行 ―内容理解のための広範な支援の課題と意義―
    単著 2020年10月 日本教育メディア学会第27回大会
  22. From COVID-19 to Adaptive Education in Times of Emergency and Crisis (I)
    共著 2020年11月 Association for Educational Communications and Technology 2020年11月
  23. 学校評価の伝え方と見せ方:コミュニカティブ・デザインの考察
    単著 2020年11月 日本評価学会第21回全国大会
  24. Online Learning Support for Neurodiversity: UDL toward SDL for Diverse College Students
    単著 2021年8月 International Conference for Media in Education
  25. How has COVID-19 affected education in Japan?: Current Status and Prospects
    共著 2021年11月 Association for Educational Communications and Technology 2021 International Convention
  26. 習わなくても使える時代の ICT 活用教育授業
    共著 2022年11月 日本教育メディア学会第29回大会
  27. モバイルアプリのプッシュ通知による 自律的学習の足場かけの考察 -言語学習アプリの多様な特性に応じた「語りかけ」分類から-
    単著 2023年11月 日本教育メディア学会第30回大会
競争的研究資金の採択歴

研究代表者

  • 2020~2024年度 学術研究助成基金助成金 若手研究
    「発達障害の特性に応じた自律的学習スタイルの解明と支援ツールの開発」
  • 2014年8月
    Young Scholar Awards (12th International Conference for Media in Education)
  • 2015年8月
    Outstanding Paper Scholar Awards (13th International Conference for Media in Education)
関連リンク

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