サイバー大学での学修の集大成として、卒業研究科目の「ゼミナール」を全学生が履修します。卒研指導教員の指導の下で、専門性のある内容について調査や研究を行います。教員ごとにテーマが決められていて、各教員につき5~20名程度のグループ単位で開講されます。他の科目と同様に、時間と場所にとらわれずに指導を受けられるため、学生と教員は一堂に会さず、オンデマンド型(非同期型)で行います。
ゼミナールの特長
輪講は、通学制の大学における卒業研究でも頻繁に用いられる形式であり、各学生が論文や書籍を読み、理解した内容を順に説明します。
演習形式の場合は、IoTのシステム構築やアプリケーション制作等、実際に手を動かしながら制作物を仕上げて、成果を発表します。発表のプレゼンテーションは動画で収録し、同じゼミ生に公開します。

Zoomを活用したリアルタイムのライブ指導を行う場合もあり、教員との距離が近い臨場感あふれる学びを体験できます。
オンラインでも双方向のコミュニケーションが充実していることから、約9割の学生がゼミナールに満足しています。

ゼミナールは教員が一方向に指導するのではなく、ゼミ生同士が学び合う形で行われます。
各学生の発表を基にゼミ生同士でディスカッションを重ねることで、理解の向上をはじめ、論理的思考力、コミュニケーション能力の向上につながります。

場所や世代を超えて深まる学生同士の絆
通学制大学と比べて交友関係が希薄になりがちな通信制大学ですが、ゼミナールでのディスカッションやZoomを利用したリアルタイムの学習交流会を通して学生同士の絆が深まります。本学には多様なバックグラウンドを持った学生が在籍しているため、ゼミ生同士で異業種交流ができるだけでなく、未就業の学生にとっては社会人学生の知識や経験から学び得ることがたくさんあります。場所や世代を超えた友情は通学制大学では味わうことができない一生ものの財産です。

ゼミナールのテーマ例
ゼミナールに取り組んだ卒業生の声
「私のIoTプロトタイプ構築法」ゼミナールでIoTシステムの基本系を再現
鵜池 久弥さん
ゼミナールでは、IoTのプロトタイプ(試作機)を製作しました。私はIoT初学者で電子工学の知識もなかったので、IoTシステムの基本系の再現をめざし「私のIoTプロトタイプ構築法」に取り組むことにしました。

「子どもがより良い将来選択をできるように」キャリア教育をテーマに研究
野口 千里さん
「キャリア教育」をテーマにしました。サイバー大学に入学する前にキャリアカウンセラーの資格を取っていたので、その経験を活かすことにしたのです。実際に親子で学ぶキャリア教育のワークショップを開き、参加者にアンケートを実施、子どものキャリア教育を行うことが、母親自身のキャリア観にいかに影響するかをまとめました。

卒業研究紹介
本学学生による卒業研究科目(特別研究)の研究タイトルをご紹介します。 ※2023年度秋学期入学者までを対象に開講