「子どもがより良い将来選択をできるように」キャリア教育をテーマに研究

「子どもがより良い将来選択をできるように」キャリア教育をテーマに研究

卒業研究社会人学生卒業生営業・販売女性50代以上

  • 機械器具卸売業/営業

    野口 千里さん

  • キャリア教育  事業計画  

サイバー大学に入学したきっかけを教えてください

エレベーターやベルトコンベア等に使用する「減速機」といった産業機器の販売に従事しています。また、営業部内での業務改革や改善、システム開発にも携わっています。最初の仕事は不動産業でしたが、結婚を機に再就職を経て、現在の会社に就職しました。

高校を卒業してすぐに就職したこともあり、いつかは大学で学びたいと思っていました。子どもたちが少し手を離れるようになった頃、会社の福利厚生でキャリアカウンセリングを受ける機会が訪れました。カウンセラーの方に大学進学を相談したところ、「今が大学に行くよい時期ではないか」とアドバイスされました。もともと経済学を学びたかったということと、産業機器の業界でもIT化が進んでいるということもあり、ITとビジネスを体系的に学ぶことができるサイバー大学に入学しました。

入学して感じたことはありますか?

授業を自宅で受けることができるため、通勤時間や自由な時間を活用して学ぶことができ、非常に楽しいと感じました。特に最初の2年間は基礎的な内容で、通勤時間を使ってたくさん学ぶことができたため、充実した時間を過ごすことができました。また、ゼミナール等に参加して刺激を受けたことも、大学生活を豊かにしてくれました。

ゼミナールはどのように選びましたか?

ゼミナールでは自身の業務に直結するものを選び、学んだことを活かして事業計画を立ててみたいという思いがありました。さまざまなゼミがあるなかで、経済学の授業がとても分かりやすくて「これはこういうことだったのか!」という発見が多く、内容が自分の希望に合っていたことから、石川先生のゼミナールを選びました。

ゼミナールでの活動内容を教えてください

輪講形式で、「労働生産性の向上」に関する本を読んで、ゼミ生でパートを分担して資料を作り発表しました。それに対してオンライン上でディスカッションをするのですが、私の知らない世界の話や思いもよらない質問が飛び出し、そこから学ぶことがたくさんありました。特に地域産業についてのハイレベルな分析を共有してくれた方や、ディスカッションで出たアイデアをすぐに実行に移した行動力のある会社経営者の方等が印象に残っています。石川先生は、学生が興味を示したことにすぐに反応し、ディスカッション中、いつも大切なところで素早いサポートをしてくださいました。

最終レポートについて教えてください

実際に事業計画を立てる最終レポートは、石川先生にアドバイスをいただき、「キャリア教育」をテーマにしました。サイバー大学に入学する前にキャリアカウンセラーの資格を取っていたので、その経験を活かすことにしたのです。実際に親子で学ぶキャリア教育のワークショップを開き、参加者にアンケートを実施、子どものキャリア教育を行うことが、母親自身のキャリア観にいかに影響するかをまとめました。

大学で学んだことで活かせていることは?

ゼミナールで得た知識は仕事にも直接活かされており、実際に勤務先の会社の事業計画書を4本作成しました。取扱製品の販売戦略に関して内部要因や外部要因を列挙し、そこにどうアプローチしていくかを体系化してみたのです。すると、次に何をやるべきかが分かるようになり、課題に対する自分自身の行動も広がりました。ゼミナール以外に、経営学やプロジェクトマネジメント等の授業から得た知識も事業計画書に反映しました。また、統計学の勉強を通じて自分はデータベースが好きであることを発見しました。独学で作成したデータベースを授業で学んだSQLの知識を基に作り直す等、さまざまな実務に活かすことができるうえに、興味の幅も大きく広がりました。

入学検討者にアドバイスをお願いします

サイバー大学は学びの環境が充実しており、モチベーションの高い仲間たちとともに成長できる素晴らしい環境です。学ぶことは自己成長につながり、実践的なディスカッションや事業の創造を通じて学んだことは仕事で活用することもできます。私は大学に入学し、パズルのように学びのピースを集めていくことで、可能性が広がっていくことを実感できました。これから入学される方も、ぜひ学ぶことで選択肢を広げてほしいと思います。

※掲載している内容はインタビュー当時の情報です。