教員概要

大江 信宏
教授 専門科目

大江 信宏

OHE Nobuhiro

学位

博士(工学)

専門分野

サービス構築基盤技術(主としてIoT)、組み込みソフトウェア、機械学習

大手電機メーカにおいてシステムエンジニア、ソフトウェア開発技術者、マネージャーと立場を変えながら、顧客向けシステムや、コンピュータやソフトウェア製品開発を行ってきた。NPO法人「M2M・IoT研究会」では、IoTやAI分野の研究や企業人向け教育に現在も取組み中。2018年からは東海大学の教授として、文科省プロジェクトenPiTの組込みシステム教材開発やPBL(Project Based-Learning)教育等を行い、2021年4月より現職。企業・大学での経験を活かし、人材の育成に取り組んでいる。

学生へのメッセージ

ITの分野の進歩はめざましく、いろいろなものがインターネットに接続されるIoT(Internet of Things)が当たり前になってきました。データがたくさん集まってくるとその分析・活用にAIを使うことが当然のようになってきています。1つ1つの技術はそれらがうまく組み合わされることで、より便利になっていきます。実際に使ってみて、作ってみて、仕組みや上手な活用法をより深く理解することで、いろいろなニーズに応用できるより豊かな発想が可能になります。より高度なITエンジニアを目指している方はもちろん、ビジネスにIT力を活用したいと考えているみなさん、いっしょに「プロトタイピング」やりませんか。

担当科目

教員データ

教育能力に関する事項

1.大学での教育実績

  • 関東学院大学経済学部非常勤講師
    「Visual Basicプログラミング」、「Excelプログラミング」、「インターネットプログラミング」を担当
    1996年4月~2008年3月
    「インターネットプログラミング」を担当
    2009年4月~2022年9月
  • 芝浦工業大学大学院理工学研究科 招待講師
    「Embedded System Engineering」を担当
    2015年11月、2016年11月
  • 芝浦工業大学大学院理工学研究科 非常勤講師
    「Embedded System Engineering」を担当
    2017年10月~2021年3月
  • 東海大学情報通信学部組込みソフトウェア工学科 教授
    「入門ゼミナール」「組込みシステム基礎実験」「プロジェクト管理」「プロジェクト基礎1」「プロジェクト基礎2」「「組込み開発プロジェクト1」「卒業研究1」「卒業研究2」を担当
    2018年4月~2021年3月

2.その他研修指導実績

  • 関西電子情報産業協同組合(KEIS)主催 「プロトタイプシステム構築によるIoTシステム研修講座」講師
    2017年11月4日~2018年2月17日(各回6HR/全6回)
  • 静岡大学情報学部 先端情報学実習(知的IoTシステム創出講座) 講師
    2017年12月(各回4HR/全2回)
  • 岩手県立大学令和3年度高度技術者養成講習会 「RaspberryPiを活用したIoTハンズオンセミナー」
    2021年12月7日(6HR)
  • 組込みシステム産業振興機構「組込み適塾」 実装演習「クラウドセンシング」講師
    2022年9月26日、10月5日、6日(各日9:30~17:30)
  • 関西電子情報産業協同組合(KEIS)主催  「AI実践研修講座」講師
    2022年11月19日~2023年3月11日(各回6HR/全6回)
職務実績に関する事項
  • 静岡県工業技術研究所からの外部研究員受託
    「IoT導入支援のための技術拠点と先進事例モデルの構築」におけるポータブルIoT導入パック製作業務企画提案の審査
    2019年11月
  • アイピーカレッジセミナーで講演「AI時代の仕事・教育」
    2020年1月
  • enPiT FD研修会で講演「実機およびプログラミングなしの組込みシステム開発リモートPBL」
    2020年12月
研究テーマ

AI新教育法の研究

AI新教育法の研究:AIの人材育成において、AIを活用できる人材の育成のために、AI・機械学習のいろいろな方式を実際に作りながら学ぶAI実習型教育法を研究している。またロボットのデジタルツインに関する研究を開始している。

所属学会

情報処理学会、電気学会、日本ソフトウェア科学会、日本工学教育協会

学会・社会活動
  • 2021年5月~2023年6月
    日本工学教育協会 工学教育のデジタライゼーションとデジタルトランスフォーメーションの調査研究委員会(工学教育DX 委員会)/委員
  • 2023年6月~
    日本工学教育協会 教育の質保証・向上策のまとめと普及調査研究委員会/委員
研究活動または実務経験
  • 2017年6月
    NPO法人M2M・IoT研究会 理事
研究業績【論文】
  1. 保守技術者の移動先作業を支援する電話・PC融合システムとその実装評価
    共著 査読有 2014年10月 電気学会論文誌C(電子・情報システム部門誌) Vol.134 No.10 pp.1566-1576
  2. IoTプロトタイプシステムの第三者視点からの検証方式とその実装評価
    共著 査読有 2015年8月 電気学会論文誌C(電子・情報システム部門誌) Vol.138 No.6 pp.743-754
  3. 業務システムにおけるスマートデバイスの多様性に対応したWebアプリケーション自動生成機能と実装
    共著 査読有 2015年8月 電気学会論文誌C(電子・情報システム部門誌)Vol.135 No.8 pp.1017-1027
  4. M2Mのプロトタイプ構築によるものづくり教育システムの提案と実践
    共著 査読有 2015年11月 電気学会論文誌A(基礎・材料・共通部門誌)Vol.135 No.11 pp.655-665
  5. A Method of Prototype Construction for the Active Creation of IoT Application Ideas and Its Evaluations
    共著 査読有 2016年5月 International Journal of Internet of Things 2016, 5(1) pp.1-8
  6. 不具合の推定を含んだシステム製品における第三者検証とその実装評価
    共著 査読有 2016年6月 電気学会論文誌C(電子・情報システム部門誌)Vol.136+D20 No.6 pp.868-880
  7. A new structure of Networked Control System using Time Stamp
    共著 査読有 2016年6月 International Journal of Networksand communications of Scentific & Academic Publishing vol.6 No.1 6P
  8. Idea Creation using Stepwise Construction of IoT Prototype System and Its Verification Evaluation
    共著 査読有 2017年6月 International Journal of Internet of Things of Scentific & Academic Publishing 91-97
  9. アイディアに基づくM2M IoT プロトタイプシステム構築法の提案と実践
    共著 査読有 2017年10月 電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌)Vol.137 No.10 pp.1402-1413
  10. IoTにおけるセンサ技術教育プログラムの提案とその実践評価
    共著 査読有 2018年1月 日本工学教育協会 工学教育 Vol.66 No.1 1_95 - 1_101
  11. 分野別IoT教育カリキュラムの提案
    共著 査読有 2018年1月 日本工学教育協会 工学教育 Vol.66 No.1 1_46 - 1_53
  12. 文系学生へのM2M プロトタイプシステム実装教育カリキュラムの提案と評価+D19
    共著 査読有 2018年1月 日本工学教育協会 工学教育 Vol.64 No.1 26-32
  13. IoTプロトタイプシステムの第三者視点からの検証方式とその実装評価
    共著 査読有 2018年6月 電気学会論文誌C(電子・情報システム部門誌)Vol.138 No.6 pp.743-754
  14. グローバルProject-Based Learning -ドローン制御ソフトウェア開発を通して
    単著 査読無 2019年7月 情報処理学会誌 Vol.60 No.8 pp.718-721
  15. IoT/AIを各分野で使える人材育成の取り組み:プロトタイプ構築法と分野横断PBL
    共著 査読有り 2019年9月 工学教育研究講演会講演論文集 2019(0) 368-369
  16. オープン環境によるIoTプロトタイプ構築の取り組みと適用事例
    共著 2022年3月 サイバー大学eラーニング研究(特別号) pp.1-62
  17. グローバルPBLとサイバーフィジカル空間への拡大-理工系でのオンライン国際協働学習 (COIL) の現状と今後
    共著 2022年5月 工学教育 70(3) 3_9-3_14
  18. UX デザインに基づくAI ニーズ抽出法を活用したAI 研修コースの提案と営業スタッフ向け実習評価
    共著 査読有 2022年7月 電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌) Vol.142 No.7 pp.719-728
研究業績【その他】

国際会議

  1. A Proposal of Prototyping Method for IoT System using Open Hardware/Software and its Applications
    共著 2016年 The International Conference on Electrical Engineering 2016 (ICEE2016)
  2. An Early Detection System for Dementia using the M2M/IoT Platform
    共著 2016年 20th International Conference on Knowledge Based and Intelligent Information and Engineering Systems, Procedia Computer Science 96

学会発表

  1. データベースの関連定義に結びつけたソフトウェア自動生成機能
    単著 2013年9月 電気関係学会東海支部連合大会
  2. 音声認識機能とテキスト読み上げ機能を使用した遠隔見守りシステム
    共著 2014年3月 第76回情報処理学会全国大会
  3. M2M普及のための教育活動の実践と課題
    共著 2014年3月 第76回情報処理学会全国大会
  4. ISVのバージョンアップの影響を回避し保守性を向上するアプリケーション構築基盤の提案
    共著 2014年3月 第76回情報処理学会全国大会
  5. 発想から構築につなげるM2M/IoTプロトタイプシステム構築法
    共著 電子情報通信学会・情報処理学会第15回情報科学技術フォーラム(FIT2016)
  6. Chat Botを活用した農業モニタリングシステム「IoTOMATO」の開発
    共著 2017年9月 情報処理学会・電子情報通信学会第16回情報科学技術フォーラム(FIT2017)
  7. ESSロボットチャレンジ2018
    共著 2018年8月 情報処理学会組込みシステムシンポジウム
  8. ARマーカを用いた経路選択を行うための自律走行制御の検討
    共著 2019年2月 第81回全国大会
  9. 多様な教育ロボット向けライブプログラミング環境の試作
    共著 情報処理学会組込みシステムシンポジウム2019
  10. ESSロボットチャレンジ2019
    共著 2019年 工学教育研究講演会
  11. IoT / AIを各分野で使える人材育成の取り組み:プロトタイプ構築法と分野横断PBL
    共著 2019年 工学教育研究講演会
  12. グローバルProject-based Learningにおける組込みソフトウェアのモデル駆動開発と適用評価
    共著 2020年9月 日本ソフトウェア科学会第37回大会
  13. プロトタイプ構築法を基にした分野別応用アイディア創出のIoT教育法の提案と実践評価
    共著 2021年8月 電子情報通信学会 SIWM研究会
  14. 応用プロトタイプ構築による実習型 オンライン ディープラーニング教育方式とその実践評価
    共著 2021年9月 電気学会 電子・情報・システム全国大会
  15. 応用プロトタイプ構築による実習型オンラインディープラーニング教育方式とその実践評価
    共著 2021年9月 電気学会電子・情報・システム部門大会
  16. 複数企業の技術者向けAIオンライン実習教育手法と実践評価
    共著 2021年9月 電気学会電子・情報・システム部門大会(Web)
  17. サイバーフィジカル連携でのプロトタイプ開発によるIoT教育法の検討
    共著 2022年9月 工学教育研究講演会講演論文集

寄稿

  1. 巻頭言 AIのすそ野を拡げるAI人材育成
    単著 / 2019年8月 / 三菱電機技報
特許
  1. 発明の名称:整合性チェックシステムおよび整合性チェック方法および整合性チェックプログラムおよび管理情報作成システム
    出願番号:特願2003-190792
    公開番号:特開2005-25543(P2005-25543A)
    公開日:平成17年1月27日(2005.1.27)
  2. 発明の名称:ソフトウェア開発ツールを用いたアプリケーション開発システム
    出願番号:特願2002-71805
    公開番号:特開2003-271382
    公開日:平成15年9月26日(2003.9.26)
  3. 発明の名称:商品注文システムおよび商品注文方法
    出願番号:特願2000-385913
    公開番号:特開2002-189873
    公開日:平成14年7月5日(2002.7.5)
  4. 発明の名称:電子情報担体の使用管理システムおよび使用管理方法
    出願番号:特願2000-371810
    公開番号:特開2002-175490
    公開日:平成14年6月21日(2002.6.21)
  5. 発明の名称:プログラムロジック自動生成装置
    出願番号:特願平8-47581
    公開番号:特開平9-244882 /
    公開日:平成9年9月19日(1997.9.19)