
「困難を抱える人々を支えたい」恩師の指導で拓けた公務員への道
就職専業学生卒業生その他男性20代
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厚生労働省
柴田 和哉さん
卒業後の活躍 公務員
サイバー大学に入学するまでの経緯を教えてください

大学受験に失敗し、さらに高校卒業後に交通事故に遭うという不運が重なりました。その影響で外出に恐怖を感じるようになり、人との関わりを避け、インターネットを通じて情報を得る日々が数年続きました。進むべき道が見えないなか、ふと目にしたインターネット広告で、ITとビジネスをフルオンラインで学べるサイバー大学の存在を知りました。「今の自分にもできることがあるかもしれない」と興味を持ち、すぐに両親に相談すると、快く背中を押してくれました。その後、迷うことなく出願を決意し、2020年10月に秋学期生として入学しました。
サイバー大学を選んで良かったと思うところを教えてください
最も大きな変化は「自分にもできる」「もっと挑戦したい」という前向きな気持ちが生まれ、あらためて学ぶ楽しさを実感できたことです。大学での学びにより、新しい知識を得るだけでなく、自らの意思で行動する力や論理的思考力が身に付き、自信を持てるようになりました。また、大学公式コミュニティを通じた学友との交流をきっかけに、学生同士の勉強会を運営したり、学外でも友人やアルバイト先の同僚と関わったりする機会が増え、コミュニケーションの楽しさを再認識できました。サイバー大学に入学したことで、人生が大きく変わったと実感しています。
受講したなかで印象に残っている科目はありますか?
特に印象に残っているのは、教養科目の「マインドフルネス入門」です。受講したことで心身のバランスを整えることの大切さを実感し、今では瞑想とジャーナリングが習慣になっています。ジャーナリングでは、日々の目標やタスクをノートに記録し振り返るとともに、いただいた助言や支えへの感謝も書き留めるようにしています。専門科目では、「経済学入門」が印象に残っています。この授業を通して経済学の面白さに気付き、最終的には担当の石川先生のゼミナールを選択し、専門的な学びを深めることができました。

就職活動について教えてください
サイバー大学は卒業後に就職するという一般的な流れだけでなく、働きながら学べる環境が整っています。そのため、私自身も「とにかく早く社会人として働いてみたい」という気持ちが強くありました。ハローワークや自治体のしごとセンターに相談した際、職員の方がとても親身になって対応してくださったことで、不安が解消され、一歩踏み出す勇気を持つことができました。この経験を通じて、私と同じように困難を抱える人々を支える仕事がしたいという想いが強まり、最終的に社会福祉や労働環境の整備を担う厚生労働省を志望するようになりました。ゼミナールの際に石川先生に公務員試験を受けていることを伝えたところ、模擬面接を提案していただきました。複数回にわたる模擬面接や面接カードの添削を受けることができ、大変お世話になりました。多方面からの手厚いサポートのおかげで、無事に公務員試験に合格し、厚生労働省から内定をいただくことができました。
現在のお仕事内容を教えてください

厚生労働省では、主に行政情報システムに関する分野の業務に従事しており、最適なシステム構築の方法や必要な環境整備について日々検討を重ねています。大学で学んだITの知識、プロジェクトマネジメント力、問題解決能力が、現在の業務に直結していると実感しています。また、「ロジカルシンキング」等の教養科目で得た学びも、社会に出てから活かされていると感じます。卒業した今、あらためてサイバー大学の教養科目の充実ぶりに気付かされました。
今後の目標について教えてください
将来的には、労働分野へも活躍の場を広げつつ、地元にも目を向けていきたいと考えています。かつて自分を支えてくれたハローワークや自治体のしごとセンターの職員の方のように、今度はサポートをする側となり、不安を抱える人々が一歩踏み出すための力になりたい。それが私の最終的な目標です。
入学検討者にメッセージをお願いします
フルオンラインの学習環境に不安を感じる方がいるかもしれませんが、サイバー大学にはサポートしてくださる先生や職員、そして切磋琢磨できる仲間がいます。一歩踏み出せば、新たな可能性が広がります。自分の気持ちを大切にして、ぜひ挑戦してみてください。

※掲載している内容はインタビュー当時の情報です。