「ビジネスコンテストで優秀賞」災害・貧困・孤立から人々を救うため起業を決意

「ビジネスコンテストで優秀賞」災害・貧困・孤立から人々を救うため起業を決意

キャンパスライフ専業学生在学生その他女性20代

  • 「キャリアゲートウェイ2024」ビジネスコンテスト 優秀賞

    川本 真瑳さん

  • ビジネスコンテスト  起業  

サイバー大学に入学した経緯を教えてください

大学受験勉強の最中に急な病気により入院せざるを得なくなり、オンラインによる学習を始めることになりました。入院中、分からないことを無料で質問できる受験生コミュニティを通じて他人と交流したことで、孤独を感じずに勉強できることの大切さを知りました。そのことから、インターネットを活用して孤独を無くし、人とのつながりを提供できる環境を作りたいという思いを抱くようになりました。ITを活用すればこのビジョンを実現できるかもしれないと考え、ITやビジネスが専門的に学べるサイバー大学への入学を決意しました。

大学で印象に残っている科目を教えてください

「Web入門」が特に印象に残っています。授業動画内でコードとそれに応じたブラウザ上での結果が確認できるように工夫されていて、受講後は毎回のようにプログラミングへの意欲が湧きました。さらに、「プロジェクトマネジメント入門」では、段取りの例えが面白く、計画的に物事を進めるスキルを身に付けられました。また、英語科目では「CU ENGLISH」を活用し、グループレッスンに積極的に参加しています。最初は緊張して全く話せませんでしたが、海外の先生方の温かいサポートのおかげで、次第にリラックスして会話を楽しめるようになりました。

サイバー大学を選んで良かったと思うところを教えてください

オンラインでもつながり持てる環境が良かったです。職業体験の一環として参加した学内イベントではグループワークを通じて学友ができました。また、先生方との距離も近く、授業で分からないことがあればメールや掲示板で気軽に質問できます。しっかりとした回答をいただけるので、学びが深まっていくのを感じています。自分を認めてくださる先生や学友のおかげで、何事にも自信を持って取り組めるようになりました。

サイバー大学のサポートは利用していますか?

授業サポートはもちろんのこと、キャリアサポートも活用しています。目標が定まっていなかった頃に、キャリアサポートセンターの方から面談を通じて適切なアドバイスをしていただき、大学生活の道筋を作ることができました。また、その方の紹介を通じて、学生テックコミュニティの「PlayGround」にも参加しました。データサイエンスコースを修了し、GitHub とPythonの基礎文法等を一つひとつ学習することができました。最終課題では、チームを組んで発表を行い、皆で何かを成し遂げるという喜びを得られました。大学のキャリアサポートがなければ、こういった体験はできなかったと思います。

「キャリアゲートウェイ2024」ビジネスコンテストについて教えてください

アイデアを出す方法を学びながら企画を立てられるので、このコンテストに応募しました。私は人とのつながりの温かさを知って孤独から解放された経験があるので、コンテストでは災害時の物資不足や孤独を解消する「Help+ENプロジェクト」を企画しました。アンケート調査を行ったり、「PlayGround」や大学の仲間の協力を得ながらアプリのプロトタイプを作成したりしました。数か月にわたる企画のブラッシュアップの末、ついにグランプリファイナルイベントに進出。そこでのプレゼンの結果、優秀賞をいただくことができました。忘れられないのは、能登半島地震で被災された方やコンテスト参加者の方から「ぜひこの企画を実現させてほしい」と背中を押していただいたことです。この励ましによりアプリ企画への思いが一層強くなり、今度は私が支え、助けたいと決意を新たにしました。

今後の目標がありましたら教えてください

在学中に「Help+ENプロジェクト」を通じて、災害・貧困・孤立から多くの人を救うために起業したいと考えています。南海トラフ地震はいつ起こるか分かりません。一刻も早くプロジェクトを実現するためにも、大学の先生や各サポートスタッフの方、学友の支援を受けながら、起業に向けて活動していくつもりです。

さらに、ビジネスコンテストを経て、人ぞれぞれに合ったサービスを提供することの重要性も痛感しました。一人ひとりに寄り添った支援には、AI技術の活用が不可欠だと考えています。実現するためにも、大学でAI分野と起業分野のゴールドバッジ取得に向け、学びを進めていきたいと思います。

入学検討者の方へ向けて、メッセージをお願いします

入学する前、私は人との関わりを避けていました。しかし、合格が決まった後、大学のコミュニティや職業体験に参加し、ここなら居場所があるという安心感が生まれました。サイバー大学は、否定されることも、馬鹿にされることもない温かい環境です。先輩方は「初めまして」とコミュニティに書き込むと「よろしくね!」と迎えてくれ、先生方は夢を話すと応援してくれます。学びたいという意欲や未来へのイメージ、人の役に立ちたいという想いを持つ皆さんが、自分らしくそれを表現することで、より生きやすい社会が実現するのではないかと思います。サイバー大学であなたらしさを表現し、共感してくれる仲間とぜひ出会ってください。
※掲載している内容はインタビュー当時の情報です。