「アナログな子育て環境を変えたい」ITとビジネスを学び在学中に起業

「アナログな子育て環境を変えたい」ITとビジネスを学び在学中に起業

キャリアアップ社会人学生卒業生起業・経営女性40代

  • MamaLeaf株式会社 代表取締役

    豊福 鮎美さん

  • 起業  子育て  

サイバー大学に入学するまでの経緯を教えてください

産後、育児をするなかで直面したアナログな子育て環境にもどかしさを感じることが多々ありました。例えば、役所から届く様々な書類に手書きし、それを複数の関係機関に提出する手続きは、特に子育て中の親にとって大きな負担となりがちです。こうした経験から「テクノロジーでこのような課題を解決できないか?」と考えるようになりました。

その後、サービスの実現化を心に決め、必要な知識を学ぶために進学を決意しました。進路を検討するなかで、プログラミング等の専門学校も候補に挙がりましたが、「ITの分かる起業家」をめざすためには、ITとビジネスの両方を学べる環境が必要だと判断し大学進学を選択。さらに、子育て中や地方在住であっても、いつでもどこでも受講できるフルオンラインの学習環境なら、育児も学業も自分らしく両立できると考えてサイバー大学に入学しました。

大学でどのようなことを学んでいましたか?

起業や経営に関するビジネス系科目を中心に履修しました。「事業創造詳論」は、事業計画を立てるうえで実践的な授業内容で、自身のビジネスモデルをもとに事業計画書を作成しました。何度も練り直すことで、計画の曖昧だった部分に具体性が増し、関係者にも伝わりやすい内容にブラッシュアップできたと思います。さらに、興味があったプログラミングや数学系の科目も積極的に履修。苦戦することもありましたが、繰り返し学ぶことで、エンジニアとのやり取りや開発プロセスに必要な知識を身に付けることができました。「何のために学び、それをどう活かすか」を明確にし、インプットとアウトプットを繰り返すことで、自分がめざす起業家としての土台を着実に築いていけたのだと感じています。

サイバー大学を選んで良かったと思うところを教えてください

全国各地にいる仲間たちと学ぶことで、たくさんの刺激や発見が得られたことです。大学公式コミュニティを利用して起業サークルを立ち上げ、エンジニアや経営者、マーケティングの専門家等、多様なスキルを持つ学生と積極的に意見交換ができたのも非常に良い経験でした。社会人学生を中心としたこのサークルでは、起業に関する相談や、ディスカッション、アンケートへの協力等をメンバー同士で行い、定期的にオンライン上で交流しました。また、「オンライン文化祭」「IoTデバイスを使用したミニ運動会」等の企画・運営も行いました。海外在住の学生や卒業生を含めてオンライン上でデジタルツールを駆使してのイベント進行をマネジメントすることは大変でしたが、オンラインコミュニケーション、コミュニティ運営に必要な知識を得る機会となりました。ここでの仲間たちとの出会いは大きな財産となり、卒業後も私を支え続けてくれています。

今後の目標を教えてください

在学中に、念願だった子育て環境のIT化を実現するための会社を設立しました。地域の中小企業様向けWebマーケティングやSNS運用のサポートを通じて、事業の幅を広げるとともに、地域社会の発展にも貢献できるよう努めています。さらに、大学で得たネットワークを活用し、サービスの改善や新たなプロジェクトの推進にも取り組んでいます。将来的には大学院への進学も視野に入れ、さらに専門的な知識を深めることで、事業を次のステージへと押し上げたいと考えています。

入学検討者にメッセージをお願いします

サイバー大学は、子育てや仕事と両立しながら自分のペースで学びを進められる環境が整っています。また、ITやビジネスを体系的に学べる点も大きな魅力です。そして、大学コミュニティ等を積極的に活用することで、全国各地の多様なバックグラウンドを持つ意欲的な方々と知り合うことができます。ここでの出会いは今後の財産になるでしょう。もし進学を迷っている方がいれば、自分の将来を具体的にイメージし、その未来に必要な知識やスキルを得るための選択肢として検討してみてください。サイバー大学は、その一歩を後押ししてくれる場所だと思います。
※掲載している内容はインタビュー当時の情報です。