高卒で社会人を経験したからこそ気付けた「学生生活の価値」

高卒で社会人を経験したからこそ気付けた「学生生活の価値」

専業学生在学生キャンパスライフその他男性20代

  • 専業学生

    鈴木 拓弥さん

  • 学生交流  社会人から学生へ  

入学したきっかけを教えてください

工業高校を卒業後、地元の富山県で就職し紡績工場で3年近く働いていました。何か不自由があったわけではありませんが、変わらない日々を過ごすなかで、何十年後の未来を想像したときに、人生を楽しめている姿がイメージできず、このままでいいのかと考えるようになりました。ですが、キャリアチェンジをめざすにしても、高卒で工業系の資格しか持っていない状態では大きな変化は生まれないと思い、大学に進学するという選択肢を考えるようになりました。

高卒から大卒になること自体に可能性を感じていたのと、単純に学生生活を送りたいという願望もありました。19歳で社会人になってからの約3年間で、学べる環境があって、友達がいて、時間をかけて何かに打ち込める日々がとても貴重だったことに初めて気が付いたんです。高校生だった当時は将来についてよく考えずに、流れで就職してしまったなと。これからの人生の可能性を広げるために、大学生になることを決めました。

サイバー大学を選んだ理由は何ですか?

漠然とですが、当時ITエンジニアになりたいと思っていたので、ITの分野が学べる点と、志望動機書などによる学習意欲を重視した選考という点が私にマッチしていました。また、通学制ではなく通信制であることも決め手となりました。これまでの人生においても、インターネットで交流する機会が結構ありました。15〜16歳の頃は都会に憧れていて、東京の人と交流したり、ゲーム友達がいたり、よくオフ会などもやっていました。そのため、サイバー大学でも良好な人間関係を構築し、楽しい時間を過ごせるという自信がありました。

サイバー大学の魅力はどういうところだと思いますか?

全国各地に多様な学生がいることです。通学制に馴染めなかった人や、コンプレックスを抱えた同じ悩みや志を持つ仲間もいて、素の自分を出せる友達ができました。オンラインでできた友達は距離を超えた関係ですので、今後住む拠点を変えても関係が変わらないところが良い点だと思っています。

また、時間と場所にとらわれない強みから、居住地を転々としながら学習することができるのも魅力のひとつだと思います。2年次の時に地元を離れ、大学の同級生と神奈川でのルームシェアを始めました。現在は都内の100人規模の大型シェアハウスで生活しています。多くの人と交流しながら生活する日々はとても新鮮で貴重な体験になっています。

学内の同級生や学友とどのような交流を図っていますか?

Zoomを使った交流会やSNSをきっかけにつながり始めました。今では仲の良いメンバーができ、こんなイベントをやってみよう、こんな会をZoomで開催しようといった感じで一緒に何かを企画したり、Discordで雑談やゲームを一緒にしたりして過ごしています。年に数回、全国各地のメンバーで集まって旅行に行くこともあります。

本学での学びを通じて得られたものはありますか?

将来就きたいと思う、IT系エンジニアの専門知識を学べたことが大きいです。入学当初は、ITの専門知識が学べる専門科目こそ社会人になってから役に立つと思っていましたが、一見進路に関係のないように思える教養科目が自分の視野を大きく広げてくれたとも感じています。例えば、日常のちょっとした会話の中で「心理学入門」や「コミュニケーション論」で習ったポイントを思い出して、実際に取り入れることで人間力が底上げされていると感じます。興味のない分野でも「無駄だ」と決めつけず、今後も広い世界に目を向けていこうと思っています。

今後の目標を教えてください

入学当初の第一目標であった「交流」の部分は達成することができたので、もう一つの目標であるIT分野の仕事に就くことを達成できたら、自分の中で大学生活は100点になると思っています。インターンに参加したり、サイバー大学の社会人学生の方々やシェアハウスの同居人からアドバイスを貰ったりしながら就職活動に向けて準備を進めています。

また、大学生活を通して大事にしていきたい仲間の存在に気が付きました。自分は仲間が困っている時に力を貸せるような頼り甲斐のある大人をめざしています。その為にも目の前のことに常に全力でありたいと思います。

※掲載している内容はインタビュー当時の情報です。