働きながら確実にステップアップできる学びの場として、私は通信制大学で学ぶことを選びました。さまざまな大学のことを調べるうちに、大学によってスクーリングの有無が異なるということがわかり、仕事と両立するためにはフルオンライン大学が最適という結論に至りました。サイバー大学はこういった大学としての仕組みだけでなく、学べる内容も合致していたため、入学することを決意しました。

サイバー大学の授業はオンデマンド形式であるため、時間割が決められているわけではありません。2週間程度の出席期間内であればいつでも受講できるため、時間に拘束されることはありません。都合に合わせて自分の時間割を作ることができ、勉学との距離感がちょうどいいと感じています。

また、私は最終学歴が専門学校卒なので、3年次に編入学しました。そのため、教養科目のほとんどが入学時に単位認定されています。その分、初学期から専門科目の受講が集中することになりましたが、それ以上に学ぶ楽しさを実感しています。学ぶにつれて身近にあるさまざまなモノにITが組み込まれていることを知るようになり、取っつきにくいと感じていたITのイメージがガラリと変わりました。

「基礎英語Ⅰ・Ⅱ」は英語が苦手な私にとって試練のような科目であり、どの科目よりも勉強したと思います。この科目では「CU ENGLISH」というサイバー大学独自の教材が使われていて、Web会議スタイルで海外の先生と英語で会話をするグループレッスンなどがあります。

苦手を克服するためには人よりも学習しなければならないと思い、英語担当の先生に相談したこともあります。その際、英語を耳に慣らすことが大切だと教わり、通勤時間を活用してCDで英語を聞くようにしました。聞き取れる単語が増えてくると同時に、英語に対するハードルが下がり、嬉しさが増すようになってきました。

聞き取れている気になっているだけなのかもしれませんが、少しずつ苦手意識を克服できてきていると感じています。英語は仕事で海外の人と話をする場合や設備関係にも役立つので、もう少し上達させたいなと思っています。

身に付けたITスキルは、開発データ収集用のプログラム作成などの仕事に応用しています。会議の進行、意見収集や関係者との調整にはビジネススキルが役立つようになっています。業務の効率化や改善を地道に続け、ゆくゆくはプロジェクトの中核となる人材をめざしたいと考えています。

部署の中でプロジェクトを提案することができるため、いずれ自分のやりたいプロジェクトを立案できればと思っています。最初のプレゼンはそこまで難しくはないのですが、タイミングや持って行き方、さらに利益を生み出す道筋を明確に立てる必要があるので、今は計画を固めている段階です。

とはいえ、自分が想像する以上に世界は広いということを、サイバー大学の学びを通じてより一層感じるようになりました。他のフィールドに進むことも考えるようになり、起業をして愛犬のためのペット仕様車を開発することや、犬のグッズを製作販売することなどに挑戦したいと思うようになりました。サイバー大学には「経営戦略」など起業に役立つ科目も多いため、ITだけでなくビジネススキルも身に付けて、進むべき道をしっかりと見極めたいと思います。

フルオンライン大学での学びはまさしく「自分との戦い」。周りからの影響を省き、全部自分の中で考えて自発的に勉強していく必要がありますので、人によってはモチベーションの維持が難しいかもしれません。私の場合「仕事に直結するスキルを身に付ける」という学ぶ目的が明確でしたので、もうすぐ卒業というところまで続けることができました。自分の意志で学びたい、スキルを習得したいと思っている方にはうってつけの大学だと思います。

またサイバー大学では、ITの知識がなくても基礎からしっかりと学ぶことができます。Webオリエンテーションなどを通じて、大学から受講の進め方についてアドバイスをもらえるので、勉強の計画も立てやすいと思います。どんなことを学んで、将来どうなりたいか考えてみると、モチベーションも上がり、楽しみながら勉強できるのではないでしょうか。