就職相談窓口のサポートで自分の強みが明確に。主体的に学ぶプログラマーとしてキャリアをスタート

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専業学生卒業生就職IT・通信男性20代

  • プログラマー

    渡邉 泰暁さん

  • プログラミング  就職活動  

入学したきっかけを教えてください

サイバー大学に入学する前は、量子力学という目には見えない物理現象に惹かれていました。量子技術を実用化して社会に利益をもたらす仕事がしたいと考えていたため、以前の大学では理学と工学の両方を学べる理工学部に在籍していました。在学中は材料工学を専攻して、プラスチックや金属、半導体など、さまざまな「材料」について知見を深めていましたが、経済的な理由により学業の継続が困難になってしまいました。

これから先どうしようか考えている時に、ふとITのことが頭をよぎりました。以前からパソコンを弄ることは好きでした。インターネットで世界中とつながり、映像、音楽、文章などのさまざまな無数のコンテンツに触れられるという、無限の可能性を秘めたところにブラックボックス的な魅力を感じていて、そのことがITを基礎から学んでみたいと思うきっかけとなりました。学ぶ場を選ぶ際には、ITスキルを身に付けられることはもちろんのこと、時間や場所にとらわれずにアルバイトと両立できることが決め手となり、サイバー大学への入学を決意しました。

入学して感じたことはありますか?

入学してしばらくの間は、かつての同級生と自分を比較して焦る気持ちがありました。同級生が社会人としてバリバリ働いて給料を稼いでいる中で、「自分はまだ学生を続けていていいのだろうか」、「遅れているのではないか」という後ろめたさのような感情を抱いたこともありました。

こうした中、授業の受講は基本的に一人だったため、孤独を感じることもあれば、淡々と授業を受講することに飽きてしまうこともありました。そういう時は、カフェや見晴らしのよいところなど、なるべく外に出て受講するようにしていました。環境を変えることで自然とリフレッシュすることができ、気持ちも前向きになっていきました。

気分によって受講環境を切り替えるスタイルで学び続けるうちに、せっかく人とは違う貴重な経験をしているのだから、それを武器にして「社会で活躍できるズバ抜けたサイバー大学生になってみせる」という向上心が高まり、「何としてでも授業の内容を自分のものにして力をつけるんだ!」と学ぶ姿勢までもが大きく変わりました。

学ぶ姿勢の変化により、どのような効果が生まれましたか?

学びっぱなしで終わりにしない、主体的に学ぶ習慣が身に付きました。たとえば、授業で学んだプログラミング言語を応用して、プロダクト作りをするようになりました。JavaScriptでテトリスを制作したことや、知り合いからの依頼で出欠管理アプリをLaravelのphpフレームワークを使って制作したこともあります。それらは決して難しいことではありませんが、学んだことを自分なりに発展させていき、繰り返しアウトプットすることで、アイディアを形にする力や思考力を養うことができました。

また、サイバー大学の英語科目の単位はTOEICによる単位認定がされていましたが、さらに英語の資格取得にも挑戦しました。英語耳に関する本を参考に、もともと洋楽が好きだったため、ビートルズの曲をよい発音で歌うところから英語への興味がどんどんと広がり、英語学習Tipsや「チャーリーとチョコレート工場」などの児童向けの洋書を教材にして勉強しました。独学でコツコツと学び続けた結果、入学から1年後に英検準一級に合格することができました。

学生同士の交流はありますか?

大学公式コミュニティにおいて、在学生同士だけでなく、卒業生も交えた交流が図られている印象です。就職活動の情報交換やプログラミングコンテストへの参加報告に対してコメントや「いいね」をすることもあれば、自分から情報発信することもありました。主にはSNS上での交流でしたが、有志の方が企画した在学生・卒業生の交流イベントに参加する機会もありました。20代から70代までの幅広い年齢層の方、20人くらいが都内のレストランに集まり、交流を深めました。

一般的な通学制の大学では味わうことができない、通信制大学ならではの多様なバックボーンを持った方々と、授業や先生の話題をはじめ、「学んだことを将来どう活かしていくつもりなのか」といった意見交換や、起業・転職を考えている社会人学生の考えを聞くことができて、とても新鮮で刺激的でした。卒業したこれからも、何らかの形で関わりを持っていきたいと思っています。

就職活動の感想を聞かせてください

実際に経験することで見えてくるものがあると思い、積極的にインターンシップに参加しました。会社説明会の延長でもある体験型の1dayインターンシップをはじめ、10日間程度のインターンシップでは、セキュリティ系の講義を受けた後、参加者同士でチームを組んでマルウェア解析に挑戦しました。また、長期的なインターンシップでは、Webページのデザインやシステム上でのユーザー情報管理などの開発系の仕事を3〜4か月ほどフルリモートで担当しました。

インターンシップを通じて、「社会に出て働く」とはどういうことなのかを体験することができ、実務の流れや「自分がどこまで通用するのか?」という現状と課題が明確になりました。学外での学びとして、授業とは違う角度から知識やスキルを身に付けることができました。

また、事前準備として適性検査対策にも注力しました。特にプログラミング試験はSEやプログラマーをめざすにあたって避けて通れないため、その対策に重きを置いていました。そのひとつがAtCoderというサイトで開催されているプログラミングコンテスト対策です。コンテストの成績やランクが選考ポイントになるため、過去問を解いて練習を重ねながら、技術書を見て勉強することも怠りませんでした。

本学の就職相談窓口に相談したことはありますか?

多い時は毎週のようにご相談させていただきました。基本的にはメールでのやり取りでしたが、ビデオ会議ツールを使ってオンラインで面談していただくこともありました。

エントリーシートの作成について、文章構成のコツや添削指導をはじめ、「最近気になったニュースを何文字以内で記入しなさい」といった練習問題を出してもらうこともありました。また、面談を通じて私の人となりを観ていただき、私の強みを最大限引き出すためのエピソードの選定やその書き方までアドバイスをいただきました。

面接対策については、フランクな面接練習から、本番さながらの緊張感のある模擬面接まで実施していただきました。「あなたが学生時代に頑張ったことは何ですか?」などの質疑応答のやり取りを通じて、答えやその答え方の良し悪しまで細かくフィードバックしてもらいました。今の会社から内定を得ることができたのは、このように自分自身を振り返ることや場馴れできる機会によって、貴重な経験を積むことができたからだと思っています。

今後の目標について教えてください

現在はSFAやCRMを開発するIT企業で、プログラマーとして働いています。入社して間もないため、製品テストやデバッグを主な業務としていますが、最近になってSlackと連携させる新規機能の開発にも携わるようになりました。これからは、サイバー大学で培った主体性とITの基礎を土台にして、会社で打ち出している「顧客の生産性、売上の最大化」という方針に沿って、超短時間労働を実現できるソフトウェア開発を手掛け、会議資料の作成や煩雑な作業を駆逐していきたいと考えています。そのために開発の経験を積み、社外での学びも増やすことで、広く深いT型人材を目指していきたいと思います。

入学検討者に向けて一言お願いします

私はサイバー大学での学びを通じて「まずは行動してみる」ということの大切さに気づきました。じっくりと腰を据えて検討することももちろん大事ですが、迷ったら即行動するフットワークの軽さは、長い人生を生きていくうえできっと役に立つ姿勢だと思います。サイバー大学について興味を持っているなら、あまり身構えずにまずは気軽に話を聞いてみたり、小さなことでもアクションを起こしてみることで、思いがけない出会いがあるかもしれませんよ。

※掲載している内容はインタビュー当時の情報です。