通信制大学初の文部科学省認定教育プログラム

サイバー大学では、本学の強みを活かした教育分野として「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」を提供しています。本教育プログラムは、文部科学省の認定制度に申請し、「AIリテラシーレベル」(2021年6月認定)と「AI応用基礎レベル」(2022年8月認定)について、通信制大学で最初に、文部科学大臣から認定を受けました。

また、それぞれのプログラムでは、対象科目の単位を修得することで、専門知識・技能を身に付けた学修成果を証明するオープンバッジを取得することができます。

生成AIをはじめとして、技術革新が急速に進展しているなか、本学では今後も時代に即して迅速に授業内容を更新し、成長分野を牽引するデジタル人材の育成を推進していきます。

文部科学省の数理・データサイエンス・AI 教育プログラム認定制度

学生の数理・データサイエンス・AIへの関心を高め、それらを適切に理解し活用する基礎的な能力を育成することを目的として、数理・データサイエンス・AIに関する知識および技術について体系的な教育を行うものを文部科学大臣が認定および選定して奨励している制度です。

数理・データサイエンス・AI 教育プログラム認定制度(リテラシーレベル)

教育プログラム名:「AIリテラシーレベル」

数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度によって定められているレベルで、データと社会との関係性を学ぶ「導入」、データを読み解き、扱うための基礎的な能力を学ぶ「基礎」、データやAIを利活用する際の倫理的・法的・社会的な留意点等を学ぶ「心得」等により構成されており、大学等のすべての学生が身に付けておくべき素養として位置づけられています。

本学が提供する「AIリテラシーレベル」の教育プログラムは、全国の認定プログラムのなかから、外部の有識者委員会の審査を経て、特に優れたプログラムと評価され、「リテラシーレベル プラス」に選定されています。また、「リテラシーレベル プラス」として選定された私立大学は全国でわずか8校のみ(2024年8月時点)であり、本学は通信制大学として初の選定となります。

※認定の有効期限:令和8年3月31日まで

数理・データサイエンス・AI 教育プログラム認定制度(応用基礎レベル)

教育プログラム名:「AI応用基礎レベル」

数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度によって定められているレベルで、リテラシーレベルの教育を補完的・発展的に学び、データから意味を抽出し、現場にフィードバックする能力、AIを活用し課題解決につなげる基礎能力を修得し、自らの専門分野に数理・データサイエンス・AIを応用するための大局的な視点を獲得することを目標としており、リテラシーレベルとエキスパートレベルの教育の橋渡しとなる教育として位置づけられています。

※認定の有効期限:令和9年3月31日まで

教育プログラムを構成する科目体系

「AIリテラシーレベル」と「AI応用基礎レベル」の構成科目は以下の通りです。(2024年度秋学期時点)

オープンバッジの授与

各教育プログラムの修了者には、知識・スキルを証明するマイクロクレデンシャルをオープンバッジで授与しています。

担当教員からのメッセージ

安間 文彦 教授 / IT総合学部長

ChatGPT等の生成AIに象徴されるように、人工知能が応用されたツールは、我々の生活のなかで一般的になりつつあります。今後、さまざまな分野において、AIの導入、活用はさらに進みます。AI技術を活用したアプリケーションやWebサービスを開発したいITエンジニアのみならず、AIを導入して、業務でさまざまな問題解決をしたいビジネスパーソンにとってもAIに関する基礎的な知識やデータ分析スキルは必須のリテラシーになります。サイバー大学で学び、到来するAI時代にマッチした高度IT人材をめざしてください。

安間 文彦 教授 / IT総合学部長

松田 晃一 教授

今、皆さんが生きている時代は、AI(人工知能)の技術が急速に進化している特別な時代です。本学で学ぶ、「Pythonプログラミング入門」や「Pythonプログラミング実践」、「AIプログラミング」、「AIアルゴリズム」は、その中核となるスキルを身に付ける大きなステップであり、AIでビジネス課題を解決する能力の基礎となります。例えば、企業の売上や消費者の購買行動の予測、新しいビジネスチャンスの発見等、ビジネス上の多くの課題が、AIで劇的に解決されています。技術だけではなく、AIを活用した新しいビジネスモデルや戦略の学習も重要です。 皆さんの独自の視点やアイデアが、次世代のビジネスをリードする伴となるでしょう。

松田 晃一 教授

AI人材育成のための研究活動

AI社会実装人材育成のための3段階プロトタイプ構築法の開発と分野対応教育法

本学の大江信宏教授が研究代表者として推進している「AI社会実装人材育成のための3段階プロトタイプ構築法の開発と分野対応教育法」は、文部科学省所管の日本学術振興会による科学研究費助成事業(科研費)に採択されています。科研費は、日本の科学技術向上を目的に優れた先端研究に与えられる研究助成です。本学にはこのような重要な研究をリードする教員が在籍し、日々テクノロジーを利活用できる高度IT人材の育成に取り組んでいます。

研究種目

日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2024年4月-2027年3月

研究課題

AI社会実装人材育成のための3段階プロトタイプ構築法の開発と分野対応教育法

研究代表者

大江 信宏