中村 知恵

NAKAMURA Tomoe
  • 客員講師
  • 教養科目
学 位
PhD(哲学)
専門分野
比較哲学、美学
慶應義塾大学文学部哲学専攻卒業後、オーストラリアに留学。メルボルン大学にて修士課程、モナッシュ大学にて博士課程を修了。哲学博士。日本とヨーロッパの思想的基盤を美学的見地より比較する研究に携わる。具体的には、感性概念を中心に、非論理的な判断が、異なる哲学的文脈によってどのように価値づけられているかを探究。2015年度上智大学グローバル教育センター特別研究員。2019年度より、現職。

学生へのメッセージ

グローバル化の進む現在は、異文化と接する機会が増え、価値観が変容しやすい状況にあります。自分が当たり前に思う常識や価値観が通らない場面に遭遇することもあり得ます。そんな時、私は哲学的思考が社会を生き抜く一つの支えになると考えています。なぜなら、哲学的な思考は、自らのアイデンティティをより客観的に見つめ直しながら、冷静に、そして共感をもって他者の異なる価値観と向きあい、柔軟に更なる思考を巡らせていくことを促すからです。

私の担当する科目は「日本の心」にスポットをあてます。「何となく」まわりに存在していた日本文化に、それぞれのストーリーがあることを知り、何気ない風景にもより鮮やかなイメージをもてるようになって頂ければと思います。同時に、異文化にもそうしたストーリーがあることに、想像力を働かせられるようになって頂ければと願います。他者を尊重しながら、自らのアイデンティティをクリアに説明できる力を身につけ、自信をもってグローバル社会で活躍し、他者と共に新しい価値を創造していく、その一助になりましたら幸いです。