教員概要

中村 寛樹
客員教授 教養科目

中村 寛樹

NAKAMURA hiroki

学位

博士(工学)

専門分野

社会工学、社会システム、社会起業

福岡県出身。久留米大学附設中学・高等学校卒業。東京工業大学卒業。同大学院修士課程および博士課程修了(博士(工学))。九州大学、中央大学商学部准教授、東京大学社会科学研究所准教授を経て、現在、久留米大学基盤教育研究センター教授。国際学術論文ほか、一般向けの著書に、「新国富論‐新たな経済指標で地方創生(岩波ブックレット)」(岩波書店 2016年 共著)、「持続可能なまちづくり‐データでみる豊かさ」(中央経済社 2019年)、「はじめてのアントレプレナーシップ論」(中央経済社 2020年)等がある。

学生へのメッセージ

我々の住む「社会」は、情報技術の発展も相まって、急速に政治経済や市場のグローバル化が進んでいます。現代の社会状況をあらわす「VUCA(ブーカ)」という言葉があります。VUCAとは、Volatility(不安定性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(不明確性)という4つの言葉の頭文字からとった言葉です。これは、1990年代の米国の軍事関係の言葉で、予測が出来ない状況をあらわしたものです。このような予測が難しい「VUCA」の状況のなか、「社会的(Social)」や「社会(Society)」に対する本質的な認識への問いが投げかけられています。重層的な「社会」への深い理解が必要不可欠であり、そのための「社会学」の重要性がよりいっそう際立っていくと考えられます。私の担当する「社会学入門」がそのような「社会」への本質的な理解に少しでもお役に立てればと思います。

担当科目