2025.04.14

通信制大学の受験方法は?入試の内容や入学までの流れを解説

自宅で高等教育が受けられる「通信制大学」は、何らかの理由で一般的な4年制大学への通学が難しい場合でも、大学卒業をめざせることが魅力です。しかし、通信制大学への進学を検討する際に気になるのが「受験」の内容ではないでしょうか。

実は通信制大学の受験では、原則として学力試験がないため、入学のハードルが低くなっています。本記事では、そんな通信制大学の受験について、入試の内容や意識すべきポイントを詳しく解説します。

通信制大学の受験は入試がある?

通信制大学の受験を考えるときに重要なポイントとなる「入試の内容」について、次のポイントから解説します。

  • 出願資格
  • 選考方法
  • 出願期間
  • 編入学方法

出願資格

通信制大学の正規課程の学生(正科生)としての出願資格は、「高等学校卒業者もしくは卒業見込み」となっています。なお、中学卒業や高校中退等の場合は、高等学校卒業程度認定試験(旧大検)に合格することで通信制大学を受験可能です。

選考方法

通信制大学には原則として「学力試験」がなく、書類審査による選考が行われることが一般的です。そのため、通信制大学を受験する場合は、指定された書類を揃えて出願することになります。

一般的な4年制大学とは異なり、受験生を「ふるい」にかけるような選考は行われないため、基本的には出願資格を満たしていて書類に不備がなければ、合格の可能性が高いです。ただし、通信制大学によっては面接や小論文等も求められるため、あらかじめ志望校の募集要項を確認しておきましょう。

出願期間

通信制大学は、春期・秋期のように年に複数回入学機会を設けていることがあり、一般的な4年制大学よりも入学できる機会が多い場合があります。また、各期の出願期間も大学によって異なりますが、3か月程度と比較的長く設定されており、「一次募集」「二次募集」等複数回に分けられているケースもあります。ただし、出願期間を過ぎると出願できなくなるため、志望校の出願期間を確認して早めに受験の準備を進めることが大切です。

編入学方法

通信制大学に編入学する場合も学力試験はなく、書類審査や面接のみの選考が一般的です。通信制大学によっては、一般的な4年制大学と同様に条件を満たすことで、修得済みの単位が「単位認定制度」により認められて、短期間で卒業できる可能性があります。

通信制大学を受験する流れ

通信制大学を受験する流れは次の通りです。それぞれのステップで意識すべきポイントを解説します。

  • 自分に合う大学を選ぶ
  • 出願書類を準備する
  • 選考結果が通知される

自分に合う大学を選ぶ

まずは自分に合う通信制大学を選びましょう。「何を学びたいか」に合わせて学部・学科や希望校を絞り込み、ホームページやパンフレット等で出願資格や募集要項を確認することが大切です。なお、「自分に合う通信制大学の選び方」の詳細については後述します。

出願書類を準備する

受験する通信制大学を決めたら、出願書類を準備します。一般的には、「入学志願書」「最終学歴の卒業証明書」「顔写真」等の必要書類を用意し、通信制大学に送付することが求められます。

選考結果が通知される

出願書類の送付から数週間〜1か月程度で、合否結果が通知されるケースが多いです。ただし、通信制大学によっては面接試験が行われることがあり、その場合は指定された会場やオンラインで受験することになります。

合否結果が通知されたら、履修科目・学習方法・スクーリングの案内等の同封書類を確認しましょう。授業開始までの期間を活用して、教材や学習環境の準備を進めることで、通信制大学の学習がスムーズに始められます。

通信制大学の受験前に意識すべきポイント

通信制大学を受験する前に、次のポイントを意識することが大切です。

  • 学部やカリキュラムが自分に合うか
  • スクーリングしやすい環境か
  • サポート体制が整っているか
  • 「履修継続率」が高い通信制大学か

学部やカリキュラムが自分に合うか

通信制大学は、受験・入学こそ一般的な4年制大学と比べて難易度が低めですが、自宅学習が基本であるため卒業率は低い傾向があります。卒業まで学習を継続するためには、自主的に学ぶモチベーションが欠かせません。「本当に学びたいこと」が学べるような、学部やカリキュラムがある通信制大学を選ぶことが大切です。

スクーリングしやすい環境か

通信制大学は定期的なスクーリング、つまり通学での単位修得が必要ですが、その頻度や会場が自分に合わなければ卒業が難しくなります。そのため、自宅から通いやすい場所でスクーリングができる、もしくはスクーリング不要な通信制大学を選びましょう。
例えば、「サイバー大学」はフルオンラインの通信制大学なので、場所や時間を気にせずに学べることが魅力です。

サポート体制が整っているか

通信制大学は自宅学習が基本なので、疑問や不明点等を解消しづらい傾向があります。分からない部分を解決できなければ、カリキュラムについていけず卒業が困難になってしまうかもしれません。サポート体制が充実している通信制大学であれば、専門分野の理解が深まりやすいため安心して学習できるでしょう。

「履修継続率」が高い通信制大学か

卒業まで学習を継続しやすい環境が整っており、「履修継続率」が高い大学への入学を検討することも大切です。仕事と勉強を両立させるためには、効果的に学習できるサポート体制が整っている大学を選ぶ必要があります。

例えば「サイバー大学」では、教職員が卒業までしっかり並走してくれるため、2学期目履修継続率が90.5%と非常に高い水準です。また、「英国の教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)」によるOnline Learning Rankings 2024において、日本の高等教育機関として唯一ブロンズ評価を獲得する等、オンライン教育の質が高く評価されています。

さらに、学生へのアンケート結果に基づく「アウトカム」の項目で、特に高い評価である5位を獲得しています。アウトカムは履修継続率や満足度等を示す項目なので、教育内容の質やサポート力の高さが裏付けられた結果だといえるでしょう。

大学を卒業して学位を取得するなら「サイバー大学」へ

通信制大学の受験は、原則として学力試験がなく、出願期間も一般的な4年制大学より長く設定されています。学部やカリキュラムが自分に合っていて、なおかつ「履修継続率」が高くサポート体制が整っている通信制大学を選ぶことで、自宅で自由に学びながら大学卒業をめざせるでしょう。

通信制大学の「サイバー大学」は、フルオンラインの大学でスクーリングが不要なので、全国どこでも、海外(※GDPR加盟国以外)からでも学ぶことができます。学修支援はもちろん、進路選択や卒業後のキャリア形成のサポート等も充実しており、就職・転職の幅が広がるでしょう。

さらに、学生や教職員が参加する公式コミュニティがあるため、同年代はもちろん異なる世代の学友との交流の機会が得られて、人脈が深まることも魅力です。通信制大学の受験に関してお悩みの方は、この機会にぜひサイバー大学を検討してみてください。