改定日:2023年9月1日

サイバー大学の人材育成目標

サイバー大学ではIT活用力、ビジネス応用力、コミュニケーション力を身に付けた高度IT人材を育成することを目標としています。

  • IT活用力

    STEAM(Science, Technology, Engineering, Arts, Mathematics)の基礎学力を背景に、IT分野におけるさまざまな製品やサービスの根幹となる要素技術を理解し、必要に応じて実践的に活用することができる。

  • ビジネス応用力

    急速に変化するビジネス環境を構造的に理解したうえで、自ら課題を抽出し、テクノロジーを活かした業務改善や新サービスの開発、ビジネスモデルの創出など、イノベーティブな課題解決に導くことができる。

  • コミュニケーション力

    情報を取捨選択しながら正確に読み解く力と、論理的思考に基づき表現する力を持ち、異分野・異文化の人材とも協働する対話力を駆使して、イノベーションの共創に必要なコミュニケーションができる。

IT総合学部の3つのポリシー

IT総合学部では、以下のとおり、3つのポリシー(ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、アドミッション・ポリシー)を定めています。

  • ディプロマ・ポリシー

    (卒業認定・学位授与の方針)

  • カリキュラム・ポリシー

    (教育課程編成・実施の方針)

  • アドミッション・ポリシー

    (入学者受入れの方針)

ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)

IT総合学部では、大学が掲げる人材育成目標の実現に向け、高度IT人材に求められるスキルの基礎となる能力として、①IT基礎力、②IT実践力、③ビジネス基礎力、④課題解決力、⑤批判的思考力、⑥コラボレーション、⑦エンゲージメントを定義します。
これらの7つの能力を身に付けた者に卒業を認定し、IT総合学士の学位を授与します。

①IT基礎力
・ITを理解し活用するうえで不可欠となる、数理および自然科学の基礎知識を身に付けている。

②IT実践力
・情報、データを分析するための基礎知識や技術を身に付け、多様な製品やサービスを実践的に活用することができる。

③ビジネス基礎力
・幅広い教養や経営、マーケティング、経済などの基礎を踏まえ、ビジネス環境の基礎知識を身に付けている。

④課題解決力
・高度情報化社会における課題を理解し、課題解決のために、ITやビジネスに関する専門的な知識、技能を活用することができる。

⑤批判的思考力
・幅広い知識を基に、分野横断的な視点で情報を取捨選択しながら、多様な角度から客観的に判断し、かつ体系的に整理して説明することができる。

⑥コラボレーション
・国際社会に対応できる教養と基本的な語学力を身に付け、異なる文化や価値観を持つ者同士で理解し協働することができる。

⑦エンゲージメント
・知的好奇心および社会への参画意識を持ち、主体的に学び続けるとともに、何事にも意欲的に挑戦する態度を身に付けている。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

IT総合学部では、学位授与に求められる体系的な教育課程の構築のため、以下の方針でカリキュラムを編成しています。

  1. 入学時の導入教育と卒業研究を見据えた計画的な学びの実践のため、教養科目内に必修科目を配置し、学問を追究する姿勢や態度を涵養する。
  2. 多様な入学者が在籍することを考慮し、教養科目は4つの学問分野「1.人文科学、2.社会科学、3.自然科学、4.キャリアデザイン」から自律的に選択学習させることで、豊かな人間力の醸成や職業実践力を育成する。
  3. 外国語科目(英語)では、CEFR(Common European Framework of Reference for Languages:ヨーロッパ言語共通参照枠)が定めるスキルレベルに準拠して、基礎から応用まで段階的に、国際社会において協働するために役立つ技能を伸ばす。
  4. 専門科目では、1・2年次に配当する基礎科目での多面的履修を通して共通基盤的な知識を身に付け、3年次に配当する応用科目での学修により実践的かつ専門的な知識・技能を高める。
  5. 学位授与に求められる知識・技能の修得のため、すべての専門科目において基本的到達目標を定義し、履修前提科目の設定により、関連分野を順次的かつ体系的に学修できるように編成する。
  6. 学修の集大成として、卒業研究科目(ゼミナール)では研究発表とグループディスカッションを行い、ディプロマ・ポリシーに定めた7つの能力を総合する力を実践する。

アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)

IT総合学部は、世界的にデジタル化が進む社会において「ビジネスのわかるITエンジニア」および「ITのわかるビジネスパーソン」という、知識的にも技能的にも今後の社会に求められるバランスの取れた人材の育成を目指しています。学部カリキュラムでは、テクノロジーとビジネスの両分野を基礎から幅広く学んだ後、進路に応じて、プログラミングに始まり、IoT・ビッグデータからAIに至る利用技術の基礎を身に付け、起業・経営のために必要な実践的知識を修得します。
建学の理念に基づき、社会に貢献できる人間でありたいと願う、すべての人に門戸を開いています。入学に際しては、志望動機から学習意欲を確認するとともに、大学での学びに必要な思考力・判断力・表現力等を有しているか判定します。入学後には、ITとビジネスに関する基礎科目の学修が必要となり、そのためには高校卒業程度の基礎学力が求められます。仮に履修の不足分野がある場合や、復習が必要な場合には、入学者それぞれに合わせて補習授業を行い、弱点を補います。

※サイバー大学の授業はすべて日本語で行われますので、母語が日本語ではない方は以下のいずれかの日本語能力を証明する書類を提出していただく必要があります。

  1. 日本留学試験「日本語」の「読解・聴解・聴読解」の合計得点200点以上、「記述」の得点25点以上(2年以内に受験したもの)
  2. 日本語能力試験(N2)以上
  3. 実用日本語検定(準B級)以上

また、身体的に障がいをお持ちの方は、障がいの種類や程度によって、受講できない科目がありますので、別途ご相談ください。