3つのポリシー

ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)
IT総合学部では以下のような専門と教養の能力を修得することを目指し、所定の単位を修得した学生に、学位を授与します。
専門的能力
次のうち、ひとつ以上のプログラムの専門的能力の基礎を修得することをめざす。
【テクノロジーコース】
1.ネットワークプログラム
- ITとビジネスに関する基礎的な知識について説明できる。
- ネットワークの基礎的な技術について説明できる。
- インターネット通信を前提としたネットワークアプリケーションを開発できる。
- モバイル通信の基礎的な技術について説明できる。
2.セキュリティプログラム
- ITとビジネスに関する基礎的な知識について説明できる。
- セキュリティを考慮したネットワーク管理や運用ができる。
- セキュリティ対策されたソフトウェアの開発提案ができる。
- さまざまなセキュリティ障害に対し、適切な対策を実践できる。
3.ソフトウェアプログラム
- ITとビジネスに関する基礎的な知識について説明できる。
- ソフトウェア開発工程で求められる要件定義、設計、テスト、運用後のメンテナンスを補助することができる。
- ネットワークやOS等、ソフトウェアの稼働環境の技術について説明できる。
- セキュリティを含めた総合的なソフトウェアの開発や運用を行うことができる。
4.AIテクノロジープログラム
- ITとビジネスに関する基礎的な知識について説明できる。
- AI(人工知能)に関連する基礎的な技術、手法について説明できる。
- ビジネス課題の改善を目的として、さまざまなデータの収集、分析手法の選択や適用および分析結果の解釈ができる。
- AI関連手法を用いたアプリケーション開発やデータ分析のためのコーディングができる。
【ビジネスコース】
1.ITマネージメントプログラム
- ITとビジネスに関する基礎的な知識について説明できる。
- 情報システム開発プロジェクトで必須となるプロジェクト管理を実践できる。
- ビジネスに必要な財務や法律の知識を修得し、基礎的な経営管理ができる。
- 情報システムの開発、管理、運用を補助することができる。
2.起業・経営プログラム
- ITとビジネスに関する基礎的な知識について説明できる。
- 起業に必要な法律と経営知識を修得し、起業準備ができる。
- 起業に必要な財務の知識を修得し、実践できる。
- ITを活用した経営戦略を企画立案することができる。
3.ネットビジネスプログラム
- ITとビジネスに関する基礎的な知識について説明できる。
- 起業に必要な法律と経営知識を修得し、ネット系企業の起業準備ができる。
- オンラインマーケティング解析を行うことができる。
- ネットビジネスの企画を提案することができる。
【ITコミュニケーションコース】
1.ITコミュニケーションプログラム
- ITとビジネスに関する基礎的な知識について説明できる。
- 情報技術とビジネスの総合的な知識により、社会におけるITコミュニケーションの基本的構造を説明できる。
- ITを活用した事業の展開において、経済的にも環境的にも新たな価値を提案することができる。
- 情報化社会を多角的に捉え、多様なコミュニケーションメディアを活用して情報を検索・分析・整理し、自身の考えを発信・共有することができる。
教養的能力
次のすべての教養的能力を修得することをめざす。
1.社会順応力
- (環境の変化に対する順応力)人類の多様な文化、社会と自然に関する幅広い知識を基に、変化を続ける社会に順応することができる。
- (多様な文化に対する相互理解力)多文化・異文化に関して理解を深め、社会背景の異なる相手との相互尊重を図ることができる。
2.日本語力・外国語力
- (日本語力)社会人として職務を遂行する際に役立つ基礎的なレベルで、日本語を、読み、書き、聞き、話すことができる。
- (外国語力)社会人として職務を遂行する際に役立つ基礎的なレベルで、英語、もしくは中国語を、読み、書き、聞き、話すことができる。
3.IT活用力
- (情報端末活用力・情報収集・整理力)ITを用いて、多様な情報を効率良く収集・整理することができる。
- (情報の取捨選択を行う能力)収集した情報を主体的に読み解き、必要な情報を引き出し、その正誤・要不要を判断の上、活用することができる。
4.実行力(計画力・能動性・遂行力・持続力)
- (計画力・能動性)自ら主体的に学習の目標を設定し、目標を達成するための計画を立てることができる。
- (遂行力・持続力)失敗を恐れずに計画を行動に移し、粘り強く取り組むことができる。
5.分析力(課題発見力・創造力・課題解決力)
- (課題発見力)現状を分析し、課題を明らかにすることができる。
- (創造力・課題解決力)既存の発想にとらわれず、課題に対して新しい解決方法を考えることができる。
6.協働力(協調性・傾聴力)
- (協調性)相手の意見の違いや立場の違いを理解し、尊重することができる。
- (傾聴力)相手と誠実に向き合い、相手の話しのポイントを注意深く聴き取ることができる。
7.意思伝達力(発信力・質問力)
- (発信力)自分の意見をわかりやすく相手に伝えることができる。
- (質問力)相手が意見を述べやすい環境をつくり、適切な質問により意見を引き出すことができる。
カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
IT総合学部では、学位授与に求められる体系的な教育課程の構築のため、以下の方針でカリキュラムを編成しています。
- 入学時の導入教育と卒業研究を見据えた計画的な学びの実践のため、教養科目内に必修科目を配置し、学問を追究する姿勢や態度を涵養する。
- 多様な入学者が在籍することを考慮し、教養科目は4つの学問分野「1.人文科学、2.社会科学、3.自然科学、4.キャリアデザイン」から自律的に選択学習させることで、豊かな人間力の醸成や職業実践力を育成する。
- 外国語科目(英語)では、CEFR(Common European Framework of Reference for Languages:ヨーロッパ言語共通参照枠)が定めるスキルレベルに準拠して、基礎から応用まで段階的に、社会人としての職務を遂行する際に役立つ実践的な技能を伸ばす。
- 専門科目では、1・2年次に配当する基礎科目での多面的履修を通して共通基盤的な知識を身に付け、3年次に配当する応用科目での学修により実践的かつ専門的な知識・技能を高める。
- 学位授与に求められる知識・技能の修得のため、すべての専門科目において基本的到達目標を示した「スキルセット」を定義し、コース・プログラム別に定めた必修および推奨科目、履修前提科目の設定により、関連分野を順次的かつ体系的に学修できるように編成する。
- 学修の集大成として、卒業研究科目(ゼミナール)では研究発表とグループディスカッションを行い、知識の活用能力、批判的・論理的思考力、課題探求力、問題解決力、表現能力、コミュニケーション能力等を総合する力を実践する。
アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)
IT総合学部は、世界的にデジタル化が進む社会において「ビジネスのわかるITエンジニア」および「ITのわかるビジネスパーソン」という、知識的にも技能的にも今後の社会に求められるバランスの取れた人材の育成を目指しています。学部カリキュラムでは、テクノロジーとビジネスの両分野を基礎から幅広く学んだ後、進路に応じて、プログラミングに始まり、IoT・ビッグデータからAIに至る利用技術の基礎を身に付け、起業・経営のために必要な実践的知識を修得します。
建学の理念に基づき、社会に貢献できる人間でありたいと願う、すべての人に門戸を開いています。入学に際しては、志望動機から学習意欲を確認するとともに、大学での学びに必要な思考力・判断力・表現力等を有しているか判定します。入学後には、ITとビジネスに関する基礎科目の学修が必要となり、そのためには高校卒業程度の基礎学力が求められます。仮に履修の不足分野がある場合や、復習が必要な場合には、入学者それぞれに合わせて補習授業を行い、弱点を補います。
※サイバー大学の授業はすべて日本語で行われますので、母語が日本語ではない方は以下のいずれかの日本語能力を証明する書類を提出していただく必要があります。
- 日本留学試験「日本語」の「読解・聴解・聴読解」の合計得点200点以上、「記述」の得点25点以上(2年以内に受験したもの)
- 日本語能力試験(N2)以上
- 実用日本語検定(準B級)以上
また、身体的に障がいをお持ちの方は、障がいの種類や程度によって、受講できない科目がありますので、別途ご相談ください。