サイバー大学 学長

川原 洋Hiroshi Kawahara

「卒業したあとも、学び続けたくなる大学を目指して」

川原 洋

在学中に学ぶテクノロジー、ビジネスプロセス、そして業務の在り方自体が、今まさに大きな変革の時代を迎えています。
特に生成AIの登場以降、社会の情報基盤は「デジタル化」から「AI化」へと劇的な進化を遂げつつあります。

プログラムのコードを書くことや、完成したプログラムのテストといった従来のエンジニアリング業務は、すでにAIにより自動化されつつあります。
また、ビジネスにおいても、提案書や企画書の作成がAIの支援によって飛躍的に効率化・高度化しています。
こうした時代においては、テクノロジーに精通するだけでなく、ビジネスの本質を理解する力が求められます。
同時に、ビジネスの現場でもテクノロジーの知識なしには生産性の向上は望めません。

このような社会の要請に対し、「ビジネスのわかるITエンジニア」「ITのわかるビジネスパーソン」の育成を掲げるサイバー大学の教育理念は、ますますその重要性を増しています。

2024年度から、サイバー大学は日本の大学として初めて、学位プログラムにおいてマイクロクレデンシャル制度を導入し、分野別修了証としての「オープンバッジ」を発行する取り組みを開始しました。
その成果はすぐに表れ、バッジ取得を目指す在学生の履修継続率は向上。
また、卒業生の中には在学中に履修しきれなかった科目や、新たに開講された科目を学ぶために、科目等履修生として再入学する動きが広がっています。

2025年度春学期からは、「生成AI活用」をゴールドバッジレベルのマイクロクレデンシャルとして新たに設置しました。
多くの卒業生がこの新しい領域に挑戦するため再び学びの場に戻り、在学生とともに未来を切り拓いています。

また、本学ではこれまでも、専門科目・教養科目を含め、社会の変化やニーズに応じてカリキュラムの見直しや刷新を継続的に行っています。

サイバー大学は常に進化を続ける大学です。
私たちが教育内容を絶えずアップデートし続ける限り、学生・卒業生の皆さんの学びもまた、終わることはないでしょう。

川原 洋