2026.04.08
研究・教育
本学では、大学での組織的なFD活動の一環として、教員同士が教育実践や課題について発表し、意見交換を行うFD研究会を学内で定期的に開催しています。2月20日には今年度第3回となるFD研究会が開催されました。
今回のテーマは「授業評価アンケートと成績データに基づく授業評価の構造分析」で、橋本専門教務主任から、過去のアンケート結果の詳細なデータ分析と今後の授業評価手法に関する報告が行われました。専任教員30名を含む教職員32名が参加し、活発な議論が行われました。
発表では、授業評価アンケートにおける学生の回答傾向の分析結果が示されました。特に「良かった点」を問う設問では、学生が授業全体を総合的に高く評価する傾向(ハロー効果)が見られる一方で、改善点や課題を聞く設問においては、学生の意見がより具体的かつ明確に表れるという構造が共有されました。また、専門科目と教養科目といった科目区分によって学生が重視するポイントが異なり、例えば教養科目においては学習体験の中でも特に「興味関心」が強く影響するといった、科目特性に応じた分析結果も報告されました。
こうした報告を受けた質疑応答では、アンケートを実施する最適な時期(高い回収率の維持と、期末試験等の評価を含めるかのバランス)や、課題に対するフィードバックが学生の満足度に与えるポジティブな影響について活発な意見交換が行われました。さらに、今後拡充が見込まれるライブレクチャーや交流会といった双方向の取り組みについて、その教育効果を適切に測るための新たなアンケート項目の追加や見直しの必要性についても議論が深まりました。
総括として安間学部長から、今回の客観的なデータ分析を今後の授業改善の確かな根拠として活用していく方針が述べられました。今後は分析結果に基づく具体的な改善策をベストプラクティスとして学内で共有し、さらなる教育の質向上につなげていくことが確認されました。
今後も本学では、FD研究会を通じて教育の質向上に取り組んでまいります。
