2026.02.26

大学からのお知らせ

サイバー大学は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)との共催により、ハッカソン・アイデアソン「CYBER×SPACE CHALLENGE 2025」 を、2月11日(祝)・14日(土)・15日(日)の3日間にわたり開催しました。

本イベントは、JAXAが提供する地球観測衛星データ(オープンデータ)を活用し、「サイバー大学だからこそできる社会貢献に、衛星データ活用でチャレンジ!」をテーマに、社会課題の解決に向けたサービスや提案を形にする実践の場として実施しました。

 

開催概要

イベント名

CYBER×SPACE CHALLENGE 2025

開催日

2026/2/11、2/14、2/15(計3日間)

テーマ

サイバー大学だからこそできる社会貢献に、衛星データ活用でチャレンジ!

参加者

在学生・卒業生 計34名

チーム数

11チーム

参加者はチームごとに、衛星データを分析・活用しながらアイデアの検討やプロトタイプ作成、最終発表に取り組みました。
今回はオンラインと対面(Day1東京、Day2-3福岡)を組み合わせたハイブリッド開催となり、オンライン大学である本学の強みを生かし、各拠点や遠隔地のメンバー同士がシームレスに協働して成果物を仕上げる姿が多く見られました。

東京会場
東京会場
福岡会場
福岡会場
イベントの様子
イベントの様子

主な表彰結果とプロジェクト紹介

厳正な審査の結果、最優秀賞、優秀賞、および各種特別賞(JAXA賞、ビジネス賞、SDGs賞、アプリケーション賞など)が決定しました。ここでは代表して、最優秀賞、優秀賞、JAXA賞を獲得した3チームをご紹介します。また、最終発表まで見事走り抜いたチームには、「完走賞」としてオープンバッジが発行されます。

【最優秀賞】Team-H

プロジェクト名

LeafCast 未来地表温度予測 -衛星データで地域環境の未来を可視化する挑戦-

深刻化するヒートアイランド現象に対し、感覚ではなくデータに基づいた対策を提案しました 。温度の将来予測に挑むため、衛星データから得られる「正規化植生指数(NDVI)」と「地表面温度(LST)」の負の相関関係に着目し、回帰分析を掛け合わせて緑地の増加が温度低下に与える効果を定量的にシミュレーションするモデルを構築しました。都市の緑化政策や公園整備など、未来の環境対策における意思決定を支援する基盤技術の可能性が、その着眼点と実用性とともに高く評価されました。

【優秀賞】Team-C

プロジェクト名

ヒトと熊の命を助けるデータ活用の提案

近年増加するクマ被害という深刻な社会課題に対し、データに基づく具体的な解決策を提示しました 。JAXAの衛星データから得られる標高や森林データに、自治体の目撃情報や堅果類(ドングリ等)の豊凶データを融合 。AI(機械学習)を用いることで、クマの出没リスクを高精度で予測・可視化するシステムを開発しました。住民の安全な外出支援にとどまらず、猟友会への即時通報や自治体対策の最適化までを見据えた、実用性と社会貢献度の高さが評価されました。

【JAXA賞】Team-I

プロジェクト名

スマホアプリ <サイバーさんぽ>

オンライン大学ならではの「学生同士が直接交流する機会が少ない」という課題に対し、衛星データを「エンタメ」として活用するユニークな解決策を提示しました。JAXA Earth APIから取得した居住地や移動先の植生や降水量、地表面温度などの衛星データをもとに、ユーザーアバターの服装や背景、さらに専用のBGMをAIで自動生成する独創的な機能を提案。位置情報を活用したすれ違い通信によるバッジ獲得やミッション機能により学生の外出や現実世界での交流を促進し、衛星データをコミュニケーションツールに変えるという斬新な視点が評価されました。

まとめ

サイバー大学は、オンライン大学という強みを最大限に活かし、全国に分散する学生たちが地域特有の課題と向き合い、衛星データを活用して解決策を提示するという、これまでにない「ハイブリッドな学び」の形を実現しました。JAXAとの連携により実現したこの取り組みは、単なるITスキルの習得にとどまらず、オンラインと対面でのハイブリッドな協働を通じて、最先端のデータを社会の価値へと変換し、実世界を活性化する「実践力」を養う貴重な機会となりました。

サイバー大学は今後も、JAXAをはじめとする外部機関との連携を通じて、サイバー空間と現実社会をシームレスに繋ぐ学びの機会を拡充し、学生の課題解決力、コラボレーション力のさらなる強化につなげてまいります。進化し続ける本学の実践的な学びにご期待ください。