「女性はエンジニアに向いてない」逆境を力に変え、IT業界でキャリアを築く

「女性はエンジニアに向いてない」逆境を力に変え、IT業界でキャリアを築く

キャンパスライフキャリアチェンジ社会人学生在学生個人インタビュー女性20代

  • 販促推進職

    齋藤 優美さん

  • キャリアチェンジ   学生交流  

サイバー大学に入学するまでの経緯を教えてください

一度は別の大学に通っていましたが、コロナ禍で経済的な事情が変わり、やむを得ず退学することになりました。その後、社会人として働きながら今後のキャリアを模索するなかで、私の人生を大きく動かす二つの言葉に出会いました。一つは「IT人材の不足」、そしてもう一つは「女性は感情的で論理的思考ができないから、エンジニアには向いていない」という趣旨のネット記事でした。その記事を読んだとき、強いジェンダーギャップを感じると同時に、「それなら、私がなってやる」という反骨精神が湧き上がってきたんです。そこから、働きながらでも本格的にITを学べる場所を探し始め、迷わずサイバー大学を選びました。

印象に残っている科目はありますか?

プログラミングの授業です。特に中島先生の講義は、初学者だった私にとって衝撃的でした。リアルな箱を実際に見せながら説明する等、抽象的な概念をとことん「見える化」して教えてくださるんです。そのおかげで、頭のなかでプログラムが動くイメージを掴むことができ、苦手意識を持つことなくプログラミングの世界に飛び込むことができました。

大学で学んだことを仕事に活かせていますか?

現在はAI関連のシステムを扱う企業で販促を担当していますが、大学で得た知識が想像以上に実践の場で役立っています。例えば、学んだ関数を使ってデータ集計を頼まれるといった直接的な場面もありますが、それ以上に大きいのは「エンジニアの言葉が分かる」ことです。営業と開発の間で交わされる専門的な会話にも臆することなく参加でき、時には両者の橋渡し役を担うこともあります。エンジニアの方から「このアプリ、どうすればもっと使いやすくなるかな?」と意見を求められることもあり、学びが信頼に繋がっていることを実感しています。

課外活動について教えてください

キャリアサポートセンターの紹介がきっかけで、ジェンダーギャップ解消をめざすNPO法人での活動にも力を入れています。IT分野における女性の活躍を推進する団体で、女性だけのチームでアプリ開発に挑戦したり、小学生にプログラミングを教えるイベントを開催する等、幅広い活動にやりがいを持って取り組んでいます。

学友との交流はありますか?

オンライン大学なので入学前は少し不安でしたが、大学主催のイベントに参加したのが大きな転機になり、そこから一気に交流の輪が広がりました。今ではSNSで日常的に連絡を取り合うだけでなく、オフラインで集まって食事をすることも珍しくありません。特にサイバー大学ならではだと感じるのは、同世代だけでなく、企業の取締役を務める方等、経験豊富な社会人学生ともつながれる点です。年齢や職業もさまざまな学友たちと切磋琢磨し、キャリアについて真剣に語り合えるこの環境は、サイバー大学で得た最高の財産だと思っています。

今後の目標を教えてください

私の目標は、「エンジニアの気持ちが分かる営業」になることです。技術的な知識を背景に、開発現場にも顧客にも寄り添える、そんな存在になりたいんです。まずは営業として対人スキルを磨き、将来的にはチームをまとめるマネジメントの立場にも挑戦していきたいです。ITの知識と営業のスキル、その両方を兼ね備えることで、会社にとっても、社会にとっても価値のある人材に成長していきたいと考えています。

入学を検討している方へメッセージをお願いします

働きながら大学で学ぶのは、決して楽な道ではありません。それでも、サイバー大学には、親身になって相談に乗ってくれる教職員の皆さんや、同じ志を持った仲間たちがいます。住んでいる場所に関係なく、いつでもオンラインでつながることができる。そんな環境だからこそ、大変なことも乗り越えられると思うので、ぜひその一歩を踏み出してみてください。
※掲載している内容はインタビュー当時の情報です。