2026.01.09

AWS認定資格とは?種類・難易度・お勧め勉強方法を徹底解説

近年、クラウドサービスの需要が急速に高まり、企業インフラがオンプレミスからクラウドへ移行しつつあります。そのなかでも「AWS(Amazon Web Services)」は、世界トップシェアのクラウドサービスです。

そのAWSを活用できる知識・スキルを証明するのが「AWS認定資格」です。AWS認定資格にはさまざまな種類があり、これを取得することで未経験からでも、ITエンジニアへのキャリアチェンジがめざせます。そこで本記事では、AWS認定資格の種類や難易度、お勧めの勉強方法等について解説します。

AWS認定資格とは

AWS認定資格について、まずは次のポイントから見ていきましょう。

  • AWS(Amazon Web Services)とは
  • AWS認定資格とは
  • AWS認定資格が注目されている理由

AWS(Amazon Web Services)とは

「AWS(Amazon Web Services)」は、Amazon社が提供するクラウドサービスです。提供するサービスは、サーバー・ストレージ・データベース・AI・IoT等多岐にわたります。こうしたクラウドサービスは、企業が必要に応じてフレキシブルに契約できることからコスト効率が高く、急速に普及しています。

AWS認定資格とは

「AWS認定資格」は、AWSの各種サービスへの理解度や活用スキル等を証明するために、Amazon社が公式に認定する資格です。AWSのサービス提供元が認定する公式資格なので信頼性が高く、さらに世界中で広く通用する国際資格となっています。AWS認定資格では、主にAWSを扱うために必要な、クラウドアプリケーションやシステム設計・展開・運用等に関する専門的な知識とスキルが問われます。

AWS認定資格が注目されている理由

次のような理由から、AWS認定資格への注目度が高まっています。

需要の高さ

AWSの普及により、AWSスキルがある人材の需要が高まった

キャリアアップへの貢献

資格の取得で自身のスキルをアピールでき、転職や昇進に有利

保有スキルの可視化

実務経験が浅かったとしても、資格で自身の実力を証明できる

実際にAWS認定資格を取得することで得られるメリットについては後述します。

AWS認定資格の種類と難易度詳細

AWS認定資格には次のようにさまざまな種類のものがあります。それぞれの特長や難易度について詳しく見ていきましょう。

ただし、AWS認定資格は定期的に改訂が行われており、資格の種類や名称が変更されることがあります。本記事の内容は2025年8月現在のものとなっているため、必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。受験料に関しても変更がくわえられる可能性があります。

Foundational

「Foundationalレベル」は、AWS認定資格のなかではもっとも難易度が低いため、初学者・入門者に適したカテゴリであるといえます。AWSの根幹部分であるクラウドサービスの基礎知識が学べるため、AWSに触れたことがない人や、AWS認定資格を初めて受験する人に向いています。なお、AWS認定資格のFoundationalレベルは次の2種類です。

資格名称

内容

AWSやクラウドサービスに関する基本知識が問われる

人工知能(AI)・機械学習(ML)・生成AIの基本知識が問われる

Associate

「Associateレベル」は、先ほどのFoundationalレベルの資格よりも難易度が上がり、AWSの使用経験がある、もしくはFoundationalレベルの資格を取得している人に向いています。Associateレベルの資格を取得することで、AWS環境下での実務に対応できる知識・スキルを証明可能です。AWS認定資格のAssociateレベルには、次の5つの資格があります。

資格名称

内容

機械学習(ML)の実装・運用スキルが問われる

データモデルの設計・データ品質の確保・データライフサイクル管理等のスキルが求められる

クラウドベースのアプリケーション開発・テスト・デプロイ・デバッグの習熟度を測る

幅広いAWSクラウドサービスに関する知識とスキルが求められる

AWSワークロードのモニタリングや保守等のスキルが問われる

Professional

「Professionalレベル」は、AWSに関する高度な知識・スキルが要求される上級者向けの資格です。Associateレベルの資格を取得している、もしくはAWSの使用経験が2年以上あることが望ましいと考えられます。AWS認定資格のProfessionalレベルは次の2種類です。

資格名称

内容

ソフトウェア開発とクラウド運用をつなぐ高度なスキルが求められる

AWSクラウドソリューションの高度な設計スキルが要求される

Specialty

「Specialtyレベル」は専門性に特化した資格で、AWS認定資格のなかでも最難関の部類になります。AWS環境における実務経験が数年以上あり、なおかつ専門分野での経験が5年以上あるエンジニアに向いている資格です。AWS認定資格のSpecialtyレベルには、次の3つの資格があります。

資格名称

内容

AWSにおける高度なネットワーク構築を行うスキルが求められる

機械学習モデルの構築・トレーニング・チューニング・デプロイ等の専門知識が要求される

AWSクラウドにおけるセキュリティソリューションの作成・実装の専門知識が問われる

AWS認定資格を取得するメリット

AWS認定資格を取得することで、次のようなメリットが得られると考えられます。

  • キャリアアップや転職に有利になる
  • ITスキルを客観的に証明できる
  • 大規模プロジェクトに参画しやすくなる

キャリアアップや転職に有利になる

前述したように、AWS認定資格はAmazon社が公式に運営しており、なおかつ世界的に通用する資格であるため、企業からの認知度や信頼性が非常に高いです。ネットワークエンジニア系の求人では、応募の必須条件もしくは歓迎される資格として、AWS認定資格が挙げられることも少なくありません。そのため、AWS認定資格を取得することで、キャリアアップや転職で有利に働くと考えられます。

ITスキルを客観的に証明できる

AWS認定資格を取得することで、AWSのさまざまなサービスを網羅的に把握していることについて、客観的なデータとして証明できます。実務経験やポートフォリオ等も、知識・スキルをアピールできる要素ではありますが、資格は客観的かつ信頼度の高い判断材料として役立つでしょう。

大規模プロジェクトに参画しやすくなる

AWSに代表されるクラウドサービスは、大企業で積極的に導入されている傾向があります。AWS認定資格を取得することは、大企業のクラウドプロジェクトの現場で求められるスキルの証明につながるため、大規模プロジェクトに参画できる可能性が高まります。

AWS認定資格を受験する際のポイント・注意点

AWS認定資格を受験する際は、次のようなポイントに注意しましょう。

  • 受験申込は公式サイトから行う
  • 有効期限があるため3年ごとの再認定試験が必要

受験申込は公式サイトから行う

AWS認定資格の受験申込は、AWSの公式サイトに記載されている手順で行いましょう。まずはAWSアカウントを作成してからログインし、公式サイトから目的の試験に申し込むことで手続きが完了します。受験方法はピアソンVUEのテストセンター、もしくは自宅でのオンライン受験を選択できます。

有効期限があるため3年ごとの再認定試験が必要

AWS認定資格には3年間の有効期限があり、それを過ぎると資格が失われてしまいます。取得した資格を維持し続けるためには、3年ごとに再認定を受けないといけません。再認定の方法は、同じ試験に合格するかトレーニングを完了する、もしくは上位資格に合格する等、カテゴリーごとに異なる選択肢が用意されています。

AWS認定資格のお勧め勉強方法

AWS認定資格を取得するためには、次のような方法で勉強するのがお勧めです。

  • テキストや参考書で独学する
  • AWS公式のトレーニングを利用する
  • 問題集や模擬試験を解いて慣れる
  • 実際にAWSサービスを利用する
  • 大学やスクール等で体系的に勉強する

テキストや参考書で独学する

AWS認定資格の学習でもっとも基本的な方法は、テキストや参考書を活用した独学です。書籍ではAWSに関する情報が体系的にまとめられているため、クラウド分野が未経験の人や、初めてAWS認定資格の勉強をする人に向いています。AWSから公式に認定されている書籍も多いため、自分に合うものを選べば効率的に勉強できるでしょう。

AWS公式のトレーニングを利用する

AWSの公式サイトでは、オンライントレーニングが提供されており、AWSアカウント登録者は無料で利用できます。そのほかにも「AWS Skill Builder」「AWSクラウドサービス活用資料集」「AWSホワイトペーパー」等のように、さまざまなコンテンツが用意されているので活用してみてください。

問題集や模擬試験を解いて慣れる

AWS認定資格の対策で欠かせないのが、問題集や模擬試験等で実践演習を重ねて、試験の問題に慣れることです。参考書等でインプットした内容を演習でアウトプットすることで、知識が定着して時間配分等にも慣れたりするため、類似する問題が出題されたときにスムーズに対応できるようになります。サンプル問題については、AWS認定資格の各試験ごとのページからダウンロードできるのでご活用ください。

実際にAWSサービスを利用する

AWSに関する基本的な知識が身に付いたら、実際にAWSのクラウドサービスを利用してみるのもお勧めです。そもそもAWS認定資格は、実際にAWSのサービスを活用していくことを前提としたものなので、知識だけではなくAWSを使った「経験」は大きな力となります。なお、AWSには無料枠が用意されているため、アカウント登録から1年間は一部サービスを無料で使えます。

大学やスクール等で体系的に勉強する

AWS認定資格には複数のレベル設定がありますが、初学者向きの「AWS Certified Cloud Practitioner」であっても、IT分野に慣れていない場合は試験対策が難しいため、十分な学習時間を確保する必要があります。学習に不安がある場合は、大学やスクール等で学ぶ方が効果的です。

大学やスクールでは、周辺知識も含めて体系的に学べるため、AWS認定資格に合格した後は上位資格の取得をめざすための勉強もできます。資格の取得だけではなく、就職・転職のサポートも充実しているため、転職やキャリアアップにも役立つでしょう。通信制大学の「サイバー大学」では、AWS認定資格の取得に活かせる科目が豊富にあるため、試験対策はもちろん実務に役立つ知識・スキルを身に付けることができます。

AWS認定資格に関するよくある質問

AWS認定資格に関するよくある質問をまとめました。受験時の参考にしてみてください。

  • 未経験者でもAWS認定資格を受験できる?
  • 試験は日本語で受けられる?
  • どの資格からチャレンジするのがお勧め?

未経験者でもAWS認定資格を受験できる?

AWS認定資格には、特に受験資格や条件のようなものはないため、未経験者でも受験できます。ただし、高レベルの試験に合格するのは困難なので、まずは「AWS Certified Cloud Practitioner」のような初心者向けの資格にチャレンジしてみるといいでしょう。

試験は日本語で受けられる?

AWS認定資格のほとんどが日本語対応となっています。ただし、英語を直訳したような不自然な日本語翻訳になっている部分がある可能性もあるため、過去問等を繰り返し解いてAWS認定資格独特の問題文や選択肢等に慣れておくことが大切です。

どの資格からチャレンジするのがお勧め?

前述したように、AWS Certified Cloud PractitionerはAWSの初学者を対象としているため、初めてAWS認定資格にチャレンジする人に最適です。

AWS認定資格の取得をめざすならサイバー大学へ!

AWS認定資格を取得することで、AWSやITに関するスキルを客観的に証明できるため、キャリアアップや転職に有利になります。「Foundational」「Associate」「Professional」「Specialty」の4種類のものがあり、初学者の方はまずFoundationalの資格からチャレンジしてみるといいでしょう。学習に不安がある方は、大学やスクール等で学ぶのがお勧めです。

通信制大学の「サイバー大学」では、AWS認定資格に合格するための知識・スキルについて体系的に学べます。さらに、卒業に必要な単位を修得すれば、大卒資格(学士号)が取得できるのも大きなメリットです。学修支援はもちろん、進路選択や卒業後のキャリア形成のサポート等も充実しており、就職・転職の幅が広がるでしょう。

AWS認定資格の取得に関してお悩みの方は、この機会にぜひ「サイバー大学」を検討してみてください。