認証技術とは、サービスやシステムを使用する際にユーザ本人であることを確認する技術を指し、セキュリティ確保のために活用されている。本講義では、認証技術の幅広い知識の習得や適切な認証技術の選択、簡単な認証連携の実装ができるようになることを目標とする。また、様々な認証技術を取り上げ、それらの特性を学習するとともに、AIやブロックチェーンを利用する認証技術の動向を学び、社会・個人への影響を考察する。さらに、OAuthによる認証連携の実装方法を解説し、理論的な学びと実践的なスキルを結びつける。

大学での学びの到達点の一つは「自ら課題を発見し、その課題に対する解決策を、根拠をもって提示する」ことである。アカデミックライティングはこのような大学での学びを、論理的で説得力のある文章で展開することを指す。本科目では、各自がテーマを決定した上で、課題の設定、事実の調査、提案、考察を2000字以上の論証型レポートとしてまとめることを目指す。授業ではアクティブラーニングの手法を積極的に用い、履修者相互の学びを重視する。本科目の履修を通して、課題発見力、批判的読解力、論理的思考力を養い、学術文章作成のルールを習得する。

大学では自律して学修・研究することが求められ、そのためには様々な学術的な技術が必要となる。本科目では、それらの技術のうち、自らの研究に必要な情報を正確に集める「資料調査」と集めた情報や専門書などを読み解く「リーディング」に重点をおいて学習する。講義で基礎的な知識を学んだ後に、与えられたテーマに即した資料を調査し、整理する。さらにそれらの資料を正確に、かつ批判的に読む方法を演習を通じて実践することで、学んだ知識を技術として習得することを目指す。