平賀 あまな | 通信制大学 | サイバー大学

平賀 あまな

HIRAGA Amana
  • 客員准教授
  • 教養科目
学 位
博士(工学)
専門分野
保存・再生、建築史
兵庫県神戸市出身。東京工業大学工学部建築学科卒業、同大学院理工学研究科建築学専攻博士課程修了。日本近代建築史を基礎として、文化遺産の保存と活用に関わる調査、研究、実務に携わる。東京文化財研究所研究補佐員、日本学術振興会特別研究員(PD)、筑波大学大学院世界文化遺産学専攻研究員、内閣府迎賓館上席政策調査員を経て、2016年より東京工業大学特任准教授。サイバー大学では、2010年より『世界遺産学概論』を担当。

学生へのメッセージ

文化遺産の保存についての研究は、歴史的建造物や町並みの価値の発見、修理や活用の手法、制度や理念の研究と多様な切り口があり、対象も世界の宮殿から近所のお蕎麦屋さんまで幅広く、様々な可能性があります。
世界遺産への興味をきっかけに、様々な分野へ興味の翼を広げていただきたいと願っています。

教員データ

教育能力に関する事項

1.筑波大学大学院世界文化遺産学専攻において、研究員として「理論・マネージメント領域特別研究」、「世界文化遺産学特別研究:文化政策論」において、斎藤英俊教授のもとで博士論文、修士論文執筆指導補助をおこなった
2004年4月~2010年3月

2.東洋美術学校造形美術学科において、非常勤講師として講義「文化財学」を担当
2004年4月~2007年3月

3.昭和女子大学大学院生活機構研究科において、非常勤講師として講義「文化財研究IB(文化) 文化財保護制度と国際協力」を担当
2007年4月~2016年3月

4.東京工業大学環境・社会理工学院建築学系において、特任准教授として「持続可能な都市環境特論第二」を担当
2016年4月~現在に至る

職務実績に関する事項

1. 『昭和のくらし博物館』(東京都大田区)にて講演、『シリーズ土曜講座・火鉢を囲んで建築の歴史』、講演タイトル「赤坂離宮での暮らし-昭和天皇の新婚生活」
2016年2月

研究テーマ

研究テーマは、建築を通じてより良い環境を創造することです。
日本近代建築史を基礎として、文化遺産や歴史的環境の保存について、次のような研究をおこなっています。
(1)文化遺産保存の理念的・制度的研究
(2)現代社会に適合した歴史的建造物の保存と魅力的な活用に関する研究
(3)国宝・旧東宮御所(迎賓館赤坂離宮)を中心とする日本近代建築史の研究

所属学会

日本建築学会、建築史学会、家具道具室内史学会、文化財建造物保存修理研究会

学会・社会活動

2016年~現在に至る 文化財建造物保存修理研究会・論文編集委員会委員

研究活動または実務経験

1.2002年4月~12月 独立行政法人文化財研究所・国際文化財保存修復協力センター・研究補佐員
2.2003年1月~2005年12月 日本学術振興会・特別研究員(PD)
3.2006年1月~2010年3月 筑波大学大学院人間総合科学研究科世界文化遺産学専攻・研究員
4.2010年4月~2015年3月 内閣府迎賓館・上席政策調査員
5.2016年4月~現在に至る 東京工業大学環境・社会理工学院・特任准教授

研究業績【著書】

1.『古社寺保存法時代の建造物修理手法と保存概念』
単著 2001年7月 東京工業大学学位論文 工博第3434号

研究業績【論文】

1. 「古社寺保存法に果たした京都の役割」
共著 査読有 1998年1月 『日本建築学会計画系論文集』第503号 pp.203-210

2. 「滋賀県における古社寺保存法の運用と修理方針」
共著 査読有 1999年4月 『日本建築学会計画系論文集』第518号 pp.283-289

3. 「大江新太郎の日光東照宮修理」
共著 査読有 2000年5月 『日本建築学会計画系論文集』第531号 pp.251-258

4. 「「武力紛争の際の文化財保護のための条約(1954年ハーグ条約)」成立の経緯と日本の関与 -国際社会における文化財保護と日本 その1-」
共著 査読有 2005年2月 『日本建築学会計画系論文集』第588号 pp.195-201

5. 「ボルドー保全地区」
共著 査読無 2005年3月 『叢書[文化財保護制度の研究]ヨーロッパ諸国の文化財保護制度と活用事例[フランス編]』独立行政法人文化財研究所東京文化財研究所国際文化財保存修復協力センター 第1部2-3 pp.85-94

6. 「美味しい天然塩と文化的景観の保護」
単著 査読無 2006年3月 『叢書[文化財保護制度の研究]ヨーロッパ諸国の文化財保護制度と活用事例[イタリア編]イタリアの文化財保護制度の現在』独立行政法人文化財研究所東京文化財研究所国際文化財保存修復協力センター 第5部 pp.78-87

7. 「『武力紛争の際の文化財保護のための条約(1954年ハーグ条約)』成立過程の議論にみられる日本の役割-国際社会における文化財保護と日本 その2-」
共著 査読有 2006年10月 『日本建築学会計画系論文集』第608号 pp.211-218

8. 「国際社会における景観保護概念導入期の議論と日本の名勝保護について」
単著 査読無 2008年3月 『「文化的景観」概念の形成とその国際比較』(稲葉信子編著)、平成16年度~18年度科学研究費(基盤研究B)成果報告書 第3章 pp.1-10

9. 「1954年ハーグ条約に基づく履行状況報告書とその内容-『武力紛争の際の文化財の保護に関する条約』の履行状況とその課題 その1-」
共著 査読有 2008年4月 『日本建築学会計画系論文集』第626号 pp.897-903

10. 「武力紛争の際の文化財保護のための条約(1954年ハーグ条約)批准に向けた日本の活動-国際社会における文化財保護と日本 その3」
共著 査読有 2008年6月 『日本建築学会計画系論文集』第628号 pp.1409-1415

11. 「1954年ハーグ条約の定める軍隊の組織、規則、命令等に関する規定の履行状況-『武力紛争の際の文化財の保護に関する条約』の履行状況とその課題 その2-」
共著 査読有 2008年7月 『日本建築学会計画系論文集』第629号 pp.1657-1664

12. 「1954年ハーグ条約に基づく軍隊に対する文化財保護の教育と普及-『武力紛争の際の文化財の保護に関する条約』の履行状況とその課題 その3-」
共著 査読有 2009年8月 『日本建築学会計画系論文集』第642号 pp.1935-1943

13. 「GHQ/SCAP文書内の文化財保護法草案・法案の分析・考察 文化財保護法の成立過程に関する研究 その1」
共著 査読有 2010年1月 『日本建築学会計画系論文集』第647号 pp.253-262

14. 「ボロブドゥール遺跡修復事業の概要と技術諮問委員会について-国際協力によるボロブドゥール遺跡修復事業 その1-」
共著 査読有 2010年4月 『日本建築学会計画系論文集』第650号 pp.979-989

15. ‘La conservazione dell’archeologia industriale’
単著 査読無 2011年12月、Il restauro in Giappone architetture, citta, paesaggi, Giorgio Gianighian 監修 pp.187-193、出版Alinea Editrice(イタリア)

16. 「英国皇太子接遇時の旧東宮御所(迎賓館赤坂離宮)の利用について」
単著 査読有 2012年6月 『家具道具室内史』第4号 pp.113-114

17. 「修復方針決定までの議論-国際協力によるボロブドゥール遺跡修復事業 その2-」
共著 査読有 2012年7月 『日本建築学会計画系論文集』第677号 pp.1801-1807

18. 「IBAフュルスト・ピュックラー・ランド-旧東ドイツ・ラウズィッツ炭鉱地域における景観再生と産業遺産保護の取り組み-」
単著 査読無 2012年10月 『保存を前提とした歴史的建造物の活用に関する研究-現代社会に適合した多様な再利用の手法に関する研究-』京都女子大学家政学部斎藤英俊研究室

19. 「フランスに於けるワイン用葡萄畑の景観保全に関する研究 一般的実態の整理とサン・テミリオン管轄区の事例分析」
共著 査読有 2013年3月 『日本建築学会計画系論文集』第685号 pp.643-652

20. 「迎賓館赤坂離宮天井絵画修復事業に関わる損傷と劣化原因の解明(2)」
共著 査読有 2013年7月 『文化財保存修復学会第35回大会研究要旨集』pp.282-283

21. 'Il ruolo del Giappone nell' adozio ne della convenzione per la protezione dei beni culturali in caso di conflitto armato (convenzione dell'Aja, 1954)
共著 査読有 2013年12月 Storia Urbana(イタリア)第36巻140号 pp.221-264

22. 「旧東宮御所(迎賓館赤坂離宮)の室内意匠及び家具調度品の研究―その施工・製作の実態と日本近代建築界の発展に果たした役割」
共著 査読有 2014年3月 『住総研研究論文集』40巻 pp.95-106

23. 「迎賓館赤坂離宮天井絵画修復事業に関わる損傷と劣化原因の解明(1)」
共著 査読有 2014年12月、『東京芸術大学美術学部紀要』52号 pp.51-84

24. 「旧東宮御所(迎賓館赤坂離宮)の大正・昭和戦前期の利用について」
単著 査読無 2015年6月 『家具道具室内史』第7号 pp.110-120

25. 「旧東宮御所(迎賓館赤坂離宮)の天井画」
共著 査読無 2015年6月 『家具道具室内史学会』第7号 pp.6-20

研究業績【その他】

【日本建築学会発表】
1. 「洋風技術導入期の神戸における木造洋風住宅の小屋組について」
共著 1994年7月 『日本建築学会大会学術講演梗概集』E-1分冊 pp.409-410

2. 「古社寺保存法成立に果たした京都の役割」
単著 1996年7月 『日本建築学会大会学術講演梗概集』F-2分冊 pp.103-104

3. 「保晃会の建造物保存活動について」
単著 1997年7月 『日本建築学会大会学術講演梗概集』F-2分冊 pp.1-2

4. 「京都府における古社寺保存法の運用と修理方針」
単著 1998年7月 『日本建築学会大会学術講演梗概集』F-2分冊 pp.409-410

5. 「『武力紛争の際の文化財保護のための条約』成立への日本の関与と文化財概念」
単著 2003年7月 『日本建築学会大会学術講演梗概集』F-2分冊 pp.717-718

6. 「『武力紛争の際の文化財保護のための条約』批准のための国内法の案にみられる文化財概念」
単著 2004年7月 『日本建築学会大会学術講演梗概集』F-2分冊 pp.511-512

7. 「『武力紛争の際の文化財保護のための条約』と日本国内における批准促進活動」
単著 2005年7月 『日本建築学会大会学術講演梗概集』F-2分冊 pp.411-412

8. 「『武力紛争の際の文化財保護のための条約』批准に向けた日本の取り組み」
単著 2006年7月 『日本建築学会大会学術講演集』F-2分冊 pp.121-122

9. 「国際社会における景観保護導入期の議論と日本の名勝保護」
単著 2008年7月 『日本建築学会大会学術講演梗概集』F2分冊 pp.769-770

10. 「旧東宮御所(迎賓館赤坂離宮)の天井絵画について」
単著 2013年8月 『日本建築学会大会学術講演梗概集』(建築歴史・意匠) pp.941-942

11. 「旧東宮御所(迎賓館赤坂離宮)造営へのフランス人装飾家の関与」
共著 2015年9月 『日本建築学会大会学術講演梗概集』(建築歴史・意匠) pp.701-702

【総説・解説】
1. 「角を曲がれば文化財-『文化財登録制度』の導入」
単著 1997年4月 『建築文化』彰国社 第52巻第606号 p.12

2. 「価値を発信する保存-外交官の家(重要文化財旧内田家住宅)の復原」
単著 1997年10月 『建築文化』彰国社 第52巻第612号 p.10

3. 「建物のお医者さん『建築医』の目指すこと-建築修復学会の活動に参加して」
単著 1998年7月 『日本ナショナルトラスト報』日本ナショナルトラスト 第358号 pp.8-11

4. 「住総研図書室だより-蔵書探訪・蔵書自慢-東京文化財研究所文化遺産国際協力センター・関野克資料」
単著 2009年12月 『すまいろん』第89号 pp.58-59

競争的研究資金の採択歴

【研究代表者】
・2003年~2005年度 日本学術振興会科学研究費補助金 特別研究員奨励費
「国際社会における文化財保存理念の形成と協力システム構築に関する研究-日本の国際貢献の歴史と未来-」(02J20182)

・2007年度~2009年度 日本学術振興会科学研究費補助金 基盤研究C
「国際社会における文化財保護と日本-国際条約・憲章・勧告の成立と日本の文化財概念-」(19560645)

・2015年度~2017年度 日本学術振興会科学研究費補助金 基盤研究C
「旧東宮御所(迎賓館赤坂離宮)造営におけるフランス人室内装飾家の関与と日本趣味」(15K06409)

【研究分担者】
・2004年度~2006年度 日本学術振興会科学研究費補助金 基盤研究B
「「文化的景観」概念の成立とその国際比較」(16360309)

・2007年度~2009年度 日本学術振興会科学研究費補助金 基盤研究B
「文化と景観およびその保護手法の研究-信仰に関わる文化的景観の調査・分析-」(19360283)

・2010年度~2013年度 日本学術振興会科学研究費補助金 基盤研究A
「歴史地区の修景に関する国際共同研究-文化財としての真正性に基づく修景理念と手法-」(22254006)

・2010年度~2012年度 日本学術振興会科学研究費補助金 基盤研究B
「文化と景観およびその保護手法の研究-土地と海の利用に関わる文化的景観の評価と保存」(22360259)

・2014年度~2016年度 日本学術振興会科学研究費補助金 基盤研究B
「文化と景観およびその保護手法の研究―人の居住と生産に関する文化的景観の評価と保存」(26289220)

・2016年度~2019年度 日本学術振興会科学研究費補助金 基盤研究A
「近代の産業遺産の保存と活用に関する研究―歴史的価値の保存と多様で魅力的な活用―」(16H02386)

・2018年度~2021年度 日本学術振興会科学研究費補助金 基盤研究B
「片山東熊と宮内省内匠寮の日本近代建築発展に果たした役割-明治宮廷建築の研究-」(18H01615)

その他研究助成財団からの研究助成金採択歴

【研究分担者】
・2012年度 住宅総合研究所研究助成金
「旧東宮御所(迎賓館赤坂離宮)の室内意匠及び家具調度品の研究-その施工・製作の実態と日本近代建築界の発展に果たした役割-」