科目名: 起業入門
基本情報
学部 | IT総合学部 |
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科目 | 起業入門 |
教員名 | 馬場 研二 |
年度 / 学期 | 2020年度春学期 |
開講期間 | 2020/4/2 ~ 2020/8/6 |
科目履修区分 | 基礎講義(選択)/専門基礎(必修)/専門基礎(選択)/専門基礎科目 |
単位 | 2 |
科目レベル | 2 |
科目概要
企業に就職することだけが収入を得る手段としての選択肢ではない。自ら起業家となって、市場ニーズを見出し、必要な資金や人材を集め、新製品や新サービスを顧客へ提供する道もある。起業は成功率の低さにおいてリスクが高いとされているが、必要な知識を体系的に学習し実践することで成功確率を高めることも可能である。本科目では起業に必要な「ビジネスの基本知識」と起業家に求められる「資質・能力」等について事例を交えて系統的に理解し、起業を思い立つ起点、ビジネスアイデアからビジネスプランへの錬成、実際の事業の立ち上げと展開、組織作り、マーケティング、株式とIPOなど、起業に伴う基本的な知識を段階的に習得する。
科目目標
①社会環境の変化の中での起業の位置づけを理解する
②起業家に求められる資質や能力等について理解する
③新規事業の構想方法とビジネスプランの作成方法について理解する
④事業の立上げと展開の方法について理解する
⑤新規事業における組織作りについて理解する
⑥新規事業におけるマーケティングについて理解する
⑦新規事業におけるファイナンスについて理解する
⑧新規事業における株式とIPOについて理解する
履修前提条件
・企業経営入門(旧:ITビジネス経営論)
の単位を修得済みであること。
また、
・会計簿記入門
・マーケティング入門
の単位を修得していることが望ましい。
※この科目は、実務経験のある教員による授業科目です。教員の経歴や補足説明は以下の通りです:
企業の経営企画部門に所属し、経営戦略策定や新規事業推進などに15年間携わった実績あり。現在も個人で経営コンサルティング会社を運営するなど、実務経験を講義に活かしている。
授業教材
教科書 ※購入必須
なし
ツール
なし
※大学の定める必要環境はご用意ください。
参考資料 ※購入任意
題名 | 著者 | 出版社 | 発行年 | 備考 |
---|---|---|---|---|
題名 ユニクロ監査役が書いた 伸びる会社をつくる起業の教科書 |
著者 安本隆晴 |
出版社 ダイヤモンド社 |
発行年 2013年 |
備考 1500円+税 |
その他の資料
なし
期末試験実施方法について
Webテスト形式
授業時間外の学修と評価について
・前回の講義内容について繰り返し視聴を行って復習するとともに、予習として科目のお知らせで提供する追加情報や次回の学習資料を確認してください。
・学習資料を見た上で、分からない専門用語については、学内外の電子辞書サービス等を活用して調べておきましょう。
・受講後の発展的学習として、シラバスや授業内で紹介する参考図書や関連情報のサイトを熟読してください。
評価配分
ディベート | レポート | 小テスト | 期末試験 | その他 | 合計 |
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0 % | 0 % | 50 % | 50 % | 0 % | 100 % |
0 % | 0 % | 50 % | 50 % | 0 % | 100 % |
各回の授業内容
回 | 授業内容および目次 | 小テスト他 | 備考(教科書、参考資料等) |
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第1回 |
1)タイトル: オリエンテーション 2)学習目標: 本講義の概要について理解すると共に、起業家と時代背景について踏まえた上で、成功する起業家・社長になる心構えを学ぶ。 3)目次: 第1章 本講義の概要 第2章 時代背景と起業家 第3章 社長になる心構え 第4章 成功した起業家に学ぶ |
この回の課題
・小テスト |
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第2回 |
1)タイトル: 起業を考える 2)学習目標: 起業するということの意味に立ち返り、本当に起業が必要か考えてみる。また、起業のポイントと起業の失敗原因について理解する。 3)目次: 第1章 起業するということ 第2章 本当に起業が必要か考える 第3章 起業のポイント 第4章 起業の失敗原因 |
この回の課題
・小テスト |
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第3回 |
1)タイトル: 起業家の行動 2)学習目標: 起業家の仕事の仕方について理解し、起業後の成功をめざす行動方法を学ぶ。また、成功する経営者の共通項を整理して、起業家に求められる能力を理解する。 3)目次: 第1章 起業家の仕事の仕方 第2章 起業後の成功をめざす 第3章 起業家に求められる能力 第4章 成功する経営者の共通項 |
この回の課題
・小テスト |
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第4回 |
1)タイトル: 起業の準備1 2)学習目標: 起業のアイデアを考え、ビジネスモデルを作り、ビジネスプランを策定する方法について理解する。 3)目次: 第1章 起業のアイデアを考える1 第2章 起業のアイデアを考える2 第3章 ビジネスモデルを考える 第4章 ビジネスプランを立てる |
この回の課題
・小テスト |
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第5回 |
1)タイトル: 起業の準備2 2)学習目標: 起業前に行うこと、参入する業界と会社設立について、および起業直前の準備について理解する。 3)目次: 第1章 起業前に行うこと 第2章 参入する業界の研究と会社設立 第3章 起業直前の準備 第4章 第1部のまとめ |
この回の課題
・小テスト |
小テストでは、第1部のまとめとして、1回から4回の内容も含まれています。 |
第6回 |
1)タイトル: 新規事業の構想 2)学習目標: 新規事業を構想する際に、事業領域を決め、魅力的なテーマで起業するためのアイデアの評価方法について理解する。また、プレゼンテーションの重要性について理解する。 3)目次: 第1章 事業領域の決定 第2章 魅力的な起業テーマの利点 第3章 アイデアの評価方法 第4章 プレゼンテーション |
この回の課題
・小テスト |
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第7回 |
1)タイトル: ビジネスプランの作成1 2)学習目標: 事業計画書を作成する前に、事業内容を検討することについて理解する。 3)目次: 第1章 新規事業で検討すべきポイント 第2章 新事業の3タイプ 第3章 ビジョンの描き方 第4章 エグゼクティブサマリー |
この回の課題
・小テスト |
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第8回 |
1)タイトル: ビジネスプランの作成2 2)学習目標: 事業計画書の具体的な作成方法について理解する。 3)目次: 第1章 事業計画書の作成方法 第2章 ビジネスプランの構成 第3章 事業計画書作成の留意点 第4章 事業計画書に多く見られる問題点 |
この回の課題
・小テスト |
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第9回 |
1)タイトル: 事業の立上げと展開 2)学習目標: 事業を立上げて展開していく中での、事業立ち上げの手順と成長段階毎の課題について理解する。また、市場規模の推定方法について理解する。 3)目次: 第1章 事業立上げの手順 第2章 成長段階毎の課題 第3章 市場規模の推定 第4章 第2部のまとめ |
この回の課題
・小テスト |
小テストでは、第2部のまとめとして、6回から8回の内容も含まれています。 |
第10回 |
1)タイトル: 組織作り1 2)学習目標: 新規事業に取り組む組織におけるチーム作りとリーダーの役割や、組織図の作り方について理解する。 3)目次: 第1章 組織体制と行動規範 第2章 チーム型組織 第3章 マネジメントチームとリーダー 第4章 組織図 |
この回の課題
・小テスト |
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第11回 |
1)タイトル: 組織作り2 2)学習目標: 組織作りに際しての社長の役割、採用と人材育成について理解する。また、社外の専門家からの支援の受け方について理解する。 3)目次: 第1章 社長の役割 第2章 人材獲得のポイント 第3章 採用と人材育成 第4章 専門家からの支援 |
この回の課題
・小テスト |
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第12回 |
1)タイトル: マーケティング 2)学習目標: 新規事業におけるマーケティングについて理解する。 3)目次: 第1章 起業におけるマーケティング 第2章 マーケティング戦略の策定プロセス 第3章 顧客セグメンテーション 第4章 バリューチェーン |
この回の課題
・小テスト |
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第13回 |
1)タイトル: ファイナンス 2)学習目標: 新規事業におけるファイナンスについて理解する。 3)目次: 第1章 企業会計の仕組み 第2章 予測キャッシュフロー 第3章 企業価値とNPV 第4章 投資とリターン |
この回の課題
・小テスト |
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第14回 |
1)タイトル: 株式とIPO 2)学習目標: 新規事業における株式とIPOについて理解する。 3)目次: 第1章 株式・IPOとは何か 第2章 IPOのメリットデメリット 第3章 日本のベンチャーキャピタルの特徴 第4章 日本のVCの支援機能 |
この回の課題
・小テスト |
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第15回 |
1)タイトル: 全体のまとめ 2)学習目標: 第1部「起業を考えるポイント」、第2部「事業プランの作成」、第3部「起業に関する各論」のそれぞれについて振り返る。 3)目次: 第1章 起業を考えるポイント 第2章 事業プランの作成 第3章 起業に関する各論 第4章 まとめ |
この回の課題
・小テスト |
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