基本情報

学部 共通課程
科目 アンコール遺跡を中心とした文化遺産の保存修復
教員名 中川 武
年度 / 学期 2019年度春学期
開講期間 2019/5/28  ~  2019/8/6
科目履修区分 教養(選択)/教養科目
単位 1
科目レベル 1

ページの先頭へ戻る

科目概要

日本、アジアの文化財建造物を中心として、文化遺産の保存修復・活用をめぐる諸問題について講述する。特に、日本の古典建築、アンコール遺跡、ベトナム・フエ王宮都市における具体例について、調査、修復技術、活用と保存の調整、地域再生に果たす役割などに関して、各々の特質と課題を比較して論じる。

ページの先頭へ戻る

科目目標

アジアの古代建築に関するこれまでの調査研究・保存修復の成果をふまえ、本講義を通じてそれらを“体験”的に学ぶことにより、今後日本が諸外国に対し、いかなる文化的支援・国際協力を行うことができるのか、またアジアの中の日本、日本とアジアとの関わりについて、学生個々に理解を深めてもらうことを目標とする。

ページの先頭へ戻る

履修前提条件

本科目では、学習資料(テキスト形式)を配布します。スライド形式の学習資料は配布しませんので、この点を理解した上で、履修登録を行ってください。

ページの先頭へ戻る

授業教材

教科書 ※購入必須

なし

ツール

なし
大学の定める必要環境はご用意ください。

参考資料 ※購入任意

題名 著者 出版社 発行年 備考
題名
世界宗教建築事典
著者
中川 武(監修)
出版社
東京堂出版
発行年
2001.09
備考
価格13,000円(税別) http://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784490104820

その他の資料

なし

ページの先頭へ戻る

期末試験実施方法について

Webテスト形式

ページの先頭へ戻る

授業時間外の学修と評価について

・前回の講義内容について繰り返し視聴を行って復習するとともに、予習として次回の学習資料を確認してください。
・学習資料を見た上で、分からない専門用語については、学内外の電子辞書サービス等を活用して調べておきましょう。
・受講後の発展的学習として、関連情報のサイト等を確認してください。

本科目は、小テスト(60%)と期末試験(40%)の合計100%で成績評価を行います。
なお、第7回で実施する「レポート」課題については、任意提出とします。ただし、小テストと期末試験による総合評点が100点に満たない場合、第7回「レポート」を提出した人に限り、評点を加点します(最大10点)。

ページの先頭へ戻る

評価配分

ディベート レポート 小テスト 期末試験 その他 合計
0 % 0 % 60 % 40 % 0 % 100 %
 0 %   0 %   60 %   40 %   0 %   100 % 

ページの先頭へ戻る

各回の授業内容

授業内容および目次 小テスト他 備考(教科書、参考資料等)
第1回 1)タイトル:
建築との対話と文化遺産の保全-日本の体験より-

2)学習目標:
授業のねらいについての説明。日本の文化遺産を代表する例として法隆寺を取り上げ、その建築的な特質と魅力について理解をはかる。また「法隆寺論争」を題材として、日本の文化財保護の歩みを学ぶ。


3)目次:
第1章 本講義について
第2章 日本の古代建築-法隆寺との対話1-
第3章 日本の古代建築-法隆寺との対話2-
第4章 法隆寺論争と日本の文化財保護の歩み

この回の課題
・小テスト
日本建築の調査と保存修復
第2回 1)タイトル:
サンボー・プレイ・クック遺跡群

2)学習目標:
カンボジア、プレ・アンコール時代を代表するサンボー・プレイ・クック遺跡群について、遺跡の概要を紹介しつつ、早稲田大学が中心になって遂行してきた調査研究・保全活動を理解する。


3)目次:
第1章 サンボー・プレイ・クック遺跡保存事業
第2章 遺跡写真アルバム
第3章 調査研究活動
第4章 保全活動

この回の課題
・小テスト
専門用語集配布
第3回 1)タイトル:
アンコール遺跡を中心とした文化遺産の保存修復

2)学習目標:
アンコール遺跡の三つの歴史的類型を念頭に置き、著名なアンコール・ワット、バイヨン両寺院の建築史・美術史・歴史学的特質を理解する。


3)目次:
第1章 アンコール遺跡の歴史地理学的背景と三つの歴史的類型
第2章 アンコールの正統(歴史的包括と総合化)としてのアンコールワット
第3章 異端と創造:バイヨン
第4章 バイヨンの空間的構造とアンコールの世界

この回の課題
・小テスト
専門用語集配布
第4回 1)タイトル:
アンコール・トムバイヨン北経蔵の保存修復工事


2)学習目標:
日本国政府アンコール遺跡救済チーム(JSA)によって実施されたバイヨン寺院に対する修復前調査、解体再構築修復工事、カンボジア現地専門家、技術者、技能者の育成について理解する。


3)目次:
第1章 バイヨンの危機と修復前調査
第2章 解体再構築修復工事1
第3章 解体再構築修復工事2
第4章 人材養成

この回の課題
・小テスト
専門用語集配布
第5回 1)タイトル:
アンコール・ワット外周壁内北経蔵保存修復工事


2)学習目標:
アンコール・ワットにおける各国隊の既往修復と、日本国政府アンコール遺跡救済チーム(JSA)によって実施されたアンコール・ワット外周壁内北経蔵に対する修復工事について理解する。

3)目次:
第1章 アンコール・ワットの保存修復史と現在の各国隊の取り組み
第2章 アンコール・ワット外周壁内北経蔵における既往の修復とJSAの方針
第3章 石材劣化・部材修復・修復記録
第4章 新材加入・新材加工・再構築

この回の課題
・小テスト
専門用語集配布
第6回 1)タイトル:
アンコール・トム王宮前広場、プラサート・スープラN1塔の保存修復工事

2)学習目標:
日本国政府アンコール遺跡救済チーム(JSA)によって実施されたプラサート・スープラテラスの発掘調査・保全計画、N1塔の保存修復工事について理解する。

3)目次:
第1章 プラサート・スープラとそのテラスの性格と保存修復のねらい
第2章 プラサート・スープラN1塔の修復工事:解体と基壇及び池の発掘調査
第3章 プラサート・スープラN1塔の修復工事:砂岩、ラテライトの部材修復および仮組み
第4章 プラサート・スープラN1塔の修復工事:再構築

この回の課題
・小テスト
専門用語集配布
第7回 1)タイトル:
ヴィエトナム・フエの建造物群、その総合調査と保存再生の課題

2)学習目標:
早稲田大学によって実施されたヴィエトナム・フエの建造物群に対する調査研究活動、勤政殿再建計画、王宮都市の歴史的環境の保全と文化遺産の活用について理解する。

3)目次:
第1章 ヴィエトナムおよびフエの建造物群の概要
第2章 遺跡が抱える問題と調査研究活動
第3章 フエ王宮中央殿舎:勤政殿の再建計画
第4章 フエ王宮都市の歴史的環境の保全と文化遺産の活用

この回の課題
・小テスト
専門用語集配布

◆任意課題として「レポート」を実施
第8回 1)タイトル:
まとめ

2)学習目標:
講義全体を通したメッセージの提示

3)目次:
第1章 まとめ

この回の課題
・小テスト
 

ページの先頭へ戻る

open

Now Loading