基本情報

学部 共通課程
科目 住まいの文化史
教員名 後藤 久
年度 / 学期 2019年度春学期
開講期間 2019/4/4  ~  2019/6/18
科目履修区分 教養(選択)/教養科目
単位 1
科目レベル 1

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科目概要

私たちの住居形態は多様で、古代以来の伝統的な形態を保持している反面、近代以降は西欧からの強い影響を受けてきた。さらに第2次世界大戦後は、民主主義を社会的背景としてアメリカからの影響をも受けている。
また、住宅は一般建築と異なり、技術的・工学的、あるいは芸術的側面のみならず、人間の生活を抜きにして考えることができない。こうした人間と生活に視座をおいて、各時代の住まいを見てゆく。

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科目目標

西洋の住居を通史として学ぶと同時に、日本の住宅の変遷も読み取って欲しい。例えば2世紀に、古代ローマ帝国ではレンガとコンクリートによる高層集合住宅が造られていたことを学びながら、同じ頃の日本ではどうだったかも考えたい。同じ頃、まだ日本では竪穴住居を造っていたことを知り、愕然とするのも良いであろう。
この科目を学ぶことの最終目標は、住居史を勉強することにより、未来の住居に対して、正しい予言をできるような英知を養うことである。

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履修前提条件

本科目は、授業教材として、挿絵や写真が多く、大変分かりやすい教科書「西洋住居史ー石の文化と木の文化」がありますので、授業コンテンツのスライドを学習資料として配布する予定はありません。
この点を理解した上で、履修登録を行ってください。

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授業教材

教科書 ※購入必須

題名 著者 出版社 発行年 備考
題名
西洋住居史―石の文化と木の文化
著者
後藤久
出版社
彰国社
発行年
2014.05
備考
初・2005.9。2,600円(税別)

ツール

なし
大学の定める必要環境はご用意ください。

参考資料 ※購入任意

題名 著者 出版社 発行年 備考
題名
絵典・世界の建築に学ぶ知恵と工夫
著者
J.S.テイラー/後藤久訳
出版社
彰国社
発行年
1997.04
備考
初・1989.03。1,600円(税別)

その他の資料

資料及びサイト 内容
資料及びサイト
生活、文化、歴史など何でも広く多様な書等
内容


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期末試験実施方法について

Webテスト形式

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授業時間外の学修と評価について

・前回の講義内容について繰り返し視聴を行って復習するとともに、予習として次回の学習資料を確認してください。
・学習資料を見た上で、分からない専門用語については、学内外の電子辞書サービス等を活用して調べておきましょう。
・受講後の発展的学習として、シラバスで紹介する参考図書を確認してください。

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評価配分

ディベート レポート 小テスト 期末試験 その他 合計
0 % 0 % 60 % 40 % 0 % 100 %
 0 %   0 %   60 %   40 %   0 %   100 % 

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各回の授業内容

授業内容および目次 小テスト他 備考(教科書、参考資料等)
第1回 1)タイトル:
オリエンテーション

2)学習目標:
 まず「住居史」とはどのような学問か、を理解する。そのために「住宅史」と「住居史」の違いを知り、次に「日本住居史」と「西洋住居史」について、さらに「建築史」と「住居史」との関係を正しく把握する。

3)目次:
第1章 はじめに・住居史とはどんな学問か
第2章 日本住居史と西洋住居史
第3章 西洋住居史の概略(1)
第4章 西洋住居史の概略(2)

この回の課題
・小テスト
 
第2回 1)タイトル:
原始時代=ねぐらから住居へ

2)学習目標:
 多くの人がただ漠然と知っている原始人の住居を、住居史の中に位置づけて、住居のあけぼのを正しく理解する。

3)目次:
第1章 住居のあけぼの
第2章 洞窟の住居
第3章 木造の住居
第4章 集落と湖上住居の夢

この回の課題
・小テスト
 
第3回 1)タイトル:
古代=ラテン系・石の文化の形成 

2)学習目標:
 原始共同体の住まいから、次のステップである階級社会(古代)に移行してどのような変化が起きたかを理解する。あわせて古代ローマ帝国の住文化の高さを知る。

3)目次:
第1章 集落の発生と中庭型住宅
第2章 泥の王宮と農民の家
第3章 ギリシア・ローマ型住宅の完成
第4章 高層集合住宅の出現

この回の課題
・小テスト
 
第4回 1)タイトル:
中世=ゲルマン系・木の文化の展開

2)学習目標:
 古代都市が衰退した後のヨーロッパは、封建的土地支配の時代を迎え、はじめ堅固な城を築く必要があった。荘園住宅=マナハウスは防備にこだわる城に比べて居住性の追及がなされ、後の住宅建築への大きな影響を確認する。

3)目次:
第1章 城郭建築の発達
第2章 城の衰退と宮殿化
第3章 マナハウスの基本形
第4章 マナハウスの日常生活

この回の課題
・小テスト
 
第5回 1)タイトル:
中・近世=カントリーハウスの変容と回帰

2)学習目標:
 中世都市の発生から成立過程を学び、同時に都市住居の成立についても考える。
 一方従来のマナハウスは、13世紀以降になると、ホールで主人と家臣達が一緒に食事をすることがなくなる。こうしてホールの機能が分散し、近世の住宅が確立していく様子を確認する。

3)目次:
第1章 農民の住生活と都市の発生
第2章 町家の発達
第3章 ホールの衰退
第4章 近世住宅定型の確立

この回の課題
・小テスト
 
第6回 1)タイトル:
近世=都市型住宅の形成

2)学習目標:
 いち早く近世を迎えてルネッサンスの文化が開花したイタリアでは、都市の街路に沿ってパラッツオと呼ばれる豪商たちの館が建てられた。イギリスでも社会の中枢機能が都市に集中し、広場と一体に構成される新しい都市型住宅としてテラスハウスが造られた。これは街路に沿って列のように立ち並ぶローハウスとして、イギリス、アメリカ等、都市住居として広い範囲に普及したことを知る。

3)目次:
第1章 ルネッサンスの華・イタリア都市貴族の館
第2章 テラスハウスの誕生
第3章 テラスハウスからローハウスへ
第4章 新世界・アメリカの住宅

この回の課題
・小テスト
 
第7回 1)タイトル:
近・現代=近代住宅の誕生

2)学習目標:
 近代住宅とは、産業革命による工業製品と工学技術の進歩を背景に、今までの虚礼接客優先から、家庭生活本位の生活理念を重視することの確認。また代表的な近代建築家ル・コルビュジエ等による数々のモダニズムの作品と、その陰に切り捨てられてきたものが意味することを正しく把握する。
 最後に、私たちが豊かさを求め続けてきた近代社会に歪みが生じ、今、「もの」から「知」の生産へと変貌しつつあることと、その必要性を認識する。


3)目次:
第1章 近代住宅の理念
第2章 モダンリビングの誕生
第3章 現代住宅の光と影
第4章 ソフト面の充実と環境共生

この回の課題
・小テスト
 
第8回 1)タイトル:
総括

2)学習目標:
講義全体の総括をする。

3)目次:
第1章 総括

この回の課題
・小テスト
 

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