基本情報

学部 共通課程
科目 宗教と建築からみたインドネシア文化
教員名 小野 邦彦
年度 / 学期 2019年度春学期
開講期間 2019/4/4  ~  2019/6/18
科目履修区分 教養(選択)/教養科目
単位 1
科目レベル 1

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科目概要

「インドネシア」の語源は、「インド」とギリシャ語の「ネソス」(島の意)に由来する「ネシア」の結合で、語義は「インド諸島」に等しい。数多くの民族の文化的な著しい多様性を、単一共同体へ政治的に統合して成立した国家がインドネシアである。ジャワ文化、バリ文化、トラジャ文化など個別の文化はあり得ても、それを統合したインドネシア文化の措定は、ある種の用語矛盾と見る説すらある。本科目では、多様なインドネシア文化の成り立ちを宗教的側面から解読し、その理解を助けるために、ヒンドゥー教・仏教建築、イスラム教建築などのインドネシアの宗教建築の建築表現の背後にある造形の思考を学び、個々の建築形態・デザインが導かれた宗教的背景を読み取る力を培うものとする。

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科目目標

1.多民族国家であるインドネシアの社会状況や文化の基礎的事項について、適切な答えを選択することができる。
2.インドネシアにおける宗教建築の基礎的事項について、適切な答えを選択することができる。
3.「多様性の中の統一」をキーワードとして、インドネシア民族という概念について説明をすることができる。

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履修前提条件

なし

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授業教材

教科書 ※購入必須

なし

ツール

なし
大学の定める必要環境はご用意ください。

参考資料 ※購入任意

題名 著者 出版社 発行年 備考
題名
世界宗教建築事典
著者
監修:中川 武
出版社
東京堂出版
発行年
2001.09
備考
価格13,000円(税別) https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784490104820

その他の資料

なし

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期末試験実施方法について

Webテスト形式

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授業時間外の学修と評価について

【授業時間外の学修】
・本講義では、第2回にボーナス課題の任意ディベートがあります。参加をすると、その分が評価に加点されます。積極的に参加をしましょう(※参加しなくても減点にはなりません)。
・前回の講義内容について繰り返し視聴を行って復習しましょう。
・学内外の電子辞書サービス等を活用し、学習資料で理解不足と感じた用語等を調べ、予習をしましょう。
・発展的学習として、講義内で紹介された地域や遺跡について興味をもち、図書館やインターネット等を活用して調べて理解を深めていきましょう。

【評価について】
本科目は、小テスト(60%)と期末試験(40%)の合計100%で成績評価を行います。
なお、第2回で実施する「ディベート」課題については、任意参加とします。ただし、小テストと期末試験による総合評点が100点に満たない場合、第2回「ディベート」に参加した人に限り、評点を加点します(最大5点)。

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※期末試験は25問の選択式問題となります。

【重要・要確認】任意「ディベート」の評価軸は以下のとおりです。

            【最高得点】       【評価のポイント】
【論理性】          1    自分の意見をわかりやすく相手に伝えられているか
【文章表現の適切性】   1    自分の考えを正しい文章表現で説明できているか
【内容の適切性】      1    課題テーマに対し適切な内容が書かれているか
【相互コメントの実施】   2    世代や職業等の異なる相手との相互尊重が図られているか

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評価配分

ディベート レポート 小テスト 期末試験 その他 合計
0 % 0 % 60 % 40 % 0 % 100 %
 0 %   0 %   60 %   40 %   0 %   100 % 

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各回の授業内容

授業内容および目次 小テスト他 備考(教科書、参考資料等)
第1回 1)タイトル:
オリエンテーション


2)学習目標:
講師の自己紹介、講義の目的等。本講義を受講するに際しての基礎知識について学ぶ。

3)目次:
第1章 講師の自己紹介と講義の目的等
第2章 宗教的な重層性
第3章 文化的な多様性と多様性の中の統一
第4章 インドネシア民族とは?

この回の課題
・小テスト
 
第2回 1)タイトル:
ヒンドゥー教の受容とそのジャワ化

2)学習目標:
インドのヒンドゥー教文化が古代ジャワへ渡来した際、在来の信仰を吸収して「ジャワ化」された様態をさぐる。ある地域が外来の文化を受容する際の、その受け入れ方の観察を通じて、受け入れる側の文化的特質が浮彫りになることを学ぶ。

3)目次:
第1章 先史時代の山岳信仰とヒンドゥー教文化の重層
第2章 ヒンドゥー教文化の中に潜在するジャワの在来信仰
第3章 ヒンドゥー教文化の中に潜在するジャワの巨石文化
第4章 先史時代から歴史時代へ ~ジャワ島~

この回の課題
・小テスト
◆任意課題として「ディベート」を実施
第3回 1)タイトル:
古代ジャワのヒンドゥー教寺院に見る建築配置の象徴性

2)学習目標:
ヒンドゥー教寺院の非対称の建築配置の背後に潜在する宗教的な宇宙観について。建築をただ漫然と眺めるのではなく、その背後に隠された意味を読み取ることの意義を学ぶ。

3)目次:
第1章 非対称の伽藍構成について その1
第2章 非対称の伽藍構成について その2
第3章 なぜ“ずらし”が設けられるのか
第4章 ヴァーストゥ・プルシャ・マンダラと寺院の配置設計

この回の課題
・小テスト
 
第4回 1)タイトル:
他国、他地域の“ずらし”について

2)学習目標:
インド、カンボジア(アンコール・ワット)、ジャワ島の仏教寺院を例に、その建築配置の観察を通じて、宗教および世界観の違いが見えることを学ぶ。

3)目次:
第1章 インドの事例
第2章 カンボジアの事例
第3章 ジャワ島の仏教寺院
第4章 “ずらし”の有無から見える宗教思想の相違

この回の課題
・小テスト
 
第5回 1)タイトル:
バリ・ヒンドゥーとジャワの仏教建築に見る世界観

2)学習目標:
ジャワに伝えられたヒンドゥー教と密接な関連を持つバリ島の世界観・神観念と、その建築への影響について。仏教建築に投影された世界観との相違も解説、学習。


3)目次:
第1章 バリ・ヒンドゥーの世界観1
第2章 バリ・ヒンドゥーの世界観2
第3章 三大神信仰の広がりとその意味
第4章 仏教寺院の対称的な建築配置

この回の課題
・小テスト
 
第6回 1)タイトル:
ボロブドゥールからシヴァ・仏陀思想まで

2)学習目標:
世界遺産ボロブドゥールがあらわす世界観。ジャワ独特の宗教思想である「シヴァ・仏陀思想」と、インドネシア共和国の建国のスローガンとのかかわりを学ぶ。

3)目次:
第1章 民衆教化の霊場としてのボロブドゥール
第2章 ボロブドゥールの建造過程とジャワ人の思考様式
第3章 ボロブドゥールの建築に表現された宇宙観
第4章 シヴァ・仏陀思想と「多様性の中の統一」

この回の課題
・小テスト
 
第7回 1)タイトル:
再び、そして最後に、もう一度“インドネシアの多様性”について考える


2)学習目標:
第6回目までのまとめとして、インドネシアの多様な文化的背景と、その統一のためのさまざまな苦難について。国づくりの努力の一環としての文化財保護についても学習。

3)目次:
第1章 多様であるがための苦難
第2章 インドネシアが一つの国としてあるために
第3章 多様な文化が生み出す多様な建築遺産
第4章 文化財の保護と国家の建設

この回の課題
・小テスト
 
第8回 1)タイトル:
総括


2)学習目標:
1回から7回までの内容を振り返り、総括する


3)目次:
第1章 総括

この回の課題
・小テスト
 

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