基本情報

学部 IT総合学部
科目 経済学入門
教員名 石川 秀樹
年度 / 学期 2019年度春学期
開講期間 2019/4/4  ~  2019/8/8
科目履修区分 基礎講義(選択)/専門基礎(選択)/専門基礎(必修)/専門基礎科目
単位 2
科目レベル 1

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科目概要

経済学とは効率と公平について考える学問であるが、本科目では効率についての考え方を中心に学ぶ。効率とは「限られた資源を活用して大きな成果をあげる」ことである。まず、市場取引において効率的に行動するために、消費者や企業はどのような行動をとるのかについての理論を学ぶ。次に、一定の条件を満たせば自由な市場取引に任せると効率がよいことを学ぶととともに、どのようなときに非効率が生じ、どのような対策が有効かを理解する。これらと関連する日常生活や仕事における具体的な事例を通じて、効率的な解決策を考えることができるようになるのが本科目の最終目標である。

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科目目標

①日常生活や仕事において起こっている経済問題とはどのようなものであるかを理解し具体例を用いて説明できる。
②経済学の思考パターンを習得し、そのパターンに沿って、日常生活や仕事での経済的な課題について、解決策を考えることができる。
③価格の決まり方と価格調整の社会的意義を理解する。
④満足度を最大化させるための消費者の合理的な意思決定理論について理解し、その理論を使って、扱った事例と類似の経済的課題について適切な判断を下すことができる。
⑤利潤最大化のための企業の合理的な意思決定理論について理解し、その理論を使って、扱った事例と類似の経済的課題について適切な判断を下すことができる。
⑥自然独占・情報の不完全・外部効果の場合には市場に任せると非効率(市場の失敗)が起こるので、対策が必要であることを理解する。
⑦人間は必ずしも合理的に行動するとは限らず、非合理性にも一定のパターンがあることを理解した上で、扱う事例と類似の経済課題に関して合理的な判断を下すことができる。 

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履修前提条件

なし

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授業教材

教科書 ※購入必須

なし

ツール

なし
大学の定める必要環境はご用意ください。

参考資料 ※購入任意

題名 著者 出版社 発行年 備考
題名
ケーススタディで学ぶ 入門 ミクロ経済学
著者
石川秀樹
出版社
PHP研究所
発行年
2010.4
備考
2,400円 (税別)
題名
試験攻略入門塾 速習! ミクロ経済学
著者
石川秀樹
出版社
中央経済社
発行年
2011.5
備考
2,600円 (税別)

その他の資料

なし

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期末試験実施方法について

Webテスト形式

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授業時間外の学修と評価について

前回の講義内容について繰り返し視聴を行って復習するとともに、発展的学習として、シラバスや授業内で紹介する参考図書や関連情報のサイトを読み理解を深めてください。

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評価配分

ディベート レポート 小テスト 期末試験 その他 合計
0 % 0 % 50 % 50 % 0 % 100 %
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各回の授業内容

授業内容および目次 小テスト他 備考(教科書、参考資料等)
第1回 1)タイトル:
思考法としての経済学

2)学習目標:
1.経済学を学ぶ意義、本科目の全体構成について理解する。
2.複雑な現実世界を単純化して本質を考えるという経済学の思考法を理解し、活用する。
3.経済学の基本概念であるインセンティブ・機会費用・トレードオフの意味を理解する。
4.インセンティブ・機会費用・トレードオフの視点から、現実世界の事例を分析することができる。

3)目次:
第1章 科目全体の説明、<ケース>営業マンのガソリン代を節約せよ!
第2章 経済学の思考法
第3章 インセンティブ・機会費用・トレードオフ
第4章 第1回の<ケース>への当てはめ

この回の課題
・小テスト
石川秀樹(2010)「ケーススタディーで学ぶ入門ミクロ経済学」第1章P12-28
第2回 1)タイトル:
価格の決まり方

2)学習目標:
1.グラフの読み方を身につける。
2.需要と供給がどのような要因で決まるかを理解する。
3.曲線上の移動と曲線そのものの移動(シフト)の違いを理解する。
4.価格は需要と供給によって決まることを理解する。
5.以上1から4の理解を通じて、価格動向について需要と供給から分析することができる。



3)目次:
第1章 <ケース>来年の価格を予想せよ!
第2章 需要曲線と供給曲線
第3章 ワルラス調整とマーシャル調整
第4章 第2回の<ケース>への当てはめ

この回の課題
・小テスト
石川秀樹(2011)「速習!ミクロ経済学」P12-17、P194-199
第3回 1)タイトル:
市場経済と計画経済

2)学習目標:
1.経済の基本問題とは何かを理解する。
2.市場経済と計画経済、それぞれの長所と短所を理解する。
3.市場経済と計画経済のどちらに任せた方がよいのかの判断基準を理解し、社内でおこなうべきか、専門業者に外注すべきかを合理的に判断できる。

3)目次:
第1章 <ケース>社内に市場競争を導入せよ!
第2章 市場経済と計画経済の長所と短所
第3章 企業の存在意義
第4章 第3回の<ケース>への当てはめ

この回の課題
・小テスト
石川秀樹(2010)「ケーススタディーで学ぶ入門ミクロ経済学」第2章P29-50
第4回 1)タイトル:
消費者の行動

2)学習目標:
1.所得の変化による消費行動の3つのパターンについて理解し説明できる。
2.価格の変化による消費行動の変化について、代替効果と所得効果を用いて説明できる。
3.価格の変化と売上げの関係は需要の価格弾力性の大きさによって異なることを説明できる。
4.上記3つの理解を基に、価格戦略について経済学的に分析できる。

3)目次:
第1章 <ケース>値下げでお客を取り戻せ!
第2章 所得の変化が消費に与える影響
第3章 価格の変化が消費に与える影響
第4章 第4回の<ケース>への当てはめ

この回の課題
・小テスト
石川秀樹(2010)「ケーススタディーで学ぶ入門ミクロ経済学」第10章、第11章P179-204
第5回 1)タイトル:
損益分岐点と操業停止点

2)学習目標:
1.固定費用と可変費用の違いを理解し説明できる。
2.損益分岐点と操業停止点の違いを理解し、操業停止すべきかどうかを正しく判断できる。



3)目次:
第1章 <ケース>赤字店舗はなぜ閉店しないのか?
第2章 様々な費用
第3章 損益分岐点と操業停止点
第4章 第5回の<ケース>への当てはめ

この回の課題
・小テスト
石川秀樹(2010)「ケーススタディーで学ぶ入門ミクロ経済学」第3章P51-64
第6回 1)タイトル:
利潤最大となる受注量の決定

2)学習目標:
1.平均収入と限界収入の違いを理解し説明できる。
2.平均費用と限界費用の違いを理解し説明できる。
3.限界収入が限界費用よりも大きければ受注すべきであることを理解し、正しい受注判断を行うことができる。



3)目次:
第1章 <ケース>この案件は受注すべきか?
第2章 収入と費用、平均と限界
第3章 利潤最大となる受注量の決定
第4章 第6回の<ケース>への当てはめ

この回の課題
・小テスト
石川秀樹(2010)「ケーススタディーで学ぶ入門ミクロ経済学」第4章P65-90
第7回 1)タイトル:
ゲーム理論

2)学習目標:
1.寡占市場の定義と特徴を理解し説明できる。
2.利得表を読み取ることができる。
3.ナッシュ均衡の意味を理解し、利得表からナッシュ均衡を求めることができる。
4.囚人のジレンマを理解し、無限回ゲームでは悪い状況を回避しうることを理解し、説明できる。
5.以上の理解を基礎として、相手との駆け引きを行うビジネスにおいて、複数の戦略を検討することができる。


3)目次:
第1章 <ケース>ライバルの値下げに応戦すべきか?
第2章 寡占の特徴とゲーム理論
第3章 囚人のジレンマとフォークの定理
第4章 第7回の<ケース>への当てはめ

この回の課題
・小テスト
石川秀樹(2010)「ケーススタディーで学ぶ入門ミクロ経済学」第8章P151-168
第8回 1)タイトル:
独占企業の生産行動

2)学習目標:
1.プライスメーカーである独占企業の生産行動を理解し、説明できる。
2.価格差別が利潤を大きくすることを理解し、説明できる。
3.価格差別は現実にはどのように行われているかを理解し、価格設定の際に、価格差別という選択肢も検討することができる。

3)目次:
第1章 <ケース>お客によって値段を変えたい!
第2章 独占企業の生産行動
第3章 価格差別
第4章 第8回の<ケース>への当てはめ

この回の課題
・小テスト
石川秀樹(2010)「ケーススタディーで学ぶ入門ミクロ経済学」第6章P117-129
第9回 1)タイトル:
効率と公平

2)学習目標:
1.経済の望ましさの基準である効率性と公平性を正しく理解し、その違いを説明できる。
2.パレート最適とは効率性の基準であり公平性とは無関係であることを理解し説明できる。
3.市場経済はどのようなときに望ましいのかを理解し説明できる。


3)目次:
第1章 <ケース>経済成長が幸福を増やすとは限らない!
第2章 効率と公平、パレート最適
第3章 余剰分析と厚生経済学の基本定理
第4章 第9回の<ケース>への当てはめ

この回の課題
・小テスト
石川秀樹(2010)「ケーススタディーで学ぶ入門ミクロ経済学」第7章P130-150
第10回 1)タイトル:
費用逓減産業(自然独占)

2)学習目標:
1.費用逓減産業の場合、自然独占となるが、独占を禁止するとかえって効率が悪くなることを理解し説明できる。
2.費用逓減産業の場合、独占は容認した上で、効率性を回復する対策を理解し説明できる。
3.従来地域独占であった電力・ガスが、近年、競争が始まった理由を理解し説明できる。



3)目次:
第1章 <ケース>なぜ電力・ガスの地域独占は崩れたか?
第2章 費用逓減産業とは?
第3章 自然独占への対策
第4章 第10回の<ケース>への当てはめ

この回の課題
・小テスト
石川秀樹(2010)「ケーススタディーで学ぶ入門ミクロ経済学」第12章P205-217
第11回 1)タイトル:
外部経済と外部不経済

2)学習目標:
1.外部不経済の場合、市場に任せておいても非効率が生じることを具体例を挙げて説明できる。
2.外部不経済の場合の非効率を解消する方法を、具体例を挙げて説明できる。
3.外部経済の場合、市場に任せておいても非効率が生じることを具体例を挙げて説明できる。
4.外部経済の場合の非効率を解消する方法を、具体例を挙げて説明できる。


3)目次:
第1章 <ケース>禁煙報奨金を導入すべきか?
第2章 外部不経済
第3章 外部経済
第4章 第11回の<ケース>への当てはめ

この回の課題
・小テスト
石川秀樹(2010)「ケーススタディーで学ぶ入門ミクロ経済学」第13章、第14章P218-241
第12回 1)タイトル:
公共財

2)学習目標:
1.公共財・共有資源の特徴を理解し、私的財との違いを説明できる。
2.上記の理解を基に政府や企業の共通部門の必要性を経済学の視点から説明できる。

3)目次:
第1章 <ケース>企業のイメージ広告はどの部門が負担する?
第2章 公共財とは?
第3章 公共財の最適供給量と市場の失敗
第4章 第12回の<ケース>への当てはめ

この回の課題
・小テスト
石川秀樹(2010)「ケーススタディーで学ぶ入門ミクロ経済学」第15章P242-257
第13回 1)タイトル:
逆選択とモラルハザード

2)学習目標:
1.逆選択とはどのようなものであり、どのように非効率を引き起こすのかを理解し説明できる。
2.逆選択による非効率を防ぐために行われている対策を複数例示して説明できる。
3.モラルハザードとはどのようなものであり、どのように非効率を引き起こすのかを理解し説明できる。
4.モラルハザードによる非効率を防ぐために行われている対策を複数例示して説明できる。


3)目次:
第1章 <ケース>自社ブランドか大手ブランドの活用か?
第2章 逆選択
第3章 モラルハザード
第4章 第13回の<ケース>への当てはめ

この回の課題
・小テスト
石川秀樹(2010)「ケーススタディーで学ぶ入門ミクロ経済学」第16章、第18章P258-272,P293-307
第14回 1)タイトル:
期待効用仮説

2)学習目標:
1.リスクと不確実性の違いを理解し説明できる。
2.所得の限界効用が逓減するとリスク回避的になることを理解し説明できる。
3.保険は、加入者にとっても保険会社にとっても利益が得られる仕組みであることを理解し説明できる。


3)目次:
第1章 <ケース>成果型賃金を導入すべきか?
第2章 リスク愛好・中立・回避
第3章 期待効用仮説
第4章 第14回の<ケース>への当てはめ

この回の課題
・小テスト
石川秀樹(2010)「ケーススタディーで学ぶ入門ミクロ経済学」第17章P273-292
第15回 1)タイトル:
行動経済学

2)学習目標:
1.人々の非合理的な行動には一定のパターンがあることを具体例で説明できる。
2.人々の非合理的な行動のパターンを、フレーミング理論・プロスペクト理論などの行動経済学の理論を使って説明できる。



3)目次:
第1章 <ケース>人は必ずしも合理的とは限らない!?
第2章 言い方で判断が変わる【フレーミング効果】
第3章 損と得では態度が変わる【プロスペクト理論】
第4章 第15回の<ケース>への当てはめ

この回の課題
・小テスト
石川秀樹(2010)「ケーススタディーで学ぶ入門ミクロ経済学」第19章P308-322

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