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教養・外国語 2022.08.02

ITとライティングスキル

由井 恭子 由井 恭子 准教授
ITとライティングスキル

ライティングとは

皆さんは、どのようなときに、どのような目的で、文章を書きますか。
文章には、大学のレポートや卒業論文、ビジネスにおける企画書や報告書、SNSで発信される文章、小説や詩など、さまざまな種類があります。そして、文章の種類によって書き方が変わってきます。SNSの文章、小説や詩などは、自分の心情を主観的に書いてもかまいませんが、レポートやビジネス文書は、客観的で論理的な書き方が求められます。思いつくままに文章を綴っていくと、最初と最後で主張が変わってしまう、あるいは、話題がずれてしまうことも出てきます。

論理的な文章とは

では、論理的な文章とは、どのようなものでしょうか。
主旨が一貫している、根拠を示し自分の主張を述べている、事実と自分の意見を分けている、などがあげられるでしょう。論理的な文章には、論理的に思考し、それを表現する技術が求められます。大学でのアカデミックなレポートは、学問分野によりその書き方はさまざまですが、論理的に書くことは共通しています。サイバー大学では、ライティングを扱う授業が複数開講されています。そのなかでも、「ロジカルライティング」は、「論理的に」書く技術を身に付けることを目的とした授業内容になっています。学んだことから自分自身で問いを立て、主張を考え、それについて論証していくのが学問です。サイバー大学での学びをより充実したものにするためにも、ぜひ「ロジカルライティング」を受講して、その技術を身に付けてもらえたら嬉しいです。

社会に出てからも役立つ技術

さらに、論理的に文章を書く技術は、大学だけではなく、社会に出てからも役立つと考えられます。社会に出ると、企画書や報告書などの作成が求められます。これらのビジネス文書で重要な点は、読み手に正確に情報を伝えることです。論理的に書く技術を身に付けていると、例えば、企画書なども、正確で分かりやすいものが作成できるようになります。自分の企画の有効性や魅力を示すことができれば、それが読み手に伝わり、自分のアイディアが採用され、人々に活用される可能性も出てきます。このように、論理的に書く技術は、大学時代だけではなく、社会に出てからも役立つはずです。

「書く」ことは「考える」こと

そして、「書く」ためには、「考える」ことが必要です。自分の興味のあることや、社会問題などについて探究し、知見を深めていきましょう。そこで得た知識、自分の考え、あるいは、自分が開発したツールなどを、論理的に書く技術を使って、述べていきましょう。自分の考えを書くことで、人生を切り開く方がいらっしゃるかもしれませんし、思わぬご縁を得る方もいらっしゃるかもしれません。このように、「考えること」と「書くこと」は、両輪となり、皆さんの人生をより豊かなものへと導いていくでしょう。

書くことで広がる未来

サイバー大学には、社会人として働きながら、学びを深めている方も多くいらっしゃいます。こうした社会人学生の方も、もちろん、まだ社会に出ていない学生の方も、論理的に書く技術を身に付けて、自分の考えたことを示し、これからの人生をより充実したものにしていただけたらと思います。私も教員として、皆さんの学びを支援していきたいと考えています。授業でお目にかかれるのを楽しみにしています。

由井 恭子
由井 恭子
YUI Kyoko
  • 准教授
  • 教養科目

大正大学において博士(文学)を取得、同大学専任講師を経て、現職。「平家物語」を中心に中世の仏教文学の研究を行っている。実際に謡われた仏教歌謡や芸能がどのようなものか、そしてそれが文学の中にどのように描かれているのかを考察しており、また、フィールドワークを通して、現在も継承されている伝統芸能についても調査している。