ビジネス系科目プロジェクトマネジメント入門

プロジェクトマネジメント入門プロジェクトマネジメント入門

この授業で得られるもの

材料を揃えて料理を作る、家をリフォームするといったパーソナルなものから、イベントの開催や店舗の新規開業、スタジアムの建設まで、「プロジェクト」にはさまざまなものがありますが、共通しているのは、はっきりしたゴール(目標)があり、「事前の計画」と「進行管理」が大切という点です。

会社のプロジェクトともなれば、多くの人・モノ・お金が関わってくるので、時間やコストの無駄は許されません。どのような作業が必要か、どういう順序で進めるか、どこに時間がかかるか。これらを予測しながら計画を立て、作業の手順を管理し、目標を達成する能力は、プロジェクトのリーダーにはもちろん、プロジェクトを担当するメンバーにも、プロジェクトの実施を依頼、発注する側にとっても必要です。

この授業では、物づくりや企画を着実に実現するための考え方、作業の進め方や問題への対処法など、プロジェクトマネジメントの基礎知識を体系的に学習し、「プロジェクト計画書」の作成も体験します。

どんな知識が覚えられる

「事前の計画」と「進行管理」をしっかりと行い、目標を達成するためには、プロジェクトに関わる要素をすべてリストアップし、作業の段取りと順序を決め、変更や遅れにも対処するための高度な能力が求められます。そこでこの授業では、さまざまな切り口から、プロジェクトとマネジメントの基本を習得していきます。

前半では、プロジェクトの始動から完了までの「ライフサイクル」、マネジメントの基本サイクル「PDCA」、スケジュール管理の手法「WBS」などについて学習します。後半では、実際のプロジェクトの流れに沿って、コストや品質、組織やリスクなどのマネジメント手法を実践的に学びます。また、最後に仕上げとして、情報システム開発のプロジェクト計画書を作成します。

どんなスキルを習得できる

プロジェクトマネジメントの基礎知識があれば、プロジェクトに限らず、あらゆる作業において「ムダ・ムラ・ムリ」を減らせるようになります。また、物事をスムーズに進める「段取り力」が身に付き、仕事でも日常生活においても「時短」を実現できます。

特に、転職や昇進、昇級にも有利といわれる「プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル(PMP)」の受験を考えている人には、ぜひ受講してほしい科目です。PMPの受験資格のひとつに「35時間の公式なプロジェクトマネジメントの研修の受講」があり、この科目はそのうち「15時間の研修」としてカウントされます。さらに、専門応用科目「ITプロジェクトマネジメント講義」「ITプロジェクトマネジメント演習」(それぞれ15時間に相当)を履修すれば、PMPの受験資格をクリアできます。