ビジネス系科目経済学入門
わかりやすく役に立つ経済学
経済学と聞くと、漠然としていて難しそうなイメージを抱く人も少なくないと思います。
しかし、経済学はわたしたちの暮らしとも密接にかかわっている学問。経済学を学べば会社や市場の仕組みが理解できるようになり、仕事はもちろん、経済ニュースなどもより身近に、面白く感じられるようになるはずです。
経済学には、日銀の金融政策や政府の景気対策など、一国経済全体をより大きな観点から分析する「マクロ経済学」と、消費者・企業や特定の市場をより小さな観点から分析する「ミクロ経済学」があります。
「マクロ経済学」は「ミクロ経済学」を基礎としているので、「経済学入門」ではまず「ミクロ経済学」を学ぶのです。「ミクロ経済学」を学ぶことで、知識を超えた基礎能力、「経済学という思考法」を身に付けることができます。
他にも、経済学で株や資産運用のことも学べるのではないか?と思う方もいるかもしれませんが、それは金融論という別の科目で、本学では「資産運用実践論」という科目で学ぶことができます。
本科目は「わかりやすく役に立つ経済学」をコンセプトに、なるべく数式を使わないで、言葉とグラフを中心に説明していきます。ですので、「経済学って難しそう」と思っている方でも心配無用です。
ケーススタディで学ぶ「ミクロ経済学」
本科目ではミクロ経済学の理論を用いて、ビジネスケースの課題を解決しながら学んでいくので、「経済学の思考法といっても抽象的で、役に立たないんじゃないの?」と思われている方にとっても有意義な体験になると思います。なぜなら、抽象的な思考法を具体的な事例に当てはめて考えていくからです。例えば、「値下げでお客を取り戻せ!」「赤字店舗はなぜ閉店しないのか?」「成果型賃金を導入すべきか?」など、自分の会社でも課題になりそうな身近なビジネスケースを、経済学的思考法を用いて解決していきます。
まだ働いたことのない学生の方には、会社がどのような仕組みになっているかを説明しますのでご安心ください。その上で、会社にどのような課題があるかを理解できるので、就職活動や就職した際に役立ちます。社会人の方にとっても、何となくわかったつもりになっていた会社のことがしっかりと理解できたり、現在お勤めの会社で抱える課題の解決策が導き出せたりするかもしれません。
難しそうだと身構えず、楽しく勉強していきましょう。