管理職 本宮進編 第5話 演習課題でWebページ制作

演習課題でWebページ制作演習課題でWebページ制作

オリジナルのWebページ制作に挑戦

月日は流れ、専門応用科目を受講するようになりました。
専門応用科目は、入門編である専門基礎科目で学んだ知識や技術を発展的に磨き、より専門性を深めていく科目です。今回はシステムソリューションを提案するという課題に取り組みました。システムを立ち上げる演習を行うにあたって、まずは無料のCMSサービスでオリジナルのWebページを作ってみるところから挑戦です。

Webページ作成は一昔前に会社で行ったきり。その時はみんなで苦労して作りましたが、今どきのサービスはテンプレートが用意されていてパターンも豊富なため、専門知識や経験がなくてもそれなりのWebページを作ることができます!ただし細かい作り込みはできないため、本格的なページを作るためにはコーディングスキルが必要です。

プログラミングは授業を通じて日々学んでいますが、自在に操れるほどのスキルは持ち合わせていません。私は「ITのわかるビジネスパーソン」を目指しているため、プログラミングスキルを極めることに重きを置いていないからです。業務の課題を解決するために必要な知識の習得や、学んだ技術を応用して仕事を発展させる。こういったことに繋げられるよう、学業に励んでいます。

ディベート課題を通じて見えてくるもの

今回の課題はWebページを作って終わりではなく、一連の機能を使った感想を投稿するディベート課題もあります。システム構築プロジェクトを管理するにあたって、自分が実現しようとしていることに必要な機能はあるのかなど、技術を見極める力はかなり重要で、Webページ制作を通じてその力を養います。

また、他の学生の投稿を見ていると、物事の捉え方は人それぞれであることがよくわかります。さまざまなバックグラウンドを持った学生が集まっているため、仕事内容や年代によって個性が出るところも興味深く、自分と同じような書き込みを見つけると親近感が湧いたりします。管理職ならではの捉え方かもしれませんが、サイバー大学で学んでいると、こういった多様性を受け入れて、個の能力を最大限活かせるような組織にしなければと、身が引き締まる思いになります。

業務効率化の次なる一手

会社では引き続き業務の効率化を進めています。IT化の次の一手として、全営業社員のPCをハイスペックで軽量なノートPCに替えることを検討中。現状、安いという理由でロースペックなノートPCが支給されているため、作業がサクサク進まずストレスに。そのうえ、大きくて重たいため、持ち運びしにくいという問題も抱えています。

「なんだそんなことか」と思う方もいるかもしれませんが、これが社員の生産性を向上させる手っ取り早い解決策です。こういったことを積み重ね、コツコツと前に進んでいきたいと思っています。

PCを替えることで、仕事が捗って余計なストレスが減るだけでなく、営業担当の直行直帰や在宅勤務が容易となります。オフィスにいるのと同等の仕事が場所を問わずできるようになるため、PCのリースが切れるこのタイミングに切り替えたいと思います。

とはいえ、それには莫大なコストがかかるため、経営陣はなかなか首を縦に振ってくれませんでした。業績がどれくらい上がるのかは見通せない部分もありましたが、確実に生産性は上がって社員の残業も減る点を力説して、なんとか承認をもらいました。

その効果はすぐに表れ、営業の士気はぐんぐんと上昇。結果的に過去最高の営業成績、残業時間の圧縮につながりました。社員みんなの頑張りのおかげですが、私の功績も認められ、次のステップに進むことになりました。