管理職 本宮進編 第1話 年齢じゃない
40歳から大学生へ
まさか40歳になって、自分が大学生になるなんて思ってもいませんでした。なぜ大学生になることになったのか、何を学び、その後どうなったのか、これから少しずつですがご紹介していきたいと思います。
まず最初に、簡単な自己紹介。私は専門商社に勤めていて、営業畑一筋の営業課長、いわゆる中間管理職ってやつをしています。高校卒業後、4年制大学で経済を学び、卒業後は今の会社に就職をしています。結婚はしていて、小学生の息子もいます。
そんな私が再び大学で学ぶことになったのはなぜか、その理由は簡単で、自分の仕事のやり方に限界を感じたからでした。
労働環境は変わってきている
これまでは、猛烈に働いて結果を出せば評価されていましたが、今は全く違います。いかに現場を円滑に回し、部下に少ない時間や労力で生産性を上げて仕事をしてもらうのか、そちらの方が圧倒的に重要なのです。いうまでもなく、労働人口の不足や働き方改革、さらにはAIの台頭といった世の中の流れも、我々管理職が常日頃から意識しなければならないことです。
そんな中、従来のやり方でどれだけ頑張ってみたとしても、そう遠くないうちに限界がやってくると思います。労働環境が変わりつつあるのであれば、新しいやり方を身につけて順応しなければなりません。
そのためには、管理職自らがITの知識・スキルを身につけて、現場の状況や課題を正確に把握し、改善策を見出して現場に落とし込んでいく必要があります。
文系・ITオンチこそサイバー大学!
「いやあ、そう簡単に言うけど、今さら無理でしょう」
管理職をされている方々の中には、そんな風に思った方も多いと思います。実際に私もそっち側の人間でした。でも、その考えを一変する出来事がありました。
全くのど素人だった私と同い年の友人が、知らない間にITスキルを身につけ、社内のIT業務を一手に引き受けているというのです。自分よりもITオンチだと思っていた、彼がです。自分が無理だと思っている一方で、年齢や現状のスキルに関わらず、挑戦している人がいることに驚き、半ば諦めていた自分が恥ずかしくなりました。
ITの勉強はやればできる、誰でもできる、それは今やってみたから、分かることです。友人や私のように文系であっても、全く問題ありません。しかし、独学では限界があるのも事実。一番いいのは専門的な知識を体系的に学ぶことができる環境です。
その友人の勧めもあり、私はサイバー大学に入学することにしました。新しい専門的な知識やスキルを身に付けることができ、結果的にキャリアアップにもつながりました。本気でやりたいと思うなら、行動するのは早ければ早いに越したことはありません。