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ボランティア

ボランティア活動

本学では、さまざまなキャリアを持つ幅広い年代の学生たちが、授業で身につけた総合的知識を実際に社会に還元することを目的として、 ボランティア活動の場を提供します。 インターネット上のキャンパスライフを飛び越えて、実際の活動を通じ、人と触れ合いながら学んでいくことを積極的に奨励していきます。

活動報告

パートナーシップを結ぶことになった団体を中心に、日本各地で展開されている環境、福祉などに関するボランティア活動を紹介していきます。皆さんがそれらの問題についての知識を深め、考えるきっかけにしていただければと思います。

豊かな自然環境再生への道
香川県・豊島を中心に展開される瀬戸内海における環境保護活動

瀬戸内海に浮かぶ小島、香川県・豊島は、瀬戸内の美しい風景を構成する自然豊かな島です。瀬戸内にある1000余の島々に属するこの小さな、そして静かな島が、戦後最大級の産業廃棄物不法投棄問題(以下、産廃問題)を抱えた場所として、世の中に知れ渡ったのは1990年のことでした。その後約10年後に廃棄物の完全撤去・完全無害化への道筋を得ることになりますが、この出来事は自然豊かな、また自分たちの身近においても環境問題が深刻な問題として存在していることを世の中に問いかける事となりました。


はぎ取られ展示される産業廃棄物の土層


産業廃棄物処理施設内部

住民運動とボランティア活動の歴史

豊島の産廃問題は、日本中に多くの衝撃をもたらした出来事でありましたが、同時に地域住民の皆さんにとっては国や県など行政を動かした住民運動とそれを支えたボランティア活動の歴史ともいえます。現在、不法投棄場所に隣接する資料館では、人々の25年にわたる地域の方々の運動の足跡が展示されています。

住民運動とボランティア活動の歴史

豊島の未来 ~豊島のオリーブ畑と瀬戸内オリーブ基金の活動~

現在、豊島では廃棄物の完全撤去・完全無害化への道筋を得ましたが、この島の「自然環境」を取り戻す活動は終わったわけではありません。緑あふれる豊かな島を取り戻す、より困難な作業はまだ始まったばかりといえます。
豊島の自然再生を目的には、この問題で活躍された弁護団の皆さん、地元の皆さんが中心となり「瀬戸内オリーブ基金」が設立されました。本基金は不法投棄を出発点として、瀬戸内海周辺一帯を対象に緑化活動の助成を行うことを目的として、環境問題に積極的に取り組んでいます。基金では、樹木によってかつての瀬戸内海の風景を取り戻し、本当の意味で「豊かな」暮らしのできる場となることを目指しています。現在、豊島には多くのオリーブ畑が見受けられます。オリーブは産業廃棄物の島としての負の歴史からの「再生」の象徴的なものとなっています。

豊島の未来 ~豊島のオリーブ畑と瀬戸内オリーブ基金の活動~

アイランダー2008における 豊島・ミニ島の学校と「豊島は私たちの問題ネットワーク」の活動

2008年11月22、23日の二日間にわたって、「アイランダー2008」が東京・池袋にて開催されました。この催しは、全国の島が一体となって島のもつ自然・歴史・文化・生活などをアピールし、離島地域の活性化に資する目的で行う「離島」と「都市」との交流事業です。本年、この催しに「豊島」、および「瀬戸内オリーブ基金」も出展しました。豊島ブースでは、毎日新聞の高松支局の記者を招聘し、豊島での出来事についてのミニ「島の学校(講義)」を行い、また「豊島は私たちの問題ネットワーク事務局」の協力のもと、写真など産廃問題に係るさまざまな資料を展示し、この出来事が風化しないように、また多くの方に知っていただけるような企画が行われました。

アイランダー2008における 豊島・ミニ島の学校と「豊島は私たちの問題ネットワーク」の活動

島の住民とボランティアのみなさんによって現在も進行形で「環境」を取り戻すための活動が、さまざまな場所で展開されています。物理的な豊かさを求め邁進し、それが達成された20世紀。ただそこには同時に大きな問題も残されることになりました。この出来事を通して我々が自身の問題として学ぶことは多いのかもしれません。

豊島、および瀬戸内における環境保全活動にご興味のある方は、

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