ボランティア

トキ 大空へ

トキ放鳥される
2008年9月25日に佐渡島新穂地区で、国の特別天然記念物のトキの試験放鳥が行われました。トキが日本の大空を羽ばたいたのは、実に27年ぶりのことでした。
日本のトキの歴史
かつてトキは、北は北海道から九州・沖縄まで日本全国に村々に生息する鳥でした。しかし乱獲や開発によって明治以降激減し、とうとう野生のものは日本の空から姿を消してしまったのです。
保護活動の歴史 放鳥 前夜
その後、個数激減への危機感から佐渡トキ保護センターを中心に、保護と野生への復帰を目指す活動が行われることになりました。ところでトキの保護活動は当センターでのみ完結したものではありませんでした。地元の人々や、多くのボランティア、行政などトキを護っていきたいと願う多くの人々の協力・ネットワークにより展開されてきたのです。途中日本産のトキが失われるといった悲しい出来事もありましたが、中華人民共和国より新たにトキ(種は日本産と一緒)が友好の証として送られ、この活動は日中共同の思いとして継続されることになりました。そしてすでに亡くなられた方も含めてこの活動に携わってきた多くの方の、さまざまな思いが結実するこの試験放鳥を迎えたのです。
試験放鳥 当日
放鳥当日は新潟県内のみでなく、この記念的行事のために日本中から多くの人々が来島しました。皆が見護る中、皇族や、在日中国大使、関係者、そして地元の小学生たちの手により10羽のトキが大空に放たれました。トキは外から見ると白い鳥ですが、大空を羽ばたく姿を下から望むと、うすピンク色の、なんとも形容し難い美しさの“朱鷺色”に見えるのです。
トキの保護活動 ボランティアの活動
写真はトキ交流館です。試験放鳥されたトキには発信機が取り付けられ位置情報が刻一刻とコンピューターに届けられてきます。トキの行動をモニタリング・解析して、環境整備へ役立てるそうです。
その後
放鳥から一ヶ月が過ぎた10月26日に、佐渡島から80kmはなれた新潟県内でトキらしき鳥が発見されて人々を驚かせました。環境省は「2015年には野生にトキが60羽暮らしていること」という目標を立てています。じっくりゆっくりと種としての野生の感覚を取り戻してほしいと感ずる一方、日本中の空にトキが羽ばたくのが当たり前のようになる日が来ることが切望してやみません。
興味を持った皆様
トキの保護活動に興味のある方は、佐渡トキファンクラブ(http://toki-sado.jp/fanclub/)をご覧ください。佐渡トキファンクラブは「トキと人間がずっといっしょに暮らせる佐渡をつくること」を目的に設立されています。「佐渡にてボランティア活動を行ってみたい」また「もっとトキの保護活動に関して詳しく情報を知りたい」という方は、上記のURLをご覧ください。
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