通信制大学には個性的なプログラム、カリキュラムを持った学部・学科が揃っています。探し始めたら迷ってしまうかもしれません。ここではどうやって選んでいくか、いくつかの進め方を見ていくことにしましょう。

■ 学びたいことを書き出すことから始める選び方

社会人が学びたいと感じていることは、高校生の時とは大きく違います。まずは何を学びたいかを明確にするのが一番です。まずはA3判ぐらいの大きな紙を用意して、「なりたい自分」像をああでもない、こうでもないと書いてみましょう。

例えば同じ経営について学ぶにしても、今の会社で成長したいのか、起業したいのか、人脈がほしいのか、いろいろな目標があるでしょう。また、プレゼンテーション力や財務分析力等、身に付けたい「武器」もさまざまです。今の自分に欠けているもの、伸ばしたい能力を書き出してみて、そこから出てきた言葉を「通信制大学 プレゼンテーション」といった組み合わせ検索をしてみると、自分にあったプログラムを発見することができるでしょう。

■ 取りたい資格から始める選び方

専門性の高いカリキュラムが用意されている通信制大学。取得できる資格も多種多様です。教員、栄養士、図書館司書等々。今の仕事から次のステージにキャリアアップするときに重要となる資格を検討するのも選び方の大きなポイントです。各大学の資料やホームページを比較して、どんな資格が取得できるかを忘れずに把握しておきましょう。

■ 出会いたい人から始める選び方

通信制大学ではスクーリングやインターネットで多くの仲間と出会えるものです。漫然と大学へ入学してきたのではなく、その分野をぜひ身に付けたいと思っている学生たちと出会うこともできます。今の自分とは違う、面白い学生たちが集まっていそうな学科を探してみると、ほかでは絶対に得られない人脈が手に入るでしょう。

教授陣の顔ぶれも通信制大学の選び方の大切なポイントです。その分野の現役トップランナーが講師をつとめていることも少なくありません。この先生から学びたい、この教授と議論したい。そんな大学選びができれば素晴らしいのではないでしょうか。

■ 続けられる仕組みを見つける選び方

個性的で工夫たっぷりなのが通信制大学のカリキュラムです。興味をもって取り組める授業やモチベーションを維持して卒業まで続けるためのサポートを用意している大学を見つけたいものです。

自分に適した分野の大学の資料を複数取り寄せてみましょう。比較したいポイントはスクーリングの有無や学費のサポートプログラム等が考えられます。その大学にどんなプログラムがあるのか、特長は何か、じっくり比較すると良いでしょう。


通信制大学についてゲーム形式で学ぼう!

選択した内容に応じて分岐する「インタラクティブ動画」です。通信制大学研究所の上原教授と本村研究員が通信制大学の気になるポイントを詳しく解説します。