通信制大学や通学制の大学を卒業すると「学士号」の学位を授与されます。一般的な通信教育プログラムとの大きな違いはここにあります。学んだことが履歴書に残る。これはキャリアアップを考える社会人や、これから新卒で就職をめざす方には魅力です。

学士とは、４年制大学を出た人に与えられる称号です。

学士号を履歴書に書くなら「令和5年3月 学士（○○学）の学位を取得」と書きましょう。高校等を出て一旦社会人となった人にとっては、通信制大学で根気強く学んだ証が、その後の人生を変えることにつながるでしょう。また、２つ目３つ目の学士号となれば、それだけの専門性と幅を身に付けた人ということを社会に伝えることができるでしょう。

これからは、どの分野の学士号をいくつ持っているかが、自分の強みをアピールする方法のひとつといえるかもしれません。学位を複数を持っていることは、深い専門性と幅広い知見の証と考えられるようになってきています。実際に学士を取得することを目標として、一生勉強を続けるとがんばっている人たちも増えているのです。

今、ステップアップを考えている社会人なら、久しぶりに履歴書や職務経歴書を書いてみるのがお勧めです。転職や独立を考えていない人でも、今の自分がどんなバリューを持っているのか、チェックするのに役立ちます。書いた履歴書を冷静に眺めてみれば、次に何を勉強する必要があるかを考えることができそうです。

もちろん通信制大学では希望すれば教員資格や図書館司書等の資格も取得できる課程が用意されているところも少なくありません。なかにはその資格を取得するために必要な授業だけを最短時間で取得できる学校もありますから、ぜひ取りたい資格がある場合には履修パターンをしっかり調べましょう。