
IT総合学部の英語名はFaculty of Information Technology and Businessです。英語名のほうが学部の教育理念をより明確に示していると思います。文字通り、学生一人一人がITとビジネスの両方の分野をバランスよく修得し、さらにそれぞれの分野で専門知識やスキルを身につけることができる学部です。
それをさらに前進させる目的で2011年度から入学される学生の皆さんには、カリキュラムを一新しました。まず、1年次ではテクノロジーとビジネスの両方の分野で基礎学力を身につけてもらう目的で、コンピュータやインターネット、数学や統計、法律や経済・経営についての基礎科目を必修としました。また、これらの必修科目は、それぞれの分野の専門科目すべてにおいて履修前提科目ともなります。2年次においては、テクノロジーとビジネスの両分野で自由に履修できる一般的な専門基礎科目を履修すると同時に、これらの科目を履修することで、いよいよ自分の進むべき「コース」を定める準備をしてもらいます。そして、3年次では「テクノロジーコース」と「ビジネスコース」のいずれかに進み、それぞれのコースで用意されている重点テーマを「プログラム」として選択します。
コース・プログラム制が、科目履修の自由度を制限する印象をもたれる人もいるかもしれません。ところが、実態は全く異なります。コースやプログラムにまたがる科目の一覧をご覧いただくと分かりますが、必修・選択必修ないし選択科目の分類は異なるものの、ほとんどの科目がすべてのプログラムで卒業単位として認められています。各コースやプログラムを選ぶことで、履修すべき科目を網羅して、卒業時には修得したスキルセットや専門分野をより明確に宣言できるようになります。2010年度までに入学された学生の皆さんも、新カリキュラムの科目を自由に履修することができます。また、既に修得した単位数や科目によっては、新カリキュラムへの移行が可能なプログラムも用意しました。
さらに、2011年度からは皆さんの履修計画の策定から学習進捗を支援するために体制も強化しました。これまで科目担当であったメンターをTA(ティーチング・アシスタント)とし、学生ごとの履修上の課題や進路についての支援を行うLA(ラーニング・アドバイザ)を新たに置きました。LAの役目は、皆さんの日々の学習上の課題の解決や履修実績にもとづいて、中長期的な履修計画の軌道修正を行いながら、卒業に向けての学習活動を支援することにあります。このTAとLAによる「科目担当」目線と「学生担当」目線の二次元的支援体制で皆さんの履修活動を卒業まで支援していきます。
学習システムも、2011度中に大きな改善を行っていきます。大学ホームページ等でご存じの通り、正科生の皆さんには、Apple社製iPad 2(3G+Wi-Fiモデル)を大学が通信費を負担して無償貸与します※。これは言うまでもなく、昨年度来から進めていたサイバー大学のiPhoneやiPadによるモバイルラーニングを単位認定できる学修環境として整備していく上で大きなステップとなります。2012年度からの本運用を目指して、今年度中に数回にわたり、いくつかの専門科目の授業コンテンツを使って実証実験を行っていきます。また、iPadだからできる様々な学習資料やコミュニケーションの方法も合わせて模索していきたいと考えています。
このようにIT総合学部では、皆さんのカリキュラム、履修サポート、学習システムと様々な局面で皆さんの学習効果と履修環境の向上を図っていきます。
※ 本学は単位制(単位ごとに学費を支払う制度)の通信制大学であるため、貸与には履修単位数など一定の条件を設けます。
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プロフィール
川原洋1954年東京都出身、 Sc.D.(Doctor of Science・工学博士)
MOT(Management of Technology)、 インターネットメディア技術
1984年マサチューセッツ工科大学工学部博士課程修了後、多国籍資源探査企業であるシュルンベルジェ・ワイヤーライン部門から、IT業界へ移動し、新日鉄情報通信システム株式会社(現 新日鉄ソリューションズ株式会社)、ロータス株式会社(現 日本アイ・ビー・エム株式会社)を経て、2000年4月、ソフトバンク・イーシーホールディングス株式会社(現 ソフトバンクBB株式会社)に技術担当執行役員として入社。以来、ソフトバンクグループ内の様々な新規事業会社のCTOを歴任。2007年4月サイバー大学IT総合学部専任教授着任。学内システムでは本人確認システムの開発やiPhone、iPadによるモバイルラーニングシステムの開発に従事。2011年4月、サイバー大学IT総合学部長就任。





















