1985年から10年間、わが国で最初のインターネット国際接続を担当した。 その後、科学技術庁の省際研究情報ネットワーク管理を経て、アジアを取りまとめるAPAN(エーパン)を組織化した。 米国政府NSFに対する提案書を執筆・編集、日米間の研究ネットワーク接続(現在10ギガビット/秒)基金を獲得している。
学生へのメッセージ
インターネットで世界が結ばれ、国内外の出来事や製品が瞬く間に自分の生活に影響を与えるようになりました。 つまり、本学で学ぶ皆様の行動・報告・研究活動も容易に世界に知らされ、評価されるようになったということです。 インターネットで学ぶ本学の特長を活かし、疑問に思う点をまず検索、調査・質問し、自分の知識としてまとめ、新しい疑問や課題に立ち向かう勇姿を世界に発信してください。
担当科目
インターネット入門
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本科目では、インターネットが誕生するまでの歴史を通じて、情報の表現方法や伝送技術の基礎を理解する。次いで、インターネットを構成する機器(クライアント、サーバ、ルータ等)が果たしているそれぞれの機能を学ぶ。さらに、代表的なインターネット応用例としてWebとメールを取り上げ、これら機器の動作を規定するプロトコル(通信規約)の役割を理解する。最後に、インターネット技術が携帯電話を含むさまざまな通信サービスの基盤となっていることから、これらのサービス標準化を推進している国際標準化団体とその活動概要について学ぶ。 |
インターネット技術II
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本科目では、「インターネット技術Ⅰ」を受講済みの学生を対象として、主要なプロトコルを選択し詳しく学び、これらがインターネットの高信頼化、高性能化、大規模化に貢献してきたことを理解する。具体的には、ネットワークの状態に応じてパケットの転送経路を決める経路制御プロトコルの動作を理解すると共に、データの中継を担うスイッチング技術について学ぶ。さらに、固定電話、携帯電話、映像配信等の様々なサービスを一つのIP網で転送するための、セキュリティ強化やIPv6プロトコルを採用した、新しいネットワーク基盤NGNについて理解する。 |
次世代インターネット
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本科目では、まず次世代インターネット技術の研究開発を推進している複数団体について、それぞれが描く未来像を概説し、次いで、インターネットの歴史・基本・大規模対策等の、未来予測のための基礎知識を学ぶ。さらに、現在のインターネットが持つ様々な課題を理解し、これらの課題を解決するために研究されている次世代IPプロトコル等について学ぶ。最後に、次世代インターネットを実現するための技術課題を概説した上で、わが国や欧米諸国、および国際標準化団体が推進している研究プロジェクトを理解する。 |
教員データ
| 教育能力に関する事項 |
1.教育方法の実践例 1)電気通信大学、特別講義 1987年 6月 「高度データ端末システム」について実務家の立場で特別講義を行った
2)早稲田大学理工学部後藤ゼミ特別講義 2003年10月 「次世代インターネット」について特別講義を行った 2.作成した教科書,教材 1)「電子情報通信学会ハンドブック」 1998年11月オーム社 電子情報通信技術の全体的知識を広げる役割と、高度化する専門の技術を担当する技術者のための高度な知識を深化させる役割について有識者の一人として著した
2)「インターネット入門」 2001年 3月 岩波書店インターネットがどう機能しているのかという基本事項について解説
3)「インターネットのすべて」 2003年 8月 電波新聞社インターネット運用管理者用に書き下ろし
3.教育上の実務経験 JCRNセミナー 1992年 3月 |
| 職務実績に関する事項 |
1)郵政省「日本におけるインターネット事業に関する検討会」委員 1992年 7月
2)科学技術庁 省際研究情報ネットワーク 1994年 経路制御分科会主査
3)KDD社内講演会 1996年 5月 「インターネットの現状と将来」について講演
4)日本学術振興会産学協力研究委員会 1996年 7月 インターネット技術第163委員会ITRC発起人
5)科学技術庁主催「シンポジウム'96 明日をめざす科学技術」 1997年 2月 「省際ネットワークにおける経路制御の研究」
6)郵政省国際部国際協力課主催 APT(Asia Paciffic Telecommunications)研修 1997年 3月 「インターネットコース」において「Internet Technology」についての講師を担当。日本APAN連絡協議会 事務局長 |
| 研究テーマ |
商用インターネットでは実現できない、超高速研究教育インターネットのトポロジー研究、ネットワーク技術の研究、構築・運用活動を通じて、次世代インターネットの研究開発とスムースな展開を図る研究活動を推進している。 |
| 学会・社会活動 |
・1997年~ APAN NOCディレクタおよびAPAN日本支部事務局長 ・2008年 JPNIC理事 ・2009年~ インターネット協会 評議員 |
| 研究活動又は実務経験 |
わが国のインターネット誕生から現在の研究教育ネットワークまで、国際インターネット活動をリードし続けている。 とりわけ、アジアの全ての研究教育ネットワークを取りまとめ、米国と欧州に対して、アジアが対等な立場で国際協調できるための努力を続けている。 この間、日本語ドメイン名の利用を可能とした、国際化ドメイン名の管理方式を提案、中国・韓国・台湾の賛成を得て、同方式はIETFおよびICANNで標準化され、運用されている。 |
| 研究業績【著書】 |
1.インターネット&マルチメディア絵とき用語事典 共著 1995年10月 オーム社
2.電子情報通信ハンドブック 共著 1998年11月 オーム社
3.情報通信活用事典 共著 2000年6月 産業調査会 事典出版センター
4.インターネット入門 共著 2001年3月 岩波書店
5.インターネットのすべて 共著 2003年8月 電波新聞社
6.電子情報通信技術史 共著 2006年3月 コロナ社 |
| 研究業績【論文】 |
1.パソコン通信の国際化 - 電子メールによる情報検索 単著 1993年5月 情報通信学会誌 Vol.11 NO.1 pp26-27
2.インターネットの特徴と展望 単著 1994年5月 日本データ通信 Vol.77 pp35-44
3.Internet2と次世代インターネット 単著 1998年5月 電子情報通信学会誌
4.インターネットにおける国際精算 共著 1998年7月 情報処理学会誌 Vol.39 No.7 pp658-662
5.APAN - Asia-Pacific Advanced Network 共著 2000年1月 PTC2000
6,APAN東京XPの構築と送信元アドレスをもとにした経路制御手法の評価 共著 2002年8月 電子情報通信学会論文誌B
7.International Collaborations over Advanced Networks 共著 査読あり 2007年6月 Journal of eHealth Technology and Applications pp158-163
8.学術ネットワークの国際化 共著 査読あり 2009年5月 電子情報通信学会誌 Vol.92 No.5 pp366-372
9.APANの提供する"サービス" - ネットワークとそのコミュニティ - 共著 2010年9月 電子情報通信学会技術研究報告 Vol.110 No.206 pp3-7 |
| 研究業績【その他】 |
1.TansPAC:A High Performance Network Connection Research and Education between the vBNS and the Asia-pacific Advanced Network 共著 1997年8月 APAN
2.Joint Engineering Team (JET) Guidelines for internationalized Domain Names (IDN) Registration and Administration for Chinese, Japanese, and Korean 共著 2004年4月 IETF RFC 3743
3.海外のR&EネットワークとAPAN 単著 2007年1月 ADVNET 2007
4.アジアにおけるグリッドを活用したシステムのニーズに関する調査研究報告書 共著 2008年3月 財団法人 機械システム振興協会 pp16-30
5.InetClub - 最初の国際ISP - 単著 2008年3月 JPNIC Newsletter Vol.38 pp.17
6.アジアの通信史とAPAN 単著 2008年7月 ADVNET 2008
7.次期テストベッドへの期待 単著 2009年2月 JGN2plusテストベッドネットワーク推進ワーキンググループ
8.APANとNSF国際接続 単著 2009年6月 ADVNET 2009
9.APAN-JP & NOC Updates 単著 2011年8月 APAN-32nd Meeting |