上 幸雄
  • 教授
  • 上 幸雄  Ue Koo
  • 環境政策、環境保全技術、環境と社会、世界自然遺産、公共トイレ

早稲田大学教育学部地理歴史専修卒。在学中は探検部に所属し、国内では知床や北・南アルプスなどの登山、海外では「早大ナイル河全域踏査隊」に参加。卒業後、アラスカ、ミシガンで漁業に従事、五大湖の環境汚染を知る。帰国後、環境問題や百科事典の編集などを経て、1985年に日本トイレ協会を仲間と設立、2002年から理事長。2003年には、NPO法人山のECHOを設立、山・自然の調査、保全活動に関わる。技術士(環境部門)。

学生へのメッセージ

サイバー大学世界遺産学部へようこそ。既存の概念を超えた大学に挑戦しようとするあなた達にエールを贈ります。時間と場所の制約から解放されて自由に学ぶ権利を存分に活用してください。世界自然遺産を学ぶなかで、あなた自身が自然と何を語るか、を見つけてください。自然遺産はそれを与えてくれると思います。目的意識を明確に持った学生たちの仲間に、あなたが加わることを期待します。

担当科目

自然遺産概論
科目紹介
自然と人類が織り成す世界遺産の場面でも、観光とトイレの問題が取りただされるようになりました。自然遺産学概論では、富士山が自然遺産になれない理由としてのトイレ・ゴミ問題などを取り上げるとともに、世界各地の事例や制度を紹介し、自然遺産学、自然環境学、環境トイレ学の3つの学問分野の関係を学びます。
自然遺産基礎演習
科目紹介
世界遺産自然遺産の制度、歴史的経緯、その国際的位置づけと役割について把握し、全体像としての理解を求めます。その上で、(1)日本における世界自然遺産と自然公園とのちがい、(2)自然遺産の価値と保護する意味、(3)自然遺産の利用のあり方などについて課題を与え、深い素養を身につけることを目指します。
自然遺産学講義
(保護と利用の現状)

科目紹介
国内外の世界自然遺産の自然環境としての特性把握を通して、保護と利用の現状、条約と国内法等について紹介し、研究テーマの組み立て、手法の習得につなげる。自然環境でのトイレ整備・し尿処理に関する政策論・技術論についての基礎知識、現場で活かせる応用力も身につける。
自然遺産学演習
(自然環境の保存と利用)

科目紹介
世界自然遺産の意義についての理解を前提に、自然環境の保全と利用に関する研究や実務に携わる素養と応用力を身につける内容とする。文献検索、フィールドワーク、論考をまとめる手法などを通して、課題提出を討論を求め、研究手法と発表能力、実践力スキルアップをめざす。

教員データ

研究テーマ

世界自然遺産が地域の自然保護から地球環境の改善につながることに関する実証的研究、トイレ・衛生問題と自然環境保護との関係に関する研究、およびトイレなき26億人に対する衛生環境の改善など。

所属学会

比較文明学会、環境福祉学会、廃棄物資源化研究会、国立公園協会

学会・社会活動

・1993年4月~1995年3月 東村山市廃棄物減量化推進審議会委員

・1993年4月~現在 特定非営利活動法人 地域交流センター理事

・1998年4月~2009年3月 (財)国立公園協会評議員

・2000年4月~2002年3月 環境省南関東事務所富士山山頂施設再整備検討委員会委員

・2002年4月~2004年3月 長野県信州山岳環境保全のあり方研究会委員

・2003年4月~2004年3月 国土交通省河川公園のトイレを考える懇談会委員

・2003年4月~2005年3月 群馬県ぐんまビジタートイレ認証制度委員会委員

・2003年10月 屋久島世界自然遺産登録10周年記念シンポジウムの企画・運営

・2004年4月~2005年3月 鹿児島県屋久島世界自然遺産施設整備検討会委員

・2006年4月~現在 東京都福祉のまちづくり検討委員会特別委員

研究活動又は実務経験

世界自然遺産関連事業における実務

・1996年8月 世界自然遺産地域としての屋久島での調査研究および施設整備事業

・2003年10月 屋久島世界自然遺産登録10周年記念シンポジウムの企画・運営、パネルディスカッションのコーディネータ担当

・2004年4月 鹿児島県屋久島世界自然遺産施設整備検討会委員、屋久島世界自然遺産の保全・資源利用に関する事業に関する実務担当


自然環境保護運動の展開と省庁による補助制度の創設への貢献

・1987年4月~現在 「山のトイレさわやか運動」の展開と補助制度の創設への貢献

・2002年~現在 『道の駅』の提案と普及

・1999年~現在 「学校トイレフォーラム」およびその関連活動と補助制度の創設への貢献


地域づくり・自然環境分野における調査研究
1984年4月~現在

1.乾電池の廃棄物での水銀問題の改善

2.廃棄物資源化に向けての分別収集システムの導入

3.天竜川流域での上下流交流と河川環境の改善

4.鬼怒川・小貝川流域の河川環境改善と地域活性化の推進

5.全国駒ケ岳の自然環境の保全と利用の促進

6.山岳湖沼における自然環境の保全と観光資源としての活用の促進

7.屋久島での世界自然遺産としての自然資源と施設整備の提案と実践事業

8.山岳地および河川・河川公園におけるトイレ整備とし尿処理の適正化の推進

9.途上国におけるトイレ環境の改善と支援方策

10.トルコの自然遺産地域における施設の整備と管理に関する調査

シンポジウム、研究会等の企画、運営
1984年4月~現在

1.廃棄物資源化研究会

2.全国リサイクルネットワーク会議

3.河川シンポジウム

4.全国駒ケ岳サミット

5.全国山岳湖沼サミット&フォーラム

6.屋久島世界自然遺産登録10周年記念シンポジウム

7.山と自然のシンポジウム

8.全国トイレシンポジウム

9.国際トイレサミット

10.学校トイレシンポジウム

11.災害とトイレ研究会

12.トイレ・水循環国際シンポジウム(第3回世界水フォーラムセッション)


海外事情調査等

・1989年 「第1回ヨーロッパトイレ事情調査団」

・1997年 「中国公共トイレ事情調査団」

・2001年 「第1回日韓トイレフォーラム」


行政機関における調査

・1996年8月~現在 世界自然遺産地域としての屋久島での施設整備、世界遺産候補地を含む山岳トイレ整備、公衆トイレ整備、グリーンツーリズムなどに関する調査研究

研究業績【著書】

1.環境問題の最前線シリーズ3 やさしい乾電池問題
共著 1985年3月 地域交流出版

2.九州の川-河川とまちづくりの調和をめざして-
共著 1987年3月 地域交流出版

3.生涯学習としての環境教育
共著 1992年11月 国土社

4.観光地づくりの実践3
共著 1999年7月 (社)日本観光協会

5.トイレのなぞ48
共著 2001年10月 草土文化

6.どうする山のトイレ・ゴミ
共著 2002年6月 大月書店発行 日本勤労者山岳連盟編

7.災害時の水利用~飲める水・使える水~
共著 2002年11月 (社)空気調和・衛生工学会

8.ウンチとオシッコはどこへ行く
単著 2004年12月 不空社

研究業績【論文】

1.山岳湖沼の組織作りと環境改善の動向
単著 2001年7月 国立公園No.595

2.山岳観光地におけるトイレ設備・し尿処理
単著 2001年9月 水環境学会誌9月号

3.山岳トイレ改善活動の成果と今後の展望
単著 2002年6月 技術士6月号

4.途上国におけるトイレ問題とその改善事例
単著 2003年2月 下水道協会誌Vol.40 No.484

5.山岳トイレの研究報告
共著 2003年3月 国立公園No.611

6.日本と世界のトイレ事情-トイレからの社会改革-
単著 2004年9月 月刊浄化槽9月号

7.山の自然環境問題(トイレ)に対する取り組み
単著 2004年3月 登山研修Vol.19

8.山の自然活用と施設整備の方向―防災、教育、健康に山の自然を活かすために-
単著 2005年3月 登山研修Vol.20

9.緊急報告:新潟県中越地震のトイレ事情と若干の考察
単著 2003年2月 空気調和・衛生工学 Vol.79 No.2

10.子どもを自然の中に帰したい~ふるさとの山を子どもの自然体験の場に~
単著 2003年5月 山岳文化2005年3号

11.建物用途別の事例(6)震災・災害時のトイレ
単著 2003年3月 空気調和・衛生工学 Vol.79 No.3

12.山岳自然環境におけるトイレ整備と浄化技術
単著 2007年3月 国立公園 通号652 pp.20-23

13.山岳トイレ実証モデル事業
単著 2008年10月 浄化槽 通号389 pp.8-12

研究業績【その他】

1.公衆トイレの改善とメンテナンスの方法
単著 1991年11月 講演

2.トイレのネットワークが活力ある地域をつくる
単著 1996年6月 「道路」1996年6月号 664号50頁 特集記事

3.とやま国際トイレシンポジウム'96について
単著 1997年10月 トイレ・衛生問題ワークショップ東南アジア地域会議

4.トイレ整備とユニバーサルデザイン
単著 2000年1月 観光バリアフリーフォーラム奈良(奈良市)

5.下水道は21世紀に生き残れるか~トイレの視点からの提言~
単著 2000年4月 月刊下水道Vol.23 No.5

6.日本トイレ協会の組織と活動
単著 2000年9月 第1回韓日トイレフォーラム2000

7.基調講演
単著 2001年3月 日本全国「美厠(みかわや)シンポジウム」

8.きれいなトイレは、人を、社会を変える
単著 2001年4月 月刊フィランソロピー2001年4月号

9.富士山は世界遺産になれるか-Part 2 環境問題の視点から考える-
共著 2001年5月 富士山クラブ 東京シンポジウム、YMCA アジア青少年センター「スペースワイ」

10.公共の場にトイレはなぜ必要なのか
単著 2001年6月 建築ジャーナル6月号

11.トイレで学校はよみがえる
単著 2002年 教育と文化2002年冬号

12.トイレがイメージをつくる時代
単著 2003年9月 建築ジャーナル9月号

13.屋久島の将来像を描き、世界自然遺産としての方向を提案します
共著 2003年10月 屋久島世界自然遺産登録10周年記念シンポジウム

14.大討論「ゴミ・水・森・観光」
共著 2003年11月 富士山5周年記念フォーラム、富士宮市民文化館

15.われらの富士山環境行動
単著 2003年11月 富士山5周年記念フォーラム、富士宮市民文化館

16.知床でも積極的な整備を
単著 2004年10月 知床の山のし尿問題を考える講演会、根室・羅臼町公民館。

17.公共トイレ改善運動の経緯・成果と今後の課題
単著 2005年5月 World Toilet Summit 05 in Shanhai

18.災害時のトイレ事情と対策の方向
単著 2006年4月 公共建築

19.途上国の衛生改善に向け、健全なトイレ・水環境をつくる
2007年2月 水と衛生に関するセミナー/日本水フォーラム

20.Experience in the improvement of toilets in Japan & the JTA's activities to support other countries
2007年9月 World Toilet Summit, 2007 New Delhi

21.自然遺産とトイレ問題
2007年10月 比較文明学会第25回大会

22.Japan Toilet Association's Experience on the Success of Raising Civic Awareness about Clean Toilet Campaign in Japan
2008年11月 National Toilet Expo & Forum, Malaysia

23.山岳自然公園でのトイレ選定とメンテナンス
2008年3月 秋田県自然公園管理委員研修会

学内プロジェクト研究所

世界遺産施設整備研究所(研究所所長)
2009年度~2012年度
世界遺産地域(候補地域含む)におけるトイレ整備の動向に関する調査研究

その他研究助成財団からの研究助成金採択歴

2004年度 独立行政法人環境再生保全機構 地球環境基金

・1989年8月 89デザインイヤー記念奨励賞受賞
・1996年8月 厚生大臣感謝状(阪神・淡路大震災における支援活動に対して)
・2003年4月 「みどりの日環境表彰」において環境大臣賞受賞


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