教員紹介
岩崎 好規
  • 岩崎 好規 Iwasaki Yoshinori
  • M.S., Ph.D., 工学博士
  • 遺産地盤学

京都大学で地球物理、カリフォルニア大バークレー校大学院で地盤工学を専攻、1975年にボロブドール遺跡修復に伴う斜面安定問題に関与し、1994年から日本国政府アンコール遺跡救済チームでアンコールにおける地盤や環境問題を調査。2004年ユネスコエキスパートとしてバーミヤーン修復に参加。

学生へのメッセージ

1960年に世界遺産保存の魁となったエジプトのアブシンベル神殿の移設や,1970年代のボロブドール遺跡の保存は,地質や地盤の問題と深く関わっています。遺産構造物の基礎を支える地盤や地形・地質に関連する地盤学を,できるだけ平易に解説して,皆さんと一緒に学んでいきたいと思います。ピサの斜塔は,どのようにして修復したのか?一般には知られていない保存修復の地盤学の有様をお伝えしたいと思います。

担当科目

地盤・地質・環境から見た
遺跡論
遺跡構造物の存在する地質や地盤の特性が遺跡保存に与えている影響を、エジプトにおける塩分を含んだ地下水、マチュピツの地すべり、ベニスの軟弱地盤、ピサの不等沈下などを紹介する。アンコール遺跡、メキシコの大聖堂、ピサの斜塔などの傾斜構造物の修復事例などから、遺跡の地盤や基礎の目には見えない部分のAuthenticityの問題を考える。アンコールにおける修復事例における石積み構造と盛土の崩壊機構、日本における”たたき”と呼ばれる”消石灰混合処理盛土”の適用とその応用事例を紹介する。また、アンコールにおける地下水揚水問題を例として、遺跡周辺の水環境問題を述べる。

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