
サイバー大学の世界遺産学部は、世界遺産を始めとする歴史・文化・自然遺産などを「学び」(調査・研究・教育)、「護り」(保存・修復)、「残し」(記録・アーカイブ)、「活かす」(観光・活用)ことを通じて、自然と人間の営みを明らかにし、人間の尊厳性を高める教育と研究を行うことを目的としています。
本学部が掲げる目的の達成へ向けて、世界遺産条約に示された理念や意義、歴史的な背景、遺産の地理的な状況、人類史的な価値、さらにその保存・活用の問題などを検証するためのカリキュラムが用意されており、歴史学、考古学、美術史学、文化財科学、建築学、観光学、アーカイブズ学、宗教学、自然科学など、広い範囲で世界遺産を横断的、かつ学際的に学べることが特色となっています。そしてこれらの教育研究活動を通じて、日本や世界の地域社会の発展に寄与し、社会的な貢献を行うことを使命としています。
これまでの人類の歴史を振り返れば、民族紛争や開発行為などの人為災害、そして地震や台風などの自然災害により、世界各地の数多くの貴重な文化遺産や自然遺産が失われ、今なお深刻な危機にさらされているものも少なくありません。かけがえのない地球、そして偉大なる先人が築いた世界遺産は、国境を越え、世界規模で護り伝えていくべき人類共通の財産です。われわれ人類が、地球環境を護りながら、なおかつ持続可能な人類社会の発展をどのように図っていくのか、そして来る未来をどのように生きていくのか。それらの難題に貴重な示唆を与え、また考えるヒントを与えてくれるものが、先人の知恵と祈りが凝縮された世界遺産であるといえるのではないでしょうか。
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プロフィール
小野 邦彦工学博士。早稲田大学の助手、講師を歴任した後、サイバー大学へ転任。東南アジアの建築史および文化遺産保存学を専門とし、2002~06年まで日本国政府アンコール遺跡救済チームによるカンボジア・アンコール遺跡の保存修復プロジェクトに参加。また、2006年からは、ジャワ島中部地震で被災した世界遺産プランバナン遺跡群の修復協力ならびに地震被害と修復に関する研究プロジェクトに参加し、被災文化遺産の復旧支援に従事している。2011年4月、サイバー大学世界遺産学部長(教授)就任。



















