世界遺産学部の専門科目は、4年間の教育課程における中核をなすものです。全科目とも専任教員を配置しており、専任教員は原則として基礎講義、基礎演習、専門講義、専門演習、卒業研究のすべての科目を一貫して担当します。
世界遺産学は人類の過去だけでなく、現在の地域社会と緊密な関係をもつ学問であるため、十分な研究業績・教育経験と、最新の動向を反映した実務経験をもった教員が指導に当たります。各科目を担当する教員は、従来の学問分野の枠にとらわれず、考古学、美術史学、文化財保存科学、建築学、観光学、環境学、アーカイブ学など多分野の専門家によって構成されています。
開講科目
現在開講している世界遺産学部の基礎演習は、下記のとおりです。なお、下記以外の科目についての最新の詳細は適宜当サイト上で公開します。




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文化遺産保存学基礎演習
科目紹介
文化遺産保護の国際貢献を将来考えていくうえで今後必要となる基礎的な目を養うことを目的に、文化遺産の保存と修復について、実際に身の回りにある遺跡でどのような処置がとられているかを自分の目で見てレポートしてもらいます。
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青木 繁夫 |
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建築学基礎演習
科目紹介
様々な世界遺産建築が建造された意図や用いられた技術を知り、美的・空間表現的・機能的観点といった多様な見方を学習します。3次元空間内の立体として存在する建物を図面として表現する手法も学びます。
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西本 真一 |
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自然遺産基礎演習
科目紹介
世界遺産自然遺産の制度、歴史的経緯、その国際的位置づけと役割について把握し、全体像としての理解を求めます。その上で、(1)日本における世界自然遺産と自然公園とのちがい、(2)自然遺産の価値と保護する意味、(3)自然遺産の利用のあり方などについて課題を与え、深い素養を身につけることを目指します。
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上 幸雄 |
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文化における国際機関の役割
科目紹介
国際紛争の解決を使命とする国際機関が、なぜ文化活動にまでに関わるのか、具体的な事例(アスワン・ダム建設、アンコールワットの修復、バーミヤンの大仏破壊、アレクサンドリアの海底遺産等)の研究を通して学びます。学生が取り上げた事例をWeb上で発表し、討議します。文化遺産保存における日本の貢献も分析します。
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松本 慎二 |
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エコツーリズム基礎演習
科目紹介
エコツーリズムの歴史・社会経済的背景、エコツーリズム・サイトの構築と管理、マーケティング上の課題について、それを推進している国立公園や世界遺産・里地・里山の事例を具体的に調査・研究発表し合うことにより、エコツーリズムの現状、基礎理論、技法を学びます。
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高梨 洋一郎 |
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中国古代文化基礎演習
科目紹介
世界遺産学・考古学を専攻しようとする学生に対して、必要最低限知っておくべき中国考古学の事項(遺跡・資料・研究者など)について関係資料を交えながら概述します。中国古代文化を学び研究を進めていく上で、必要な方法論を解説しながら、中国考古学の学史的な文献(日本語文献・中国語文献)を紹介します。
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小柳 美樹 |
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インド・東南アジア世界遺産基礎演習
科目紹介
学生自身がインド・東南アジアの世界遺産を「調べる」ことが最大のテーマです。研究対象となる遺産は学生が自由に選定し、どこに、誰が、いつ、何のために作ったのか、背景や現代の評価といった点について、自分なりの意見や疑問点を発表し合います。
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黒河内 宏昌 |
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西アジア文明学基礎演習
科目紹介
西アジアに存在するさまざまな文化遺産を理解する上で必要な基礎知識を養うために、先史時代からイスラーム時代までを対象とし、1)地理的環境、2)民族・宗教、3)考古学的調査を柱として演習を実施します。
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西山 伸一 |
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エジプト学基礎演習
科目紹介
エジプト史上の重要人物、エジプト学研究史の重要項目について発表し合います。多様な視点からエジプト文明研究の基礎と学史を学び、より深く学ぶ素養を身につけます。発表に先立ち、考古、美術、文献史学、宗教、言語、文学といった研究領域と手法を概観します。
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菊地 敬夫 |
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建築文化論基礎演習
科目紹介
海外の世界遺産(文化遺産)を対象に、授業で学んだ様々な建築文化をより深く掘り下げます。気候、文化、社会的背景と建築との結びつきを探します。風土の力を再発見し、様々な知恵や工夫が建築文化を支えていることを再認識します。
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柏木 裕之 |
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アーカイブ学 映像論基礎演習
科目紹介
基礎演習では、撮影・編集作業の体験を通じて映像制作のワークフローを理解する。本演習では、定められたテーマに基づき受講生が撮影・編集し提出したショートビデオに対するコメントおよび質疑応答をWeb上で展開し、映像制作の基礎知識を取得していく。また、映像アーカイブズの現状と将来像を理解するために、多彩な映像媒体の特徴の理解を深めるための演習も行っていく。使用機材は、学習者の所有するカメラとし、その仕様報告も学習の一環とし、映像のデータ化、アップロードの方法を指導する。
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朝田 健治 |
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アーカイブ学 コンテンツ論基礎演習
科目紹介
本演習では、Web上で公開されている文化遺産関連のデジタルアーカイブの実例を紹介し、コンテンツの構築から管理、運営、活用にいたる流れを把握することを目的とする。具体的にはシルクロード文化遺産に関するデジタルアーカイブと、中国考古学のデジタルアーカイブを取り上げる予定。特に、情報処理技術をもつ情報系研究者と、コンテンツに関する専門知識を有する人文系研究者との連携、また多言語化と国際共同開発・運営の必要性と課題などについて、基本的な知識と理解を得ることを目指す。
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大西 磨希子 |
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日本古代文化基礎演習
科目紹介
この授業は「日本古代文化概論」と並行して履修するか、すでに単位習得済みの人が選択することが望ましい。この授業では「日本古代文化概論」の1回ごとのテーマにそった課題を提示するので、これについてレポートを作成する。その回の「日本古代文化概論」のテーマに関連するものであれば、課題に拘泥する必要はない。レポートの作成を意識して講義を聞き、講義の内容を学生自らが深化させることを目的とする。
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高橋 信雄 |
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観光学基礎演習
科目紹介
観光を学ぶためには、観光を構成するさまざまな要素について基礎知識を修得することが必要であるが、それと同時に、観光の全体像とそのダイナミックな展開を見失わない努力が常に求められる。1970年代以降のマスツーリズムの発展が、グローバリゼーションの原動力となり、21世紀社会の基盤のひとつになったが、その一方で、インターネットの発展や旅行マーケットの成熟、さらには環境保全など社会的な要請が、観光に新たな局面を招いている。この演習では、観光の基礎知識を学び、現代社会の縮図とも言われる観光の現状と課題を明らかにしながら、その具体的な問題点について演習形式で理解を深め、専門科目への導入を図ることを狙いとする。
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宮内 順 |
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世界遺産基礎理学演習
科目紹介
文化遺産,自然遺産,複合遺産を問わず世界遺産の研究やその深い理解のためには,地球科学,生物学,化学,物理学などの理学の基本知識と分析手法は不可欠なものとなる.本基礎演習では(1)岩石,地層,遺跡の遺物の年代決定法とその事例,(2)石器や石造建造物の材料となった岩石の原産地,遺跡から産する青銅器,鉄器,金銀銅製品などの金属を産した金属鉱床を特定するためのに使われる化学分析手法とその事例(2)生態系の遷移や文明の興亡を支配する気候変動を高解像度で分析できる花粉分析法とその分析事例(3)遺跡の住人や家畜がどのような傾向の食べものを摂っていたかを骨試料の分析で明らかにする安定炭素同位体分析法とその事例(4)文明や遺跡を残した古代人の人種特性をあきらかにできるDNA解析法とその事例について文献資料を提示しそれらを解説しながら演習を行う。
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小澤 智生 |
アーカイブ学 制作論 デジタル・アーカイブ概論
科目紹介
知的財産の重要性がいわれるようになり、文化活動を支える人材として重視されだしたデジタル・アーキビストの役割を学ばせます。具体的には、放送・通信・教育・文化・芸能・生活文化・産業など広い分野で必要となるデジタルアーカイブ化の技能や知識を理解させます。
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澤井 進 |
世界遺産学部実習科目
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世界遺産実習(エジプト)
科目紹介
この授業は、世界遺産に登録されているエジプト・アラブ共和国のメンフィス地域での遺跡の保存および考古学的調査に関する実習である。エジプトでは世界遺産地域にしてされた地域においても、すべての遺跡が発掘されているわけではなく、とりわけ考古学的調査による遺跡の発掘および記録が重要な課題である。この授業では、遺跡の考古学的調査方法や世界遺産の保存の現状について実際の見聞や体験をとおして身につけることを目的とする。日本国内で事前学習を行った上で、現地に渡航し、2週間程度の発掘現場での実習を行う。受講者は、このフィールドワークを通じて、各自テーマを設定し、期末レポートを作成することとなる。
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吉村 作治 |
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世界遺産実習(ホンジュラス)
この授業では、中米マヤ地域ホンジュラスの西部に位置し、世界文化遺産に登録されているコパン遺跡において、考古学的発掘調査、石造建造物や発掘遺物の修復保存作業、発掘遺物の分類・分析法に関する実習を行う。その目的は、マヤ文明の世界遺産における発掘調査、修復保存活動に参加することによって、世界遺産を護り、活かす意義について実地に学ぶことである。まず日本国内において、事前に配信されるコンテンツを受講すると同時に、与えられた課題を通して、コパン遺跡の調査に関する概要を自己学習する。そののち現地に渡航し、現場での実習を行う。受講者は日本帰国後、課題レポートを作成し提出する。
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中村 誠一 |
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世界遺産実習(ホンジュラス・グァテマラ)
この授業では、まず、中米マヤ地域ホンジュラスの西部に位置し世界文化遺産に登録されているコパン遺跡において、考古学的発掘調査、石造建造物や発掘遺物の修復保存作業、発掘遺物の分類・分析法に関する実習を行う。その目的は、マヤ文明の世界遺産における発掘調査、修復保存活動に参加することによって、世界遺産を護り、活かす意義について学ぶことである。さらに、グァテマラに存在する3つの世界遺産(ティカル、キリグア、アンティグア)の視察やその他のマヤ遺跡の視察、博物館の視察を通して、その現状や問題点、地域住民や各国政府の世界遺産保存と観光開発の取り組みについても学ぶ。受講者は、まず日本国内において、事前に配信されるコンテンツを受講すると同時に、与えられた課題を通して、各マヤ遺跡の調査に関する概要を自己学習して学ぶ。そののち現地に渡航し、現場での実習を行う。受講者は日本帰国後、課題レポートを作成し提出する。
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中村 誠一 |
- [注]
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※ 「世界遺産学部実習科目」の履修により修得した単位は学則第39条に定める卒業要件124単位の内に含まれません。
※ 科目内容はシラバスの概要です。
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